第23回例会

投稿日: Jul 12, 2014 7:44:9 AM

6/25(水)に日本棋院有楽町囲碁センターで第23回PA会囲碁同好会例会が開催されました。

今回は初参加のYH会員(しかも平成25年合格の新登録弁理士!)を含む11名の参加がありました。しかも今回の例会は初めて例会を開いてから2年になるということで、特別企画として囲碁インストラクターの品田渓さんをお呼びして指導碁を打っていただきました。

今回指導を受けたのは、KIT会員(3子)、YK会員(5子)、私(会長)(5子)、SS会員(6子)、TO会員(6子)、TS会員(6子)でした。

この写真は指導碁の様子です。最初に4面打ちを御願いし、その後3打ちをお願いしました。

というわけで今回は品田さんと私との5子局を紹介します。

黒4で5と挟むのが普通ですが、置碁なので5の開きを許して大場に回ろうと思いました。

白13,15はサバキの常套手段。ここで黒の私は少し考えました。

少し考えて16と反発しましたが、これは局後に筋違いと指摘されました。普通の2線の白石をかかえているくらいだっとようです(変化図1参照)。

白17は予想外の一手。一気に局面が険しくなりました。

続く20は悪手。Aにツナグ一手でした。30までのワカレははっきり黒失敗。

黒16では1とカカエているくらいでした。以下6までで白も治まりますが、黒7に回れれば黒良しだったと思います。

白17では白1と打っているべきだったかもしれないという品田さんの感想がありました。当時私はこの図で悪くないかと思いましたが、A当たりに打たれてどうも黒甘いようです。あと左辺の石が強くなったことでBのヨリツキもありそうです。

黒42では上辺から根拠を奪っている(たとえば41の右上にケイマする)のが良かったか?

白43,45のサバキを与えてしまった。

ここで黒の私は考え込んでしまいました。

少考して46に打ちましたが53まで上辺をダンゴ石にされてしまいよくありませんでした。

黒46では黒1とノビたらどうだったか、と局後に考えました。

白2と抱えれば以下7までコウになります。黒はこのコウに勝てるとは思いますが、上辺の白は55が利いているので意外にしぶといかもしれません。

白は65までで連絡して左上隅〜上辺の黒地を先手で削減して67と左下隅に手を付けました。

黒68では単に70と切っているのが良かった。というのも私は白71を見落としていたのです。

黒74はたとえ取られても利きを残すために打っておきました(格言「二子にして捨てよ」)。

黒78までで下辺を破ってから、白は79からサバキに出ました。85までは定石。

黒86は方向違い。黒76,78まで石が来ているから下辺は小さい。むしろ87と押して中央を盛り上げるべきでした。

白は93と右辺に手を付けました。白95に対する黒96は打ち過ぎ。98と引いておくべきでした。

9は黒のダメヅマリをつく巧い一手。これで上辺〜右辺の一団が安定しました。さすがだと思いました。

黒18は見損じ。白19が成立してしまいました。

石がすべて治まりあとはヨセ。ミスはいくつかあったものの何とか残りそうだと思いました。

163手以下略。結果は黒9目勝ち。次回からは4子でいいでしょうと言っていただけました。