盗難

ピッツバーグでは最近車関連の犯罪・盗難が多いのでこれらのことに注意して下さい。

自動車の盗難について

  • なんらかのセキュリティシステムをつける。alarmなどが付いていない車の場合は、必ず"The Club"など (ハンドルをロックする器具) を装着すること。 "The Club" はPep Boysなどの自動車用品屋や、 K-martなどで売っている。但し、The Clubもその気になれば外すことができる (冷凍スプレーをかけてハンマーでたたくとか、ハンドルをのこぎりでちょいと切るとか) し、公に警察署が推薦しているわけでもないので、万能ではありません。セキュリティシステムをつけておくと、自動車保険が安くなる場合があります。

  • 車内に自動車の registration card を置かない。コピーのみを携帯する。保険はpolicy cardのみ。

  • 人通りや車の通行の少ない路上・人通りの少ないParkingには止めないこと。 (CMU の Morewood Parking lot, Schenley Parkなどは盗難が多い)

  • 駐車する時は、窓を閉め、ドア・トランクは確実にロックする。夏場の暑いときに換気のために窓を少しだけ開けておくことをやりますが、そのすき間から針金などでロックを開けられ、盗難のもとになる。

  • 交差点で止まった時乗り込んでくる強盗もいるので、走行中もドアはロックし、話し掛けられてもむやみに窓を開けないこと。

  • 帰宅時に後ろから不審な車がついていたりガレージ付近に不審な人がいる場合は、ガレージに入らず通り過ぎてガス・スタンドやポリスなどへ行く。

車上荒らしについて

2009年秋学期だけで CMU キャンパスの駐車場で少なくとも4回車上荒らしが報告されています。キャンパスポリスによると、特に以下のものが車上荒らしの標的になるそうです。

  • カーナビ、カーナビを設置するアクセサリーなど

  • ノートパソコン

  • iPod

  • デジカメ

  • シガーソケットへのコード類

  • ジム用のスポーツバッグ

  • その他貴重品(鞄、財布、コインなど)

比較的安全なキャンパス駐車場やアパートであっても、車外から見えないようにしましょう。

カーオーディオなどは、(現在売っているものはほとんどそうだが) "face detachable" といって、表の表示パネルがはずれるものにする。車を離れる時は face をはずし、外から見えないところに隠し、表向き機器の存在がわかりにくくなるようにする、という対策が必要です。

体験談

2003年6月に、下山様の車が盗難にあい、その顛末をpgh-jにて報告していただきました。いざというときの参考になると思われますので、この便利帳にも掲載いたします。

(pgh-j 7849) 車が盗難に遭いました 1

メーリングリストご購読の皆様。シモ@CMU.SEIです。 一昨日(11日)の夕方6時頃にアパート前に駐車して、昨日、出勤しようとしたら、アパート前に駐車したはずの車がありませんでした。

その代わりというか何なのか分かりませんが、アパートのベランダに紙でできた小さな、ミニカーが置いてありました。

こういう場合、ピッツバーグでは何をどうしたらいいのか分かりませんでしたので、ピッツバーグ在住の方にまず相談したところ、とりあえず、

  1. 警察(911)に電話する。

  2. AAAに電話する。

  3. 保険会社に電話する。

と、常識的な答えでした。(あ、やはり、それでいいのかと、安心しました。)こんな時に、すぐにアドバイスをいただけで、気持ちが落ち着きました。

アドバイスどおりに、まず、911に電話して、「車を盗まれました。」といったら、「あなたの、氏名・電話番号を教えて下さい。」と言われました。

それらを911オペレータに答えたら、「ポリスから電話が行くので、この電話を切って待ってて下さい。」と言われました。 2時間まっても警察から電話が来ないので、再度911に電話したら、今度は「あなたの、住所・氏名・電話番号を教えて下さい。」と言われました。

それらをオペレータに答えました。また、「ポリスから電話が行くので、この電話を切って(Hang up)待ってて下さい。」と言われましたが、 1時間まっても電話がこないので、オペレータとのやりとりに不備があったのかと心配になりました。向かいの部屋のピットの大学院生が、「たぶん警察がくる と思うよ。絶対くるよ。こなかったら所轄の警察署に直接電話してみたら。」と言って、所轄署の電話番号を調べてくれましたが、そんなやりとりをしている最 中に、道路の向こう側の別なアパートの前にパトカーが止まりました。

すぐ走っていって、「911に電話したシモです。車を盗まれました。」と言ったら、「おーけー、おーけー。」と言いながら私のアパートに来 て、「レジストレーションと、保険のカードを見せて下さい。」と言われましたが、「全て車のダッシュボードにいれてあったから、一緒になくなった。」と答 えたら、「じゃ、すぐにAAAに行って、レジストレーションを再発行してもらい、保険会社に電話して、保険カードのコピーを送ってもらいなさい。それがな いと、車両盗難報告を作ることができないから。書類が揃ったら、また911に電話しなさい。」と言われました。

言われたとおりに、EAST CENTRALのAAAに行って、「これこれしかじかで、レジストレーションの再発行をして欲しい。」と言ったら、約15分で再発行してもらいました。 (9ドル) 保険会社に電話したら、日本人男性の係員がでて、「じゃ、送ります。明日かあさって頃になるかもしれません。」と悠長なことを言うので、「すみませんが、 そんなことをしている間に、盗難車が犯罪に使われたりするといけないので、できる限り早く送って下さい。」とお願いしたのですが、「確証できません。」と 言われました。結果的にはすぐに送られてきましたが、この男の感覚を疑ってしまいました。

ポリスが指示を残して帰ってから、約1時間半で、書類が整ったので、再び 911に電話したら、こちらから名乗る前に、「あ、車盗まれたシモだね。今、ポリスが行くから。」といわれ、今度は5分で、さっきのポリスがきて、書類を 揃えて出したら、「パーフェクト!!」といいながら、事情聴取が始まり、最終的にCCRナンバーというものを教えてもらいました。

CCRナンバーとはCentral Control Reporting Numberというもので、911で受け付けた事件の参照ナンバーのことだそうです。今後、警察に問い合わせしたり、書類を請求するときは、このナンバーが大事だと教えてくれました。 つづく

(pgh-j 7850) 車が盗難に遭いました 2

シモ@CMU.SEIです。続きです。 CCRナンバーを控えて、ポリスが帰るときに、「車には、重要書類の本紙は保管しないこと。コピーで入れておくこと。君の車は91年式で、盗難に対して非 常に脆弱な車だから、次はハンドルロックとか、いろんな工夫をしておくこと。この辺で車両盗難は珍しいから、若者のいたずらかも知れないので、その辺に乗 り捨ててあったりしたら、たぶん出てくるかも知れない。警察もパトロールを増やすから、安心しなさい。ベランダに置いてあったミニカーは証拠品になるかも 知れないので、持っていきます。もし、怪しい人間を見たらすぐに911に通報して下さい。」と言い残し、帰っていきました。

今のところ、警察から、その後の連絡はありませんが、もし、車を見かけた方がおられましたら、私に連絡ください。

(pgh-j 7851) 車が盗難に遭いました 3

シモ@CMU.SEIです。 それにしても、どうしても気がかりなのは、ベランダに置いてあったミニカーが、犯人が車を盗んで、その代わりに置いていったものだととしたら、あのドッジが私の車だとしってて、私のアパートも知っててやったと考えられることです。警察もその辺を気にしていました。

車の写真を添付したら、ファイルが大きくなって、エラーになったので、この車を売ってくれた方が宣伝に出したときのURLをリンクしておきます。

写真の車です。見かけた方は是非通報して下さい。 (個人サイトにつき省略) それから、皆様におかれましては、くれぐれもこのような被害に遭いませんようお祈りしております。

参考までに、私の住んでるThomas blvdでは、車両盗難は過去に聞いたことがないと、住民が言ってました。また、最初にアドバイスを下さった方も、ピッツバーグにすんで結構たつけれど、車両盗難の話を身近に聞いたのは初めてだと言っておられました。

古い車を乗っている方は、どうぞ、便利帳(43ページかな?)を参考にして、盗難対策をしておかれることをおすすめします。

(pgh-j 7854) 車が盗難に遭いました 4

シモ@CMU.SEIです。

皆様。私の車が見つかったとたった今、City of Pittsburghのポリスから「シモ、良かったね。ペンヒルで君のドッジが見つかったよ。君の運転免許証と、車のレジストリをもって取りに来てくれ。」と、連絡がありました。

発見場所はPenn Hillでした。これから、職場の友人の車で、車両を引き取りに行ってきます。 後ほどご連絡致します。

(pgh-j 7858) 車の盗難 その後

シモ@CMU.SEIです。 皆様からいただいた暖かい励ましとお見舞いのお言葉、こころより感謝しております。ありがとうございました。

さて、私の車の件ですが、金曜日に連絡のあったPenn Hillの警察署に行って来ました。

警察で、私の車をレッカー移動した会社の住所を聞き、レッカー会社に渡す「車両引き取り証」にサインして、コピーを警察に残し、本紙をも らってレッカー会社に行き、88ドル支払って、車を引き取りました。警察の話によると、Penn HillのSaltburgh Rd.の雑貨屋さんの駐車場で見つかったそうです。

車は助手席のドアノブ及び右後部座席の窓が破壊されており、犯人は、そこから侵入して、イグニッションを破壊して、マイナスドライバーで強 引にイグニッションを回してエンジンを始動したようです。車内には散乱したガラスの破片及び犯人のものと思われる血痕あちらこちらにありました。

土曜日に一日かけて、車内を清掃し、ガラスの破片を掃除機で吸って、血痕をふき取り、ファブリーズでに臭いをとり、破れたガラス窓をビニー ルで覆い、応急処置を施して、今は車内もきれいになりました。走行は可能ですが、イグニッション周辺を大きく破壊されたため、電気系統が破損し、タコメー タ及びオイル計が機能しません。また、サイドミラーのモーターが動かなくなっているので、運転するたびに手動でサイドミラーを調整しなければいけません。 ラジオも入りません。イグニッション系統に、車のあらゆる電気系統が集中していることを実感しました。

幸いにも、ヘッドライト、ターンシグナル、ハザードランプ、エアコン等は生きており、車体外回りはぶつけた跡もなく、きれいです。今は、 レッカー会社で教わった「盗難手口」と同じ手順でエンジンを起動し、とりあえず普通に走っております。 当初、警察の話では、犯人が車内にいるところを、現行犯逮捕し、犯人は既に刑務所にいるので、今後、損害賠償の件で、裁判所の役人とか、容疑者の弁護士か ら連絡が行くので、車の修理の見積もりを出しておいた方が良いと言うことでしたが、その情報は間違いで、金曜日に同じ車両盗難事件がもう一件あり、犯人現 行犯逮捕はそちらの方で、警官が勘違いして、そちらを私に教えたそうです。したがって、私の車を盗んだ犯人はまだ逮捕されておらず、私の車の修理の損害賠 償は、今のところ、宙に浮いた状態です。

さらに悪いことに、私は、車の保険を契約するときに、車両保険(盗難等)には入らず、対人、対物のみに入っていたので、今回の損害に関して、今のところ、全て自己負担ということになります。 車両保険に入らなかった理由は、日本ではいくら車両保険に入っても、車の評価額以上の修理代は出ないので、「1500ドルのドッジに、高い車両保険をかけても無駄。それよりも、異国での運転を、安全第一で、事故を起こさないように、慎重に走ろう。」と考えたからでした。

保険会社に改めて訪ねたら、こちらではそんなことはないそうです。保険に入っていさえすれば、かかった費用は保険でカバーできるそうです。もし、車両が見つからなかったとしても、その車の購入費は保険会社から支払われるそうです。

今の心境は、車がこんなに早く、しかも走行可能な状態で見つかった幸運に感謝。私の車が次の犯罪に繋がらなくて良かった。そして早く犯人が見つかって、損害賠償をして欲しいといったところです。

また、情報がありましたら、皆様にお伝えいたします。皆様におかれましては、このような事件に巻き込まれることのありませんように、便利帳を参考に、セキュリティ対策を万全にして、そして、保険のポリシーを再確認されることをおすすめ致します。

車上荒らしに遭いました

  • 「アパートの屋外駐車場で被害に遭いました。特に目立つ車ではなかったのですが、助手席のガラスが割られ、備え付けの CDカーステレオが盗まれました。ガラス修理に300ドル以上かかったので、それをカバーするような保険のプランに入っておけばと、後悔しました。一応ポ リスに電話をし、現場検証(?)をしてもらいました。」(嶋 Mar 2006)