グリーンカード

グリーンカードとは米国の永住権を指します。市民権とは異なるので注意。

ウィキペディアによれば、永住権を取るには以下の5つの手段があります。

  1. 家族によるもの

  2. 雇用によるもの

  3. 抽選によるもの

  4. 政治亡命

  5. 難民

その中でも日本人にとって一般的なのは、1.(国際結婚)、または2. (労働ビザなどでの滞在中に切り替えるケースが多い)でしょう。

米国での滞在ルールは頻繁に変わりますし、便利帳では法的なアドバイスはできないので、最新の詳細は移民弁護士に問い合わせるか自己責任でお調べください。

※実際にグリーンカード申請を体験された方々、体験談をお寄せください。

国益免除 (EB-2 NIW)

2. の場合、カテゴリーがEB-1からEB-5まで分かれています。該当者の多いEB-2、EB-3などでは雇用主によるスポンサーが必要で、さらには該当ポジションを雇用主が実際に新聞広告などで求人し(PERM)、その求人でポジションを埋めることができないということの証明(Labor Certification)をしなくてはなりません。このプロセスは応募が来るまで待つ必要があり、長い時間がかかります。

ただし、日本人の場合は国益免除(NIW)が使えるケースがあります。

NIWでグリーンカードを申請できるのは修士号以上を持った研究者実績のある人などで、雇用主のサポートなし(つまり無職可)、Labor Certificationなしで申請可です。

参考サイト:

http://www.bengoshiusa.com/iv/eb2_niw.htm

口コミ (嶋 Jul 2015)

友人はLiu & Associatesという弁護士事務所でEB-2カテゴリーをNIW申請し、2015年にグリーンカードを4500ドルで取ったそうです。

テキサスの事務所ですが、ピッツバーグにいながらメールと電話のやりとりだけで済んだそうです。

サイトにNIW申請が通った申請者の簡易プロフィールが載っているのも参考になります。

移民系弁護士事務所では、EB-2 NIWが取れそうかどうかをメール経由で履歴書などから無料判定する仕組みがあるところがあり、同じ友人は、North America Immigration Law Groupからも無料相談&見積もりをしたと言っていました。

弁護士事務所によっては成功報酬の割合が極めて高い(グリーンカードが取れなかったらほとんど払わなくて良い)というところもあるそうなので、詳しい人に良い事務所を紹介してもらうのが良さそうです。

口コミ (儀宝 August 2015)

私は琴河・五十畑法律事務所(http://www.kandilawyers.com/)という、移民法専門の弁護士事務所でグリーンカードの申請をいたしました。

費用は案件によると思いますが、私の場合は約3000ドルというたいへん良心的な価格で手続きしてくださいました。

(初回は45分で$150で相談にのってくださり、7日以内に契約すれば総額の弁護士費用から相殺してくださります。)

費用以上に何よりもよかったことは、

・琴河さん、五十畑さん両者とも、日本人らしく、とても礼儀正しく丁寧な対応をしてくださったこと

・秘書などを通さず弁護士さんと直接、しかも日本語でやりとりできるので、誤りや、無駄な作業がなかったこと

・進捗状況や、先の手続きについて随時連絡、ご指示くださったこと

・質問に適格かつ迅速にご回答くださったこと

・移民法専門家ならではの、移民・非移民ビザ両方に関して豊富な経験、知識を持たれていること

・オフィスがシアトルなので、時差のおかげで、帰宅後に連絡を取り合うことができたこと

・ビザセンター側から音沙汰がないときにも、見通しを連絡してくださったおかげで、不安にならなかったこと

など、よかったことが多々ありましたというより、すべてがよかったです。

ビザ関連で悩まれている方はご相談される価値が非常に高いと思います。

永住権と結婚

「結婚相手に米国永住権・市民権がない場合、結婚する前に永住権を取るより、結婚後に取ったほうが良いと言われています。結婚前に取ってしまうと、将来結婚した時に配偶者に対して永住権が出るまでの期間(長いケースで10年以上)、配偶者が米国に合法的に滞在するには配偶者自身がビザステータスを保持する必要があるからです。それを避けるには永住権から市民権に切り替えることで配偶者の永住権スポンサーになる、別々の国で暮らすなどの方法がありますが、それらには当然デメリットもあります。」(嶋 Jul 2015)