投稿日: Aug 27, 2016 10:0:7 AM
2016年1月27日(水)日本棋院有楽町囲碁センターにてこの年最初の例会が行われました。
参加者は会長の私を含めて4名でした。いつも例会よりも少ないですが、これは1月30日に大会が予定されていたためだと思われます。
今回は私(会長)とKAT会員との19路盤8子局をご紹介いたします。
黒8は甘い(過去の対局で指摘済み)。
黒14は肝要な一手。
黒26は疑問(変化図2)。もし白25が嫌なのであれば黒24では25に打ちたかった(変化図1)。
黒1と打てば右辺は安定する。白2のボウシが気になるが黒5までで頭を出せば大丈夫。
黒26では1と反発してみたい。もし2と遮ってくれば堂々と3と切る。シチョウの関係で1の石は取られないので、白は分断される。
黒56,58のデギリは無理。黒56では59と出るべきだった(変化図3)。
黒60は中途半端。58と切った1子を守るのであれば61に打つべき。
黒62は悪手。58と切った以上、どうなっても63にノビる一手。
黒58では3と出るべきだった。白4の押さえには5と切る手がある。
もし白6とノビレバ黒7,9で黒は連絡する。
黒2が敗着。ここでは白1の右上に下がれば活きていた(変化図5)。この黒を取られては黒勝てない。
白15,17はよくあるサバキの手筋。それに対する黒18,20は俗手の見本(変化図6)。
黒22は大悪手。黒16の石は絶対に取られてはならない種石。
黒2では1と下がる一手。白2のツケが怖いが黒3,5で大丈夫。この黒の形は「串六」と呼ばれる活き型の典型。
黒22では1とツナグ一手。以下白2,4と凹まされるが黒5で取り敢えずは無事。