両替と海外送金

送金

日本の銀行口座からアメリカの口座への送金

日本で使用していた銀行口座のお金を、アメリカで開設した口座に送金する場合には、以下の方法があります。

  • 体験談(黒部 Mar 2019)

    • 日本の銀行で海外送金に対応している銀行はたくさんありますが、ラボの先輩などの話を聞いてSMBC信託銀行プレスティア(旧CITI bank)を利用しています。残高1000万円以上または投資信託を300万円以上購入でGoldステータスとなり、1回4000円程度かかる海外送金手数料が無料となります。ただし受け入れるアメリカの銀行側の手数料はかかってしまいます。滞在中に残高が減少して1000万円を下回ってもGoldのままにしてくれるとの事です。

  • 体験談(柚木 Aug 2017)

    • 2015年より日本におけるCITYBANK銀行のサービスはSMBC信託銀行プレスティアに統合されました。海外への送金方法はCITYBANK時代とほぼ同じです。注意点として、プレスティア口座申し込み時に印鑑で認証を行った場合、その印鑑をアメリカに必ず持参する必要があります。現地銀行(PNC BANKなど)で口座を開き、SMBC信託銀行向けの送金口座登録依頼を記入するに当たり(上記、岩室様の(5)のプロセス)、登録依頼用紙に「口座申し込み時に使用した印鑑の捺印」を求められるからです。私の場合、国際普通郵便(USPS First Class Mail International)で書類を送り、13日後に登録されているのをオンラインで確認できました。なお口座登録が完了してもSMBCからは何の通知もないので時折オンラインで確認することが必要です。

    • なお、日本からアメリカへの送金に関しては、銀行内での両替や、送金手続き、現地銀行での入金手続きなども含め、送金依頼をしてから実際に現地で入金されたお金を使えるようになるまで数日から一週間程度時間がかかるので、余裕をもって手続きを始めることが必要です。

  • 体験談 (岩室 Mar 2011)

    • 日本では地方銀行を使用しており、インターネットバンキングによる海外送金に対応していなかったので、CITIBANKを経由して海外送金 しました。具体的な手続きは、 1)地方銀行のインターネットバンキング申し込み、2)CITIBANK口座開設、3)CITIBANKマルチマネー口座開設(ここまで渡米前)、 4)PNC口座開設(渡米後)、5)PNC口座をCITIBANKに登録(国際郵便で手続き可)、の手順でした。送金方法は、地方銀行 →CITIBANK→マルチマネー口座内で円からドルに換金→PNCへ送金、となります(杉山様の方法と同じです)。

    • 銀行によっては、インターネットバンキングを利用して直接アメリカのドル口座へ海外送金が可能なようです。例えば東京三菱UFJではグローバルダイレクト というシステムがあり、インターネットバンキングにて日本の日本円口座(やドル口座)から、アメリカの銀行へのお金の国外送金が可能だそうです。

    • ゆうちょ銀行の場合は、インターネットバンキングでのオンライン送金はできないようです。ただし日本にどなたか家族がいらっしゃるようであれば委任状付きで送金できるそうです。

    • そのほかの方法として、日本の親族の口座に一旦資金を移動し、アメリカの口座に送金してもらう方法もあります。ただしこの場合、資金の移動に対して贈与税がかかる可能性があるので、親族間とはいえ借用書を作るなどの工夫が必要かも知れません。

アメリカの口座から日本への送金

アメリカから日本やその他アメリカ以外の国へ送金する場合は、以下の方法があります。

口座送金 (wire transfer)

  • 「ぼくは2度ほど、Mellon Bank の自分の口座から日本の銀行 (東京三菱) の口座に送金したことがあります。送金の際には送金先銀行名と所在地 (東京とか大阪のレベルで) と口座名義人を尋ねられ、さらに、送金先銀行の SWIFT コードを聞かれました。しかし、そんなものは知らないので、「知らない」と答えると、どこかに電話して調べていましたので、おそらく知らなくても大丈夫な のでしょう。また、手数料がかかります。2,3 翌日には相手先の口座への送金が完了していました。ちなみにSWIFTコードは http://www.chips.org/ の UID SEARCH で検索可能です。」(山平 Feb 1999)

  • 「先日日本に送金したところ、手数料は$40でした。」(高橋 Feb 1999)

  • PNCからCitibank Japanに送金しました。必要な情報は以下の通り。(大野 Sep 2011)

    • Bank name and Address: Citibank Japanと支店の住所

    • SWIFT code: CITIJPJT

    • Account: マルチマネー口座ですとドルで入金できます

    • ABA/Rooting: アメリカの銀行に付される番号。Citibank Japanは日本の銀行になりましたので存在しません(Citibank Japanで確認済)。

    • 手数料: $45

国際小切手 (international money order)

  • 「日本では外為法がかわって、ドルでも支払えたり日本円に換金出来るようになったので、結局マネーオーダーで送金する事にしました。これだと発行手数料が$3です。」(田丸 Feb 1999)

  • 「日本への送金のことですが、Money Order (international money order)のことを教えていただいて、大変助かりました。一口の送金の最高額が$700ということで、もしそれ以上の送金をする場合には、$700ずつ に分けて手配する形となります。手数料は一口$3 (送金の額にかかわらず)だそうですから、銀行のいわゆる wire-transferよりかなりお得です。ただ、CMUの郵便局では手配できないとのことです。」(高橋 Feb 1999)

Online transfer

  • 「もしアメリカからアメリカ国外へ、USドルではなく相手の国の通貨を送金したい場合は、以下のオンラインで国際送金が出来るサイトが便利です。http://www.westernunion.com このサービスでも、チェックが指定された住所まで送られるので、受け取り側の口座番号などはいりません。手数料も口座送金より安い です(僕がc2itでベルギーに 500ユーロ送金した時は手数料$10)。ただし送金限度額が設定されていたり、相手が受け取る際にも、相手の銀行側で手数料が取られる可能性があったり するので、事前に送金内容を確認して下さい。」(田丸 Jul 2002)

日本からアメリカの銀行のオンラインバンキングを利用

  • 「海外からウェブサイトのアクセスを止められるということがあるようです。現在PNCのトップページは、詐欺事件を避け るため一部の国々からのアクセスを禁じているとのことでした。日本のISP(NTT OCN)に問い合わせたところ、180で始まるIPアドレスを使っている場合には、アクセスを禁止されることがあるとのことでした。そのためか、現在自宅 のPCからPNCのウェブサイトへ接続ができません。(ソフトバンクのケータイ経由ではできています。)」(鳥居 Sep 2009)

日本からアメリカの銀行へチェックを郵送してdeposit

帰国後にドル立てのチェックを受け取ったりした場合のことを考え、 PNCバンクに郵送での処理について確認したところ、問題なくできるとのこと。

小額のドルチェックを国内銀行で手数料を支払い受け取ってもらう方法もありますが,PNCの口座を残しておいて (今はFree Checkingがあるので気軽に残せる)、 PNCへ郵送でデポジット後、PNCのATMカードで日本から引き出すということも可能です。

Pittsburghで口座を作った人は、

Bank by Mail

500 1st Ave.

P7-PFSC-04-C

Pittsburgh, PA 15219

に、チェックと「デポジットのスリップ」(チェック帳の後ろについているデポジット用の用紙) を一緒に送ることで処理してもらえます。送付先については、念のためカスタマーサポートに自分の口座番号を伝えて確認されることをお勧めします。 (中田 Jul 2003)

定期的な小切手支払いを自動化する方法

  • 「PNC銀行に口座がある方が小切手で支払いをする場合、定期的に(または一度のみ)指定額の小切手を任意の米国内住所に送付できるサービスが無料で使えます。PNCのオンラインバンキングサービスにログインし、Pay Billsタブから利用できます。」(嶋 Jan 2016)

外貨の両替

いろいろな通貨間の両替

  • 「空港の中などにあるTravelexが一番便利ですが、10%近い手数料をとられてしまいます。カナダでは街中に両替所がたくさんあり、手数料も安かったです。カナダではほとんどの場合カードが使えますが、トロントの地下鉄や一部の日系レストランは現金のみでした。カナダにおいては米ドルをごくたま に受け取ってもらえますが、ナイアガラ以外では通用しないと考えていたほうがよいです。」(栃木 Aug 2010)

米ドルから日本円

日本にてアメリカの銀行から引き出す方法

  • 「手数料(為替手数料、ATM利用料、口座維持費など)無料で世界各地のATMから現金を引き出す方法がいくつかあります。参考英語記事参考日本語記事。Schwab Bank High Yield Investor Checking Accountのデビッドカードを使った方法がポピュラーなようで、引き出し時には実は手数料がかかるのですが、月末にまとめて返金されます。作成にはクレジットヒストリーにハードプルでのチェックが入るので、スコアを気にする方は注意。」(嶋 Mar 2019)

  • 「現金をわざわざ引き出さなくても、クレジットカードが使えるところなら海外での手数料が無料のカードを持っておけば便利です。年会費が無料のカードもいろいろあります(参考英語記事)。Google Payアプリにクレジットカードを紐づけておけば、アプリなしで普通にカード決済しただけで瞬時に通知が来てドルでの請求額がわかるので、日本以外に旅行する時も安心です。」(嶋 Mar 2019)

  • 日本にてアメリカの銀行のATMカードを利用した体験談 (中田 Jul 2003)

    • 都市銀行系のATMマシン → (私が確認した範囲では)取り扱っていない

    • 日本のCITIBANKのATMマシン → PLUSとCIRRUSは利用可能

    • 郵便局のATMマシン → 大半はPLUSとCIRRUSは利用可能

    • となっています。 PNC Bank のATMカードを日本で利用する場合は、 PNC BankはPLUSですので、日本で現金を引き出したい場合は、 CITIBANKもしくは郵便局に出向いてください。

日本円から米ドル

便利帳編集部コメント:黒田さんが紹介されているようなFXを使った方法(0.2円 / ドル)は今まで見た中で一番手数料が安いです。ピッツバーグ空港のTravelexのようなところは12円 / ドルも取られますので、注意してください。

FX

  • コメント(黒部 Mar 2019)

    • 日本円から米ドルへの両替手段としては、FXのマネーパートナーズという会社を利用しています。FXというと投機的で怖いイメージがありましたが、レバレッジを効かせる必要も無くて大丈夫でした。プレスティアの両替手数料は1円/ドルですがマネーパートナーズは0.2円/ドルです。またプレスティアで両替するときはその都度注文するので為替レートの変動に一喜一憂しますが、マネーパートナーズは購入したい為替レートを指定しておいて、実際にそのレートになったら注文が成立する、という買い方が出来ます。この1年はだいたい110円/ドル前後で推移していますが、2018年3月に一時105円くらいになった時にたくさん買っておく事が出来ました。マネーパートナーズは海外送金には対応していないで すが国内銀行へのドルの出金は無料なので、前述のプレスティアにドルを移動して海外送金しています。またマネーパートナーズに口座を作るとドル建てプリペイド式クレジットカードも作れるので、両替したドルをカードにチャージして普通のクレジットカードのように日々の買い物に使っています。空港で米ドルの現金を受け取れるサービスもあるので、渡米時の初期費用を用意する際も便利でした。

    • 他にも国内銀行へのドルの出金に対応したFX会社はあるようです。

日本の金融機関

  • 「私は日興コーディアル証券を使いました。為替手数料が60銭+海外送金手数料がたしか3500円だったと思います。もっとも安いと思われる新生銀行 (50銭) は非居住者が海外送金するのが事実上不可能な制度だったので、結局利用しませんでした。」(杉本 Nov 2002)

  • 「私はキャッシュカードとトラベラーズチェックを使い、海外送金なしで外貨を用意しました。Citi bank(Japan)の外貨キャッシュカードを使うと、Doller bankなら(引き出しの)手数料なしでドルを引き出すことが出来ます。(今のところ私が利用したATMで手数料を取られてたことはありませんが、店舗によることもあるとのことなので詳しくはのCiti bank(Japan)のホームページをご参考になさってください。)円貨からの流れは、円普通預金口座 ⇒ マルチマネー口座内円普通預金 ⇒ (通貨交換) ⇒ 外貨キャッシュカード専用米ドル普通預金口座となります。シティバンクのATMなら一日3000米ドルまで引き出せますが、Doller bankは一日600米ドルに設定されているようです。Citi bank(Japan)に口座があるか、もしくはシティゴールドカードを提示するとトラベラーズチェックの手数料も無料になります。渡米後トラベラーズチェックは銀行へ現金同様に預け入れましたのでお店でいちいちサインして使うというようなわずらわしさもなく、現金を大量に持ち歩くよりも安全で便利でした。」(山内 Mar 2008)

アメリカの金融機関

  • 「PNC Bankでは口座を持っている人であれば、外貨の両替をしてくれるそうです。日本円をドルに替えてくれます。ただ、手数料はけっこうします。」(ボネル Nov.2013)

米ドル間の両替

くずしたい場合

洗濯や駐車などでquarter (25セント硬貨)が大量に必要になる事があります。銀行でも両替してもらえますし、時々両替可能なジュース自販機があるのでそれを利用します。

  • 「ATMで引き出す時にお札の種類を指定することができます。旅行前にチップ用に1ドル札がたくさん欲しい時などに便利です。」(嶋 Mar 2019)

  • 「銀行で10ドルを渡すと、クォーターが40枚ひとかたまりになったものをもらえます。ですので、10ドル単位の両替がおすすめです。」(嶋 Sep 2008)

小銭からの両替

  • 「銀行では、一定量に達していないとコインから紙幣には両替できませんし、入金もできません。」(安部 April 2017)

  • 「ジャイアントイーグルなどスーパーのレジの近くに巨大な機械があることがあり、小銭をいれるとスターバックスなどのプリペイドカードになって返ってきます。現金にもできますが、その場合は手数料がかかります。」(嶋 Sep 2008)