第21回例会(その3)

投稿日: May 17, 2014 3:25:41 PM

今回は先月の例会に初参加したKU特別会員と当同好会設立以来当同好会を支えているSS会員との19路盤4子局をご紹介いたします。

しかも今回は、KU特別会員の自戦解説です(KU特別会員の解説は「」で紹介します)。ではどうぞ。

白3は趣向。白15は頑張った打ち方。

KU特別会員「白27では29にふくらむほうがよかったかもしれません。実戦の下ハネに対して黒が上からアテてきたら白苦戦だったため(変化図1参照)。

KU特別会員「黒からこのように打たれていると、白は困っていた感じです。」

KU特別会員「右上で白が先手をとって、33に回ったのは大きかった。ここを封鎖できたのが大きかったです。

黒36は、白に対して響いておらず、一歩遅れをとった手でした。白41とボウシされて黒は苦しい形になってしまいました。

KU特別会員「白53のツケは黒のタケフを防ぐツ手筋。

KU特別会員「白61までで白は壁を作って厚くなりました。一方、黒は眼を作りに行かなければならない苦しい展開。

黒62は少し薄かった。

黒66は中央を補強すべきだった(変化図2参照)。

白69のツケは、白の薄みを補強する一手。

黒70は71に打つ方がよかったかもしれない(変化図3参照)。

71から75までは手筋。これで白のキズを守っている。

これだと中央の連絡は完全になるし、白の薄みをついて中央に眼を作ることもできそう。

予想される変化は以下。これでもAとB(又はその一路右)が見合いで黒忙しい。

KU特別会員「白77までで白を補強し、左下黒への寄り付きを狙っている。

黒78は中央を補強する最後のチャンスだった。

黒80は必要な一着(下の変化図参照)。

白81が強烈。黒の大石が分断された。」

KU特別会員「黒80で中央を補強すると、81以下隅の死活がかかったコウが発生する。」

KU特別会員「白103までで上辺から中央にかけての白の大石が活きたことで黒の大石が憤死しました。」

総譜です。さすがにKU特別会員は六段というだけはあって強い。ただSS会員は本来の力を出せず萎縮してしまった感があります。

何にせよKU特別会員、今後ともどうぞよろしくお願いいたします(例会参加のみならず本blogの解説も)。