投稿日: May 02, 2015 8:9:19 AM
続いてはAH会員と私(会長)との13路盤3子局です。
黒は中央を大事にして打とうという発想。
黒14は好手。しかし黒16は疑問手(変化図1)。
黒16では1と切りたかった。以下3までで厚みを築けば中央が盛り上がる。
白19と飛び出されたので黒20,22の補強が必要になってしまった。
前譜の黒16が疑問手たる所以。
黒26では決め手があった(変化図2,3)。
黒26では1から当てたかった。もし白2と逃げれば3と当てる。ダメヅマリのため黒5がアタリになるので白6はやむを得ない。
黒7で中央から右辺が大きくなる。
白2と当て返せば黒3と逃げれば良い。黒7までで白は収拾がつかなくなる。
黒40は不急の一手。ここではもっと厳しい手があった(変化図4,5)。
黒40では1とハネたかった。「二目の頭見ずハネよ」という格言通りの手。
黒9の備えは必要だが白10で右上隅はコウになる。
左上の黒は、白からAと出られても符号順に打っていて大丈夫(◯の箇所がカケツギになっている)。
白45に黒46は悪手(格言「アキ三角は愚形の見本」)。
白53までで黒は取られている。以下略。白中押し勝ち。