電話のかけ方

アメリカから日本へ

アメリカの自宅から国際電話をかける時は

011-国番号(日本は81)-相手の市街局番(0を抜かす。東京なら3)-相手の電話番号

で繋がります。

家の電話から (以下に述べるようなカードを使わずに普通に) 国際電話を掛けた場合は、国際電話のキャリアとして契約している電話会社を使うことになります。

コイン式の公衆電話 (Pay phone) からの場合で小銭が少ない時や、ホテルからの長距離電話で接続手数料を節約したい時には、コーリングカード、クレジットカードコール、あるいはコレクト コールが便利です。特にコーリングカードは通話料が安く、カードさえ持っていればどこでも使えるので、非常に利便性が高くなっています。

コーリングカード

Verizonなどの電話会社の発行しているコーリングカードは日本でも無料で作成できます。自動応答メッセージに従って、ID番号と暗証番号を プッシュするだけで小銭は全くなしで、電話をかけることができます。空港などにはコーリングカードを差し込んで使える電話器もあります。 また電話会社のコーリングカードの他に、売店などで入手できるプリペイド式のカードでも比較的安く通話できます。カードは数多くの会社から発売されてお り、それぞれ、各地域への通話料(通話開始にかかる接続料 (connection charge) と、その一定時間毎に課金されていく通話料 (大抵1分あたりの値段)) や、はじめて利用してから数カ月で失効する/しない の違いなど、いろいろなタイプのものが出回っています。購入する際は説明書きを良く読むようにしましょう。http://www.zaptel.com/ などの比較サイトもあります。以下に利用された方の声を掲載します。値段は常に変動する可能性があります。

      • 「CMU の売店では既に別会社(Clifton Digital)のカードを売っています。このカードは日本まで接続料 $1.25、7cent/min、monthly fee は無しですが、最初の使用後 3ヶ月で expire します。(まだ実際にかけていないので不正確かも知れません)」 (高尾 May 2001)

      • 「Clifton Digitalのコーリングカードですが、私が先ほど買ったのでは、 Expiration 6 months after first callとなっておりました。国内長距離は接続料なしだし、まだかけてませんが、「日本まで接続料 $1.25、7cent/min」ということらしいので、前の EconoPhoneより優れものではないでしょうか。」(大塩@RI May 2001)

      • 「日本までのプリペイドコーリングカードの情報を付加させてください。

http://www.callingcards.com/ では接続料0、5cent/min、 http://www.speedypin.com/ では接続料0、3.5cent/minなども検索で出てきます。PayPhoneの付加料金や税金、携帯相手の料金などは個別にチェックする必要がありま す。通話品質は若干の遅れや無音時のとぎれを感じることがありますが、長話するには最適でしょう。ネットでの購入では物理的なカードよりも単に番号がメー ルで送られてくるだけのものが主流です。」(籠谷 Jul 2002)

クレジットカードコール

KDDIスーパージャパンダイレクトを利用すれば、日本で作ったクレジットカードだけでかけることができます。KDDIスーパージャパンダイレクトの番号

1-800-433-0081 - クレジットカード番号-#-暗唱番号-#+日本の相手先番号 (0は不要。東京なら 3-xxxx-xxxx)

料金は前述のコーリングカードよりは高くなります。KDDIスーパージャパンダイレクトについてはhttp://www.kddi.com を参照して下さい。また、KDDIの他にも同様のサービスを行なっている会社もあります。

コレクトコール

コーリングカードもクレジットカードもない場合、コレクトコールが利用できます。英語のわかる人がいればいいんですが、たとえ会社でも留学する本人 を除くと「さっぱり」って場合があります。アメリカの電話会社を使ってコレクトコールをでやると当然オペレータは英語ですので、日本で電話を受け取った側 のてんやわんやの様子が聞こえてきて、気の毒になったり、面白くなって病みつきになったりするのですが、会社ならいざ知らず家族への通話だと実際むずかし いものがあります。KDDIのジャパンダイレクトを使うことができます。1-800-543-0051 で10中8、9お姉さんが相手をしてくれます。(残りの1、2はおじさんではなくておばさんです。)

コレクトコールには、「Station-to-station」と、「Person-to-person」の 2種類があります。前者は、掛けた先の番号で誰でもよいので人間が出ればその人と通話をすることができます。後者は誰がが電話に出ても、掛けた人が指定し た人ではない場合、通話は開始されません。通話は後者のPerson-to-Person の方が高くなります。前者を使いたい場合は「話す相手は誰でもいいです」と言って、オペレーターにその旨伝えましょう。

また、アメリカの携帯電話から日本に電話を掛ける場合は、あらかじめ国際電話契約をしておけば、そのままかけることができます。携帯電話からでも利用できるコーリングカードもあります。

アメリカでの国内通話

      • 基本的な電話のかけかた

アメリカの国内電話番号は、3桁の市街局番 (Pittsburghは412) とその後に続く市内局番7桁の、合計10桁から成っています。

市外にかける時は、1の後 (ここで 1 は日本で市外電話をかけるときの始めの 0 に相当します) に10桁を加えた11桁をかけます。(例: 1-212-abc-defg)

市内にかける場合は、Pittsburghでは 412からはじまる10桁をかけます。はじめの412を抜かすことはできません。(例: 412-abc-defg) ただし、 Pittsburgh以外の米国内の都市では市外局番3桁を抜いた7桁 (例: abc-defg) で市内通話をかけられることがほとんどです。(Pittsburghでは、携帯電話の加入増加による番号不足のため、2001年から、上記のように412 をつけなければならなくなりました。)

      • 出先からの通話

出先からの通話、特に長距離通話ではコーリングカードが役にたちます。自宅に電話を設置すると契約している電話会社のカードを入手できたり、またプ リペイド式のカードを購入しておくのも便利です。日本で購入したKDDIなどのコーリングカードも利用できますが、料金は高くなります。クレジットカード を差し込んで使える公衆電話はあまり多くありません。

日本からアメリカへ

通常自宅から電話する場合は、マイライン契約の「国際」のキャリアとして指定した会社を利用することになります。