パスポート
旅券申請
日本の旅券(パスポート)の申請についての詳細は以下のウェブサイトに出ています。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/passport/index.html
申請の際に必要な写真は「1葉(1枚)」になりましたが、「顔の部分にキズがある写真は使用できない」とのことです。普通パスポート用に撮ってもらうと2枚ずつ出来上がりますので、どちらかに「顔にキズとか薄い線などがあった場合には両方とも提出した方が安全」とのことです。申請の際封筒に書類を入れる時写真の取り扱いにご注意下さい。写真にキズがつかないよう封筒(またはサンドイッチ・バッグ)に入れるなりして下さい。直接クリップを写真にあてるようなことは避けてくださいとのことです。(斉藤 Aug 2006)
一日領事館
一日領事館とは、在ニューヨーク日本国総領事館から管轄区内の各地に職員を派遣していただき、パスポート更新などの領事業務を遠隔地で行う領事出張サービスです。事前に郵送で申請したパスポートを受け取ることができ、大変便利です。ピッツバーグではピッツバーグ日本協会が窓口になり、一日領事館の開催を年に2回サポートしています。
領事館サービスの詳細については、在ニューヨーク領事館のホームページや日本協会ホームページ内の情報をご覧ください。
「2016年春は茶屋にて開催され、NYから4名の領事館職員の方にお越しいただき、およそ70名の方々が利用したそうです。ピッツバーグだけでなく、遠方から数時間かけて来られる方もいらっしゃったそうです。時間ぴったりに閉まってしまうので、手続きはなるべく早い時間帯のほうが安心とのことです。」(嶋 Apr 2016)
パスポート盗難時の対処方法
08年5月下旬に、カナダ旅行中にビザを含むパスポート盗難の被害に合いました。その際の対処方法について以下に記します。 J-1 VISAでアメリカ滞在中に、カナダに車で旅行中、ナイアガラフォールスでパスポートを紛失。トロントでパスポートとI-94を再取得、一旦米国に帰国して書類を集めた後、J1ビザ再取得のためトロントへ再出国、J1ビザ再取得後、米国に帰国しました。
有用なホームページ
日本外務省・在外公館リスト(パスポート再発行場所リスト)
USビザ再発行・対応に関する問い合わせ(電話受付(有料))
US Consular service in Canadaのページ
VISA盗難に関するページ
※ビザ盗難によるビザの再発行は、Emergencyで対応してくれます。
東京総領事館(有料で電話・メールで問い合わせを受け付けています、日本語可)
Lost and Stolen Passports, Visas, and Arrival-Departure Records (Form I-94)
1.パスポート再発行
再発行に必要な日数は2,3日です。
A.近くの日本総領事館にパスポート紛失後の再発行について問い合わせ
→ 必要な行動、書類、再発行までの時間などアドバイスをもらえます。
B.パスポートの番号、発行日、失効日、発行場所の情報が必要。
→なければ、知っている人に問い合わせる。これが無いと、POLICE REPORTやパスポートの発行などが全てできません。
C.最寄りのPolice stationでPolice reportを作成してもらう(1時間程度)
→REPORTの原本がもらえるのが良いと思いますが、REFERENCE NUMBERと作成者の名前、所属、電話番号のメモだけでも対応はしてもらえました。なお、本REPORTはビザの申請、米国への仮入国でも必要になります。
D.日本から戸籍謄本を取り寄せる
→日本から総領事館にFAXしてもらうのが早そうです。
E.顔写真 横3.5cm x 縦4.5cmを2枚作成(2枚$15程度)
→ビザも申請する場合、ビザ用の写真5cm x 5cmも1枚必要になります。
※国毎にサイズが異なるため、きちんとサイズを確認することをおすすめします。
F.総領事館に出向きパスポートを申請(5年約$90, 10年約$140)
→ 申請後、1日~2日で発行してもらえます。
2.ビザ申請
新パスポートの番号が必要なため、パスポート取得後にビザ面接の緊急予約が取れます。予約後3日後に面接、面接後3日後にビザ発行という流れでした。
A. US Consulate in Canada にて、ビザ紛失時の対応を確認
直接Consulateに行き、事情を説明しても、予約を取れと言われるだけだが、その際に、予約先について説明する紙をもらえる。そこに書いてある電話番号に連絡すると、有料で必要な手続きについて教えてもらえる。WEBで予約を取ろうとすると、数週間先の予約になるが、盗難の場合、緊急対応してくれるため、メールで連絡すると良い。なお、電話連絡すると、VISA interview予約システムのreference numberを聞かれるので、先に番号を取得しておくと良さそう(下記C参照)。また、日本の米国大使館、総領事館にも日本語で有料(2000円程度)でメールで問い合わせもできます。しかし、リアルタイムの応対ではないので、英語でカナダの米国総領事館のビザ担当者に連絡することをおすすめします。
B. 発行元の総領事館にビザ紛失を連絡
東京総領事館の場合、以下のホームページ上で連絡可能。
C. VISA interview予約システムでreference numberを取得
D. US Consulate in Canadaにメールで緊急予約を入れる。
トロントの場合、以下に記載のある内容をメールに記入。
E. 必要書類を集める
DS2019, DS156, DS157, DS158,Deposit slips(Scotia bankで金額を支払い印鑑を押してもらったもの2枚), Police report(ref#など)、5cm x 5cmの顔写真。
その他日本でビザを申請した時に用意した資料(収入証明、大学のletterなど)を用意するように言われましたが、総領事での受付ではその他の資料は全てその場で必要ないと返却されました。また、カナダ在住の人のビザ申請では、プリペイドのExpress mailing serviceの封筒を持ってくるように書いてありますが、カナダ在住では無い人は、総領事の窓口での直接手渡しになるため、封筒は必要ありませんでした。
→各書類を集めるため、この段階で私は、米国へ一時帰国しました。新パスポートがICチップ付きのパスポートであれば、この時点で一時帰国ができると、総領事館のビザ担当者から情報をもらったためです。米国入国時の審査で別室に呼ばれビザ紛失に関する書類作成とJ-1ステータスの I-94の再発行を行ってくれました。その際、 DS2019と ビザ、I-94のコピーを持っていたため、比較的書類作成がスムーズだったようです。また、再出国の際にはDS2019が必要であることを注意を受けました。ただし、帰国後、CMUのOIEから「ビザを持っている人がビザの無い状態で帰国することはできないはず」と言われたため、正しく帰国したか分かりません。そのコメントの後に、書類の確認をOIEに依頼した所、問題ないと言ってもらったので、大丈夫だとは思いますが。その後、カナダへの出国、米国への帰国もできているので、現時点では問題がないようです。ビザなしで一時帰国したい人は、念のため、改めて米国総領事のビザ担当者に確認をとった方が良いと思います。
上記のように、ビザ紛失時には、ビザ申請時と同じ書類が必要となるため、最悪時に備え、全書類を渡米時に持ってくることをお勧めします。とここで書いても時既に遅し…かもしれませんが。
3. I-94の再発行手続き($300程度)
私は、米国への再入国の際に、入管で作成してもらったので、I-94の再発行手続きは改めてしていません。I-94が無い人はこの手続きが必要とのことです。
http://travel.state.gov/visa/temp/info/info_2009.html
【上記経験から事前にしておくと助かる事】
パスポート、 DS2019、 I-94のコピーをパスポートと別に所持していると、各種書類の作成、米国再入国時の対応が楽になります。コピーがなくても、最悪、パスポートの番号と発行日、失効日、発行場所のデータはメモしておいた方が良いです。私は、コピーもメモも持っていなかったため、CMUのOIEに連絡してコピーを作成してもらい、友人に取りに行ってもらいそのコピーをスキャンしたデータをEメールしてもらいました。この書類を提出することで米国への一時入国時のビザ所有の証明が楽にで きました。
【連絡手段、情報収集手段】
私の場合、カナダの図書館のインターネットをフル活用しました。カナダでは、旅行者も公立図書館や大学の図書館のインターネットをテンポラリに無料で貸してくれます。係の人に、旅行中でインターネットを一時的に使いたいなど話せば、使用方法について教えてくれます。公立図書館では、1枚20セントで紙の印刷もできました(DS2019のコピーの印刷などに使用)。 ホテルでも端末を持っていればインターネットにアクセスできるし、印刷もさせてくれると思います。
新生児のパスポート
アメリカで生まれた赤ちゃんの日米のパスポート取得方法については、こちらのページをご覧ください。