法規試験

法規試験(Knowledge test)に合格すると、Learner's Permitを取得できます。PA州の運転免許証の取得には、さらに実技試験を受ける必要があります。法規試験の過去問もご参照ください。

必要なもの

※ビザごとに必要な書類が異なるので、詳細はPennDotのビザごとの必要書類一覧 の資料を参照のこと。書類チェックは厳しいので少しでも足りないと追い返され、無駄足になることがあります。

F-1/J-1などのVISA保持者

  • Social Security Number

  • ペンシルバニアの住民であることが証明できるもの(2通)

  • パスポート、I-94VISAI-20(Fビザ)、DS2019(Jビザ)

    • J−2の場合は"J−1"のIAP-66 か DS-2019 も持参が必要です。F-2の場合もF-1の分のI-20も必要です。

    • 「私は自分のDS-2019しか持って行かなかったので、再度家に取りに帰らなくては行けませんでした。」(橋本 Dec 2012)

  • 滞在期間を証明する全てのINS (immigration and naturalization service)の書類

  • 学校/企業からの在籍証明の書類

    • 「J−1、J-2の場合は”Written verification from employer showing proof of employment or attendance for J-1 principal holder”に相当するらしく、主人の場合は企業(病院)勤務だったので、現在働いていることの証明を職場の人に書いてもらいました。過去ログからの情報では発行から60日以内が有効期限だそうです。」(橋本 Dec 2012)

    • 「Downtownに行きましたが、私の場合は在籍証明は要求されませんでした。住民証明も電気料金の1通のみでOKでした(一応他にも持っていっていたのですが)。若干不思議な対応でした。」(松本 Jan 2017)

  • 銀行の小切手またはMoney Order

    • 現金、クレジットカードでの支払いは不可

他に以下のものも確認しましょう。

  • Driver's Manualに付いてきた試験申請書件健康診断書 (あらかじめ必要事項を記入しておくこと。)

  • 必要ならメガネ・コンタクトレンズ等

  • 必要なら辞書(頼めば持ち込み許可)

    • 電子辞書は不可

  • 国際免許証・日本の免許証(持っていれば)

注意事項:

  • 「PhotoIDを既に持っていても、住所証明になる手紙2通が必要です。CMUの場合、OIE発行のVerification Letterがそれです。OIEで「I need a letter for a driver's license」と言えばOK。発行には中2日かかります。OIEには「Driver's License and State ID Information for Non-US Citizen」と書かれたマニュアルがあるので、それを読んでおくといいでしょう。F1,F2,H-1B,H4,J1,J2について書かれています。」(浮田 Feb 2009 Penn Hills)

  • 「免許更新時に、SSN代わりのITINは受け付けてもらえなくなり、SSNが取れない人は SSN denial letter が必要といわれました。」(嶋, May 2009)

F2/J2など配偶者VISA保持者

F2/J2ビザの人など、Social Security Numberが持てないため、必要書類が複雑になります。またルールが頻繁に変わっているようで混乱もあるようです。以下にpgh-jからの何人かの方々の報告を転載します。

  1. Passsport、VISA、I-94、DS2019

  2. Denial letter(Letter from SSA (Social Security Administration) verifying that you are not eligible to apply for a Social Security Number. )

  3. 学校からのJ1の在籍証明の書類

  4. Two forms of Proof of Residency (current utility bill, tax records, lease agreement or mortgage document)

が必要となります。

事例と感想

滞在予定1年未満の場合

「CMUのOIEでは、免許に必要なLetter(上記3)を得るために、2009Febころは交渉が必要だったようですが、私が2009Decにいったときは専用の受付用紙があって「1年未満」というチェック欄がありました。で、「免許が取れるかは保証しないがいいか?」という確認とともに受理、3営業日でもらえました。私の場合、滞在予定1年なのですが、DS2019発行前(@日本)に「免許が必要?」と聞かれ、あった方がいいと答えたら、1年2ヶ月分の申請になりました(そのかわり、所属大学発行の証明書が1年間なのとのミスマッチの処理に銀行の英文残高証明を追加したり面倒でした)。来て2ヶ月以内に挑戦する余裕がなく、けっきょく、残り10ヶ月ほどでLearner's permit挑戦になったという少し妙な事情です。※1年なら国際免許でも良さそうですが、最後の必要そうなときに切れてしまうので。」(熊谷 Dec 2009, Downtown)

DL180と健康診断

「表は自分で埋めるとして(料金欄は空欄のままいったら、PennDOTの係の人に確認してもらえました<短期なので)、裏の健康診断書部分が多少問題です。OIEの書類には、"学生にはCM Health ServiceでOK、Scholarはほかの医者を探す必要"が指摘されていますが、だめもとでHealthServiceに聞いてみたら、OKでした。(予約→受診に1週間く弱必要だった)また、Health service 取り扱いのExtendedのほうの保険に入っていたためか、健康診断料は無料でした。健康診断は身長体重血圧の基本測定+問診です。裏面上部の問診確認部分(お医者さんが記入します)のキーワードは"てんかん"など専門用語がいくつかあるので、事前に和訳しておいた方がいいですが、担当のお医者さんは分かりやすい言葉に言い換えて説明もしてくれました。」(熊谷 Dec 2009, Downtown)

試験対策

「州政府のウェブサイトから、AndroidまたはiOS向けの模擬試験アプリケーション(下図参照)がダウンロードできます。ページはこちらから。本番と同じ問題をランダムで出してくれるので、これで練習できます。」(松本 Sep 2016)

「knowledge testの問題は、小町にあるように、オンラインで見た過去問からのみで、10分程度で終わりました。」(淺沼 May 2015)

「英語の辞書(紙)は持ち込み化、ということでしたが、Driver's Manual(無料配布、PennDOT, CMU OIE前など)を熟読、理解していけば、たぶん不要です。(そこから新しい単語は増えず)。窓口英会話は心臓に悪いので一回で済ませようと、Manualはよく読みました(≒寝る前のよい睡眠導入剤)。だいたいは日本の運転と同じなのですが微妙に違うところ(スクールバスのまわりは全車停止w/o分離帯の反対側、みたいな)が要注意かと。あと飲酒運転まわりも、細かい数字がでてきます。※国際免許で運転するにしても熟読すべきではあります。ネットで見かけた体験記に2時間とありましたが、のべ10時間はかかっていると思います。試験前日にざっと眺め直したら、PennDOT公式問題集がありました。 http://www.dmv.state.pa.us/drivers_manual/pa_driversman.shtml のPDFマニュアルが、実は、印刷配布物と違って、2,3,4章(標識表示類、運転方法、免停などの条件)には練習問題がついています。出かける前にやっておくか、と思ったら1時間で終わりませんでした....。というくらいボリュームがあります(全170問くらい)。で、これが正解でした。気のせいでなければ、見た問題しか出ませんでした(たまたまかもしれませんが)。練習問題でうっかり間違ったものもちょうどでたりして、無事ノーミスで試験パスしました。(どうでもいいことですが、手が乾いているせいか、試験用のタッチパネルの反応が悪く、全部の指を試したり、息を吹きかけたりしたら動きました)」(熊谷 Dec 2009, Downtown)

視力検査

「視力検査は数字読み上げでした」(熊谷 Dec 2009, Downtown)

「読み上げの他に、視力検査機(大きさの異なるランドルト環やアルファベットを見る機械)を覗き込んでいるとき、横のライトの点滅が見えるかどうかをチェックされました。視野のチェックかと思います」(松本 Jan 2017, Downtown)

受験経緯

「全問正解のまま進んでいき、15/18のところで自動で終了となりました。」(淺沼 May 2015)

「Penn HillsのDriver License CenterにてKnowledge testを受けてきました。私はH4ビザホルダーでSSNが取れないので、Denial LetterとパスポートとCMUのRoboticsの事務局に発行してもらった、H1ビザの夫との関係とH4ビザが有効であることを証明する手紙を提出しました(私宛ての現住所を証明する手紙や国際免許証は提示を求められませんでした)。

横一列に並んだアルファベットを読み上げる視力検査にパスした後、指定されたコンピュータで法規試験を受けました。電子辞書の使用は禁じられました(紙の辞書ならいいそうです)。18問の四択問題を15問正解すると合格です。試験官に合格したことを告げ、DL-180にサインして、手数料 $25.75を小切手で払ってしばらく待っているとLearner's Permitがもらえました。Road testの予約はPENNDOTのweb siteで行いましたが、Learner's Permitに書いてあるDriver ID numberと誕生日を入力するだけで予約ができ、PINコードは必要ありませんでした。」(柴田 Apr 2007)

教訓

「間違った対応に随分振り回され、East LibertyのSocial Security Administrationの応対のひどさに非常に不愉快な思いをしました。結論。役所の言うことは当てにならない。担当者や場所を変えると結果が違うことはよくある。役所系の手続きは時間に余裕を持って望むべし。」(小林 Apr 2003)

混雑具合

夏の間は常に混雑しています。

「年末12/28(月)=クリスマスあけ初営業日という日にいったせいもあってか、混んでました。チケットでは15人待ち。待ち、手続き、試験、手続き全部込みで1時間半くらいで済みました。」(熊谷 Dec 2009, Downtown)

費用

$31(4年免許の場合)

$20.50(2年免許の場合)

CheckもしくはMoney Orderで支払う必要があります。不合格の場合は無料。

  • 「費用は、滞在ちょうどあと1年で、25ドルでした。チェックを持っていない人に、そこのRITEAIDでmoney orderを買っておいで、と言っているのが聞こえたので、ダウンタウンはチェックを忘れてもそのまま受検して大丈夫そうです。」(淺沼 May 2015)

  • 「支払いは現金とかクレジットカード不可なので、小切手持参が無難、かつ、短期になる場合は安くなるので、その場で書いた方がいいです。既情報通り、17.25ドル(5+12.5)でした。」(熊谷 Dec 2009)

  • 「ビザの残り=免許の期限が1年未満だったせいか、$17.25でした。(2年間のビザ&1年間国際免許で運転後)」(浮田 Feb 2009)

  • 「08年から制度が変わっているようなのでご注意ください。

    • 現在I-94に記載されている滞在期間の免許しか発行されないようです。

    • ビザが5年であったとしても、通常I-94には2年の滞在期間しか許可されないので、米国入国後すぐに免許を取った場合でも最長2年の免許しかもらえないことになります。免許更新時に同様と思われます。(受験時、更新時にご確認ください。)私は試験を受けたのが米国入国から半年経ってからで、申請時に4年申し込みましたが、結局1年半の免許証になりました。」(鎌田 Feb 2008)

場所

運転免許試験場‎を参照。予約不要。どこでも良い。Social Security Number保持者の場合、場所によっては Learner's permit が即日発行可能なため (次項参照)、発行可能な試験場を選んだ方が本免許取得までの期間を短縮できる。

「書き換えの時にお世話になったUPMC OISの担当者は『トラブルが少ないから、 License Centerに行くなら Downtown (300 Liberty Ave. 実技試験ができないところです) にしたほうがいいよ』と勧められました(July 2002)。以後2回ほど行ってきた印象では、彼らの言うことは一貫しているので、まあ信用できるかな、とは思いました。(用意した書類がオリジナルかどうかえらく丹念に調べてからコピーしていたのも印象的でした。)」(宮前 Feb 2003)

「Feeは $31でした。うち$1は寄付のようなものですが払わされます。CheckかMoney Orderしか受け付けません。問題数は18問で、15問以上の正解で合格です。」(泉川 Sep 30)

「Downtownの運転免許センターにて学科試験を受け、合格したので手数料を払おうとしたところ、31ドルではなく 20.5ドルでいいと言われました。」 (Sakaida Dec 2003)

時間

試験時間は全部で15分ぐらい。

手順

1. 視力検査

2. 法規試験 コンピュータ使用。設問が全部で18問、合格には15問の正解が必要。(Feb 2008) 試験時間は無制限でした。

3. 合格すると、小切手で手数料を支払う。

4. Learner's Permit即日発行可能な試験場の場合は、発行して貰う。

「J-2 Holderは、免許試験場にて、実技試験予約に必要なPINコードが何かを確認されることをお奨めいたします。

(Social Security Number保持者は番号下4桁がPINコードとなるが、J-2の人はSSNを持っていない。かといってITINの下4桁が使われいるわけでもなく、実際はVISA中の4桁の数字だった。)」(石川 Jan 2003)

「現在のwebシステムではPINはありません。Learner's Permitに書かれた「Driver/ID Number」と生年月日で予約ができます。ただし、実技試験に向けて「Know last 4 digits of Social Security number」とのことなので、自分の番号は何になるか確認した方がいいでしょう。」(浮田 Feb 2009)

備考

  • 視力検査で覗き込むタイプの機械では、おでこを押しつけて中の明りをつけます。視力と視界の2つを検査します。

    • 視力:左/中/右の枠内にそれぞれアルファベットが3文字書いてあり、指示された枠内を読み上げる。レベルによって文字の大きさが違います。

    • 視界:覗き込んだ目の横にライトが付くようになっていて、どちらが点灯したか答えるもの、両方と答える場合もあります。

  • 3回まで同じ申込用紙(Application Form)で受験できます。 不運にして4回以上試験を受けるようになった場合、申込用紙を書き直す必 要があります(用紙には3回分の試験の結果しか記入する欄がないため)。前 に使用した申込用紙は捨てずに、書き直すとき係官に見せます。

Learner's permitを取得する

2通りのやり方があります。

1. 法規試験後に試験場で即日発行

いくつかの試験場 (および係官等)では、Learner's Permit を即日発行してくれます。以下のものが必要です。

Learner's Permitとともに、実技試験会場案内の紙をもらえます。

New Kensington

「即日発行してくれました.」(大越 Sep 2001)

Allison park

「Learner's Permit も5分くらいで即、発行してくれました。」(町田 Jun 2001)

Penn Hills

「Learner's permitは即日交付」(中田 Mar 2002)

「Penn Hillsでは即日発行の際「Social Security Numberとパスポート以外、特に提示を求められませんでした」(村上 Jun 2001)

「係員によるのかもしれませんが、SSN、パスポート(VISA,I-94)、DS2019、大学のLetter、PhotoID、住所証明の手紙、すべての提示を要求されました。

Learner's Permitと一緒にもらったのは、プリント1枚(Driving testの予約方法と、当日に必要なものが記載)、初めての運転練習の手引き(運転できる人には不要です)でした。」(浮田 Feb 2009)

Pittsburgh (downtown)

「permitはその場ですぐにもらえました。」(淺沼 May 2015)

2. 仮免許(Learner's permit)が Harrisburgh から郵送されるのを待つ。 通常3週間ほどかかる。

Learner's permitを発行してもらうときにPINナンバーを聞き忘れない事

便利帳には「J-2 Holderは、免許試験場にて、実技試験予約に必要なPINコードが何かを確認されることをお奨めいたします。(Social Security Number保持者は番号下4桁がPINコードとなるが、J-2の人はSSNを持っていない。かといってITINの下4桁が使われいるわけでもなく、実際はVISA中の4桁の数字だった。) 「Know last 4 digits of Social Security number」とのことなので、自分の番号は何になるか確認した方がいいでしょう。」と書いてありました。私もSSNは持っていなかったので、 Learner's permitを発行してもらうときにこの4桁を教えてもらい、忘れないようにメモしておきました。実技試験に合格してtemporalyの免許証を発行してもらう際に、SSNのlast 4 digitは?と聞かれたので、この番号を伝え、特に問題なく手続きが済みました。 (橋本 Dec 2012)

PA State IDの同時申請

「ご存知の方も多いかもしれませんが、driver's centerでは州身分証明書(PA ID)も発行しているので、一緒に申請すればその場でもらえます。必要な書類はDriver's licenseの申請と同じです。最終的に実技試験も受けて運転免許証を手に入れるまで時間がかかることもありますが、何かと身分証明として運転免許証の提示を求められるので、先にPA IDだけでも取得しておくと便利なこともあります。運転免許証を取得するまでの身分証として使えます(passportでも身分証にはなりますが、PA IDにはPAの住んでいる住所が書かれているので、住所の確認が必要な時などには特に便利です)。」(橋本 Dec 2012)