自動車売買

新車を買う場合はディーラーからの購入となります。中古車の売買は、中古車販売業者との取り引き、および個人(素人)間取り引きの2つに分けられます。ここでは中古車販売を中心に紹介します。比較的短期の滞在であれば中古車を多くの場合購入することになりますが、長期の場合はメンテナンス費用のことを考えると新車を購入するという手もあります。

国際免許の方へ

2019年現在、渡米当日から車を購入できた例が報告されました。「中古車販売業者から買う場合」セクションの小坂さんの投稿をご覧ください。

  • 「2006年より車の購入(個人売買を含む)は国際免許では取り扱えなくなったそうです。2006年の9月には知人が国際免許で車を購入していますのでそれ以降のことと思われます。購入(個人売買を含む)にはPAの運転免許かPAのIDが必要とのこと(learner's permitでもいいかもしれません)。 AAAともう一つそういうことを取り扱う会社に行きましたが結果は同じでした。PAの運転免許またはPAのIDを取るためにはビザの有効期限が1年以上必要なので、1年のビザでこられる方はとにかくすぐに免許なりIDなりをとった方がいいでしょう。(しかし、 SSN をとるのにかなり時間がかかりますので実質1年ビザの人は車は所有できないかもと覚悟されたほうがいいかもしれません)もしくはそれを見越して最初から1年以上のビザを取るほうが安心だと思います。」(阿部 2007)

  • 「PAのIDは、Social Security Cardが無い場合は East LibertyにあるSocial Security Office で発行される Social Security Denial letter があれば申請できます。」(辻 Jul 2006)

  • 「車の登録時も売却時もPAのState IDでクリアできました。」(安部 2017)

買う時に気をつけること

相場の調べ方

KBB (Kelley Blue Book)にて調べられます。Excellent, Very Good, Good, Fair, Poorと車の状態に応じて値段が変わってきます。状態のチェックにはKBBのアンケート形式のフォームが使えます。

「日本と同じで、ディーラーで新車を買う場合は値引きをしてもらえると言われています。見積もりに余計なオプションや保証が入ってくることもあるので、注意深く確認してください。ローンのほうが値引きしてもらいやすいので、キャッシュで買う場合は最初からキャッシュかローンか言わず両方で見積もってもらったほうが良いです(ちなみにキャッシュといっても紙幣で払うのではなく、小切手での決済のことを指します)。ローンのAPR見積もりも交渉次第で下がることもあるので、creditkarma.comなどでクレジットスコアを確認し、相場を検索してから行くと良いです。あとは、複数の見積もりを取ってマッチングしてもらうなど、安く購入するコツを調べてから購入することをおすすめします。」(嶋 Mar 2016)

事故車の見分け方

  • フロント・フードやドアのヒンジあるいはボデーの継目に注目する。事故った場合、当然のことながら修理の為にボデー各分位をを取り外さねばなりません。従って、こういった場所に取り外したような跡があったり、あるいはボルトが交換されていたりしたら、まず事故車と思って間違いないでしょう。

  • ボデーの塗装に注意。基本的には上記の例と同じです。修理箇所は塗装のやり直しが必要になりますが、この場合やり直した部分の塗料は新品、それ以外の部分は日に灼けている、ということで、普通は全く同じ色合いになりません。

  • 車を正面、後ろ、真横から見た時、変に傾いていないか。足回りがおかしいと傾いていることがあります(よほどひどい時だけですが)。

  • ハンドルから手を離しても、ちゃんと真直車が進むか。真直進まない場合は、やはり足回りのどこかが疑われます。

  • ヘッド・ライトをつけ、前から見る。必ずしも事故とは限りませんが、バルブの交換が下手な場合、光軸がずれていることがあります。

  • CarFaxでVIDを入力すると過去の事故歴が調べられます(約$15)。

その他

  • 各種のメータや装置がきちんと動作しているか。

  • エンジンのかかり具合。また、エンジン音。アイドリング時やアクセルを踏み込んだ時に変な音がしないか。

  • ファン・ベルトの疲労具合。摩耗していると、滑べってオルタネータ(発電機)が十分動作しなくなり、バッテリー上がりの原因になります。

  • ブレーキの効き具合。車種により差異がある為、判断は難しいのですが、あまりにも効きが悪い場合は、ブレーキ・パッドがすり減っていることがあります。

  • エンジン・ルームの汚れ具合。

  • トランク(ラゲッジ・ルーム)の汚れ具合。

  • ウインド・シールド・ワイパーの疲労度。

  • ウインド・シールド(ガラス)に傷がないか。

  • タイヤの溝がしっかりあるか。すり減っていると、結局近い内に自分で交換しなければなくなります。

  • タイヤ・ハウスの内側が錆ていないか。古い(10年くらい前)車や、最初に暖かい州で売られたような車は、防錆処理がしっかりしていないことがあります。寒い州(雪を融かす為に塩が使われる、これが錆の原因になる)で使用が予想される車には防錆処理がきちんとしてあるはずです。

  • 室内の汚れ具合。フロアー・カーペット等ははがして見ましょう。

  • ハンドルのガタつき具合。

  • サスペンション。車をゆすってみて、変な揺れがないか。

  • マニュアルや車検証(レジストレーション・シート)がちゃんと揃っているか。

  • 交換用のタイヤはちゃんとあるか。また空気圧は大丈夫か。

  • 工具類はきちんと揃っているか。

  • 値引き交渉で限界までいったと判断したら、エンジン・オイルやエアー・フィルター、バッテりー、エアコンの冷却液等を新品に交換してもらえないか、交渉するのも良いと思います。

  • 見なれないと難しいのですが、エンジン・ルームの汚れ具合と走行距離。エンジン・ルームが非常に汚れているのに、走行距離が短いような場合、悪質な業者は走行距離のメータを戻していることがあります。

  • もし不具合が見つかった場合、何カ月以内なら、どの範囲で無料交換あるいは修理してもらえるか確認する。

  • 口コミやニュース・グループ等で良いディーラー、セールスマンを見つける。

中古車販売業者から買う場合

業者には、中古車専門業者と、新車ディーラー (メーカー系) が中古車を扱う場合の二つに分かれます。新車ディーラーが扱う車は比較的程度が良く値段も高めですが、保証などのアフターサービスは良いです。一般的には、雑誌や Edmunds OnlineKelley Blue Book 中古車業者の仕入れ価格や販売価格を調べておき、値引き交渉することになります。

ディーラーですでにオプションを取りつけてあることがありますが、欲しいオプションでない場合は、はっきり欲しいオプションを言います。値段については日本と同じで、対抗車種をちらつかせながら、粘ります。商談がまとまったら、事務処理はすべてディーラーでしてくれますので、車の準備ができたら取りに行きます。

免許を取得せずに渡米当日から車を購入できた例(小坂 Mar 2019)

購入と納車まで

  • 渡米1,2ヶ月前からガリバーニューヨーク店のサイトを見ながら、営業担当者(日本人)と家族用の大きな車(7-8人乗り)が欲しいことを相談しました。日本のミニバンはアメリカにはないため、家族が多いなどで大きな車を考えている人は早めにミニバンではない大きな車の在庫をおさえるなどしても良いと思います。ガリバーでは500ドルのデポジットでおさえることができるそうです。

  • 渡米1ヶ月前に購入の契約を行い、自動車保険の契約もすぐに開始しました。保険の書類処理(サインなど)は車納車後になりましたが、保険の契約番号が納車までに必要でした。このため、車が決まったら保険についてすぐに動く必要があります。また、日本の銀行から車の費用を送金するのにも時間がかかるため注意が必要です。

  • 納車時に、テンポラリーと呼ぶ1ヶ月限定のナンバープレートを中古車担当者に発行してもらい、テンポラリープレートが付いた状態で納車してもらいました。NY店から運んでもらいましたが、その費用は800ドル程度でした。テンポラリープレートはPA州外から納車した際に利用できる制度だそうです。PA内で購入しても、PA外から購入したことにして利用する場合もあると聞いたことがあります。

  • この状態で、アメリカ到着後すぐに車が使用できました。ただし交通ルール等は別途確認しておいた方がよいです。

納車後から名義変更まで

  • 納車後、SSNを取得し、State ID (Photo ID)を取得しました。これは、車の名義変更に免許又はState IDが必要ですが、免許取得はSSN取得後どんなに急いでも数ヶ月かかるためです。

  • State ID取得と並行して、VIN(vehicle identification number)の確認をAAAで実施(無料)してもらい、Notaryで自分のサインを確認(5$程度)してもらい、中古車担当者に郵送しました。必要なForm含め、全て担当者の指示に従えば問題ありません。

  • SSN郵送トラブルで渡米後1ヶ月経ってもState IDが取得できなかったため、テンポラリープレートを延長(もう1ヶ月)してもらいました(無料)。手続きは全て中古車担当者に実施してもらい、郵送されたプレート(紙)をリアウインドーに貼るだけでした。テンポラリープレートの番号は更新するたびに変わるので、コインパーキングなどでは注意が必要です。

  • State ID取得後、写真に撮って中古車担当者にメール送付し、しばらくするとCommonwealth of Pennsylvania registration credentialと呼ばれる用紙と正式なナンバープレートが担当者より送られてきました。この用紙の半券のような紙が免許取得の際に必要でしたので車内に大切に保管が必要です。また、その後タイトルと呼ばれる車の権利書が車の担当部署(送付元を確認しませんでしたが公的機関)から送られてきました。こちらはAAAの受付でも必要でした。

トラブルなど

  • 担当者の指示に従ったため大きなトラブルはありませんでしたが、AAAでのVIN確認の申し込みの際にタイトルが必要と言われ、持っていなかったので少しもめました。最終的に担当者が、名義変更に来たと勘違いしてタイトルを見せるよう言っていただけで、VIN verificationには車本体と用紙だけでよかったということがありました。通常はタイトルを入手して名義変更とVINの確認を同時にするそうです。

  • 車そのものではないですが、ガソリンスタンドのクレジットカード機械はアメリカのカードではないと使えない(本人確認?のために自分の郵便番号5桁を入れるが日本の郵便番号は受け付けない)ので当初困りましたが、敷地内のショップに行って、店員さんに現金を渡すとカードなしでもガソリンを入れることができました。

  • Commonwealth of Pennsylvania registration credentialのことを単にregistrationと呼ぶ場合があり、免許取得の際にregistrationを見せろと言われて当初なんのことかわかりませんでした。

  • 四輪駆動にするかどうか悩みました。雪がたまに降るので四輪駆動が心強いですが、値段が跳ね上がります。特に大きな中古車では、そもそも入手が困難かもしれません。また、地元の人は四輪駆動にオールシーズンタイヤで冬も履き替えずに使っているそうですが、雪道に慣れていないので、スノータイヤ(スタットレス)にしました。新品で1000ドル程度でした。中古車担当者によると、四輪駆動は雪道も力強く登るしスタックしにくいがブレーキ性能はスノータイヤが勝るとのことでした。動けなくなるより追突事故を避けるために、二輪駆動でスノータイヤにしました。雪が降っても非常に安定して走れていますがタイヤ保管場所の問題もあるので一長一短です。

  • 車購入前に、アメリカの中古車相場のホームページで、金額が平均程度か確認しました。結果的に、日本人の担当者に非常に丁寧に対応してもらったので、とてもお得であったと思っています。

その他体験談

  • 「車のセールスマンはアメリカ社会で一番信用されてない」と言われるほど、口達者で調子がよい連中です。押されて思わず買ってしまうことがないように、自分の条件をはっきりさせて行く、一人で行かず友人と一緒に行く、など気をつけましょう。米系・日系をとわず、ディーラーのホームページの情報を鵜呑みにするのは危険です。特に四駆と二駆といった基本的内容すら間違った記載がされていることがあります。いったん買ってしまうと、後から差額の補償などを求めるのは難しい場合があると思いますので(私は泣き寝入りさせられました)、少額の費用はかかりますが、VIN#をもとにCARFAX等で履歴や装備を確認しましょう。Googleのコメントなんかも見るべきでしたと反省しています。(2017 安部)

  • Tower Auto Sales

  • 「中古車でも年数が浅く、中高級車を中心に販売している店です。親子が経営していて、同じ場所で30年以上中古車を販売しているので信頼できると思います。ホームページに入れば販売中の車も見られます。Kelly Blue Bookで調べた値段より安く値段設定をしていて、そこからの値段交渉にはあんまり応じてくれません。CARFAXも頼めばただで見せてくれるので大きな事故暦がないことを確認してから購入できます。www.towerautosales.com」(李 Jul 2009)

レンタカーの中古を買う場合

レンタカー会社から、走行距離が増えたために、レンタルで貸されなくなった車を買う、という方法があります。レンタカーだけにメンテナンスも比較的されており、割安感があるようです。

Enterprize car sales

4489 Campbells Run Road (Fox Chapelの方)

412-788-8558

1115 Lincoln Highway

North Versailles,PA 15137

tel 412-823-0100

  • 「-Enterpriseで車を買うと自動的にwarrantyが1年ついてくる(少なくとも2年前に買ったときは)。でも必ず3年保証のOptionを薦めてくる($1200)。1年ばかり経った殆ど新車みたいな車ですから、1年の無料のものだけで十分だと思います。」(金井 Dec 2004)

  • 「走行マイルは、概ね35,000マイル前後で、年式は約2年前(2000年3月時点で 1998年)のものが大半です。ワン・プライスを掲げており、明朗会計、価格の交渉をしなくてよいのは気が楽です。また、購入後、走行1000マイル以下で、一週間以内なら、200ドルの手数料で車を払い戻してもらうことができます。調子が悪くなって売られた車でないので、中古車ディーラーに比べ状態の良い車が多いような気がします(私が試乗した範囲ですが)。ただ、ここでは車の買い取りはしません(売るだけです)。」(石岡 Mar 2000)

  • 「値段的に割安感を感じました(セダン)。値段は均一で値引き無し。同じ型でもよく見て決めた方がより状態のいい車を見つけられる。保証は1年。故障時のレンタカーの代車まで無料で保証。レンタカー会社の車のセールスなので全くメインテナンスがしていなかったということはまずないでしょうし実際乗っててすこぶる快調。」(金井@PIT Sep 2002)

  • 「基本的に電話してクルマを見たい旨を伝えれば迎えに来てくれると思います。その際、どういうツテで電話してきたか聞かれると思いますので、ピッツバーグ在住日本人向けのホームページに紹介されている旨を伝えればいいと思います。大手のレンタカー会社のセールス部門なので信頼できる会社だと思います。価格は明朗で一切の値引き交渉をしないOne Priceをポリシーとして掲げている点も英語が不得手な人には良いと思います。私はこのポリシーが本当なのか最初は疑っており、セールスレップに100ドル値引きしてくれたら、この場でキャッシュで買う、と言ったりして、かなりネチネチとやってみましたが、一切、値引きには応じませんでした。1年間の保証の他にAAAのロードサービスもこの会社の団体会員のような形で1年間、無料で付きます。実際に2度、利用しましたが、問題なく無料でAAAのロードサービスを使うことができました。ホンダなどの日本車ディーラーにも行きましたが、セールスレップのレベルは最悪でした。価格交渉もいい加減で最後まで信用ができませんでした。そういった点でこの会社は値引き交渉の必要がないのでお勧めです。価格はケリーブルーブックを参考にケリーより少し安い値段を設定しているようです。また定期的にホームページを見ていますと、在庫処分である車種限定のセールをやることがあります。」(岡田 Aug 2004) (編注:岡田さんが2003年に車を買った時の情報です)

車を中古車販売業者に売る場合

Rohrich TOYOTA

http://www.rohrichtoyota.com/

2020 West Liberty Ave Pittsburgh, PA 15226

  • トヨタの正規ディーラーのひとつです。車のリコールと下取りの見積もりで2度お世話になりました。店内(待合室等)はキレイで、店員の対応もよく、何より段取りがよいのでスムーズに事が進みました。リコールで車を持ち込んだ際はテキパキと仕事をしてくれました。車の下取りの見積もりを取りに行った際もとても透明性が高い対応をしてくれました。車の情報をWEBサイトに登録後すぐに打合せ日の連絡がありました。当日は、内装のコンディション(Good、Excellent等)を率直に教えてくれ、下取り価格は専用の端末を見せながら(内装等の評価別にマトリックスで示されています)教えてくれます。15分くらいで下取り価格と自分の車のコンディションがわかります。下取り価格を教えて貰った後、変なセールスの電話もありませんでした。車の売却時には、見積もりを依頼してから1週間待たされ、電話一本であいまいな根拠に基づいて下取り価格を提示するディーラーも中にはありましたが、こちらの方がはるかに透明性、好感度、下取り価格全てにおいて勝っていました。(安部 2017)

Butler と McCandles の交差点

  • 「いけばすぐに分かると思います。店員がみなとても感じがよく、気持ちよく売ることができました。帰国が迫っていて時間がないこともあり、交渉らしい交渉はほとんどしていないので、値切られてる可能性もありますが、他にまわったホンダのオフィシャル中古ディーラーと同じ値段で、無茶苦茶ぼってるということはないと思います。サポートや信頼度を考えると、オフィシャルなディーラーのほうがいいのかもしれませんが、私の回った2件(Liberty沿いのMcKeanとMonroeville のvalley honda)とも、あまり店員の態度がよくなかった(買ってやるという感じ)ので、同じ値段なら気持ち良く売りたいと思って、Butler沿いの方に売りました。」(影浦 Oct 2002)

個人売買

業者から買うよりも圧倒的に安く買うことができます。保証等はつかないので、購入前に良くチェックする必要があります。

売買情報

  • pgh-jメーリングリスト

  • 雑誌:コンビニや本屋で売ってる中古車情報雑誌の個人広告

  • Penny Saver/新聞の個人広告

  • 東京商店やアパートの掲示板の個人広告

  • 下記をはじめとするインターネットのWebサイト

Japan Auto Services 2818 Washington Blvd, Arlington,VA 22201

TEL 703-351-1212

info@japanautoservices.com

www.japanautoservices.com

日本人を対象としたリース、新車/中古車ディーラー。社長は中華系アメリカ人で、セールスマネージャーは日本人。中古の前オーナーはほとんどが日本人だそうです。

中古車価格

本屋又はオンラインで相場価格表(車種/ 年式別一覧)を入手し、この値段から補正をする必要があります。計算方法は本の最初もしくはWebサイトでオンラインで算出できます。 高い retail price と安い whole sale price の間で交渉するのが一般的です。また、時間があれば、ディーラーに持っていって査定してもらうという手もあります。

譲渡手続き

個人売買の場合はいろいろな書類が必要になります。一番簡単なのは、売買双方が書類を持ってAAAに行くことです(AAA会員の場合)。その場で新しい書類/プレートをもらえます。

買う方の書類

  • 自動車保険の加入証明:登録前に保険に入っていなければいけません。

  • 売る方の書類

  • 登録証

申請書類を作成する場合、取り引き価格を申告します。申告価格に基づいて税金(消費税)を課せられます。譲渡ということでこの申告価格を$0にする人もいますが、あまりに実勢価格と違う場合には受け付けてもらえないことがあるそうです。

  • 「譲渡手続きは、こちらに来てから私とその方でAAAにて行うつもりでした。しかしその方が再度事前に確認したところ、今回遭遇されているような事態となっており、AAA にお願いして手続き中という90日間有効の書類を書いて貰いました。その書類を持ち、国際免許(+日本免許)、本人の車の保険があれば、Photo ID取得までの期間でも運転してもOKです。手続き中の書類を貰う時に再度確認してください)私はSSNが40日くらい掛かり、先日Photo IDを取得して正式に譲渡手続きを終了しました。その際売って頂いた方は日本へ戻っておりましたが、私が代理のサインを行い、書類手続きが出来ました。私の場合、譲って頂いた人が事前手続きをしてくれたので、何とかなりました。AAAで の手続中書類には元オーナーのサインが必要ですので、個人間譲渡手続きの場合は売る方も、買う方も事前にご確認下さい。」(菊池 Mar 2006)

支払方法

支払方法は当事者間で決めることになります。$にするも¥にするも良し。 現金の場合はともかく、チェックの場合には以下の点に注意しましょう。

出発ぎりぎりの場合は現金化までの時間を考える

personal check の場合は不渡りになる可能性があるので cashier's check で取り引きする。払う側が銀行の窓口で支払金額+手数料($10ぐらい? 口座の種類によってはただ)を払って作ってもらうことになりますが、その分のお金があらかじめ確保されるので、bounceすることがなくなります。または日本の預金小切手を使う手もあるそうです。さくら銀行の場合、発行手数料は1通515円です。買い手との相談によっては円建てあるいはドル建ての日本払いの銀行振出小切手も可能です。ただし、2500円から3000円程度の取り立て手数料と数日の取り立て期間が日本での現金化のときかかります。

また、出発ぎりぎりに引渡し/支払ということで約束して、ぎりぎりになって値引き交渉を始めるという(悪どい?)例もあるそうですので、不安な場合は文書で契約する等の対策を考えてもいいでしょう。

個人売買に関する注意

個人売買では、ディーラーや中古社業者から買う時にはないリスクが発生することも忘れてはなりません。 個人売買/ムービングセールにある注意事項を必ず読みましょう。

運転免許が無い相手にも車の売却は出来る?→できなくなった

友人が二人ほど、 Learner's Permitの状態で車を購入しています。

2009年の段階ではできなくなったそうです。

MV-01

MV-01 という書類が必要になりますが、この書類はオンラインでは入手できないので、直接DMVやお近くのサービスセンター(Notaryなど)で入手してください。

名義変更

「車を無料で譲り受けた」とすると、車両の「実勢価格」に対して「車を○○ドルで購入した」と申請すると、○○ドルに対して数パーセント(忘れました)の税金(売上税みたいなもの)を納めます。お金を節約するなら、圧倒的に後者の方が安上がりです。私の場合、前者が400ドルで、200ドルで購入したと申請すると税金が20ドル程度だったので、後者の方にしました。後者の場合、本当に○○ドルで購入した証明書を求められることになります。ディーラーから購入したのならば、レシートで証明できるのですが、個人間で取引した場合の証明はちょっと面倒になります。紙に「私A氏(譲渡者)はB氏(購入者)に、車(年式、モデル、車体番号)を○○ドルで譲りました。A氏のサイン B氏のサイン 日付」という内容の文章を書いて、Noratyで証明の印を受けてください。これで、公式の個人間の売買を証明できる書類ができます。費用は私の街(ちょっと田舎です)だと2ドルですみました。A氏はNoratyに行くのに立ち会う必要はありません。 (永松 Nov 2004)

体験談

増渕様より車売買の体験レポートをいただきましたので、以下に掲載します。

East LibertyのAAAにてtitle の移譲を行いました。両人ともAAAメンバーでした。売却側必要書類:title、PAの免許証購入側必要書類:PAの免許証、購入する車の保険証 まず、受付で車を売却する旨を伝え、番号をもらいます。番号が呼ばれたら係りの人に上記の書類を提出します。そのときにいくらで売ったか、現在の車の走行距離を聞かれます。書類にサインをして、手続きしている間に購入者は、

  • 購入価格の7%の消費税、

  • 新しいナンバープレート代($25.50)

  • 登録費用($36)

  • AAAへの手数料($36)(両方ともAAAメンバー)

をキャッシャーへ支払いに行きます。支払い後、領収書を係りの人に見せると新しいナンバープレートがもらえます。ナンバーを付け替えておしまいです。新しいtitleは購入者に郵送されてくるそうです。古いナンバープレートはお土産に持って帰ってよいといわれました。番号を呼ばれてから大体15から20分で終了です。 (ナンバーを交換するスパナを忘れずに)

(増渕 Apr 2008)

AAAにて自動車譲渡の手続きを行いました。若干、前の情報から変更があったみたいなので報告します。必要書類は以下の通りでした。

売る側:Title, Driver's licenseまたはstate ID。

買う側:有効な自動車保険証書、Driver's licenseまたはstate ID。

*正式な保険証書のカード(コピー可)でないと受け付けてくれませんでした。またLearner's permitでは受け付けてくれず、必ずDiver's licenseまたはstate IDが必要とのことでした。

(篠田 Jun 2009)

他州からPAに移って来た場合

他州からPAに移って来た場合は30日以内に車のナンバープレートをPAナンバーに変更する必要があります。ナンバープレートはAAAでのみ発行してもらえます。(笹沼 Oct 2009)