第26回例会

投稿日: Sep 27, 2014 5:9:37 PM

9/24(水)に日本棋院有楽町囲碁センターで第26回例会が開催されました。

今回は10人の参加があり、YS会員が初参加しました。彼はルールから教えてもらうことを希望していたので、私(会長)がルールを教えました。

基本的な教え方は2013年12月例会番外編と同様でしたのでそちらをご参照ください。

YS会員は、「東大教養囲碁講座―ゼロからわかりやすく (光文社新書)」を読んでいてだいたいのルールを理解していたので、着手禁止点のみ教えました。

ルールを教えた後早速9路盤4子局対局を行いました。

このように進み結果は黒の圧勝でした。非常によく打てています。

その後9路盤3子局で打ちましたが、途中で「二眼生き」についての説明を忘れたことに気付き、対局を中断して説明しました。

具体的には、

(i)自分の石が離れた場所に眼を2つ持てば、その自分の石には着手禁止点が2つ存在する(ルール5)

(ii)相手も1度に1個しか石は置けない(ルール2)

よって、(i)と(ii)の必然的帰結として、二眼を持った石はどうやっても取られないということを説明しました。YS先生、説明し忘れて申し訳ありませんでした。

上記説明が終わったら時間もなかったので、二眼生きの基本である「ナカデ」について少し詳しく解説し、二眼生きと大きな地を持つこととの関係を説明しました。

後者については、ある一定以上の大きな地が存在すれば、その大きな地の中に自分の石を置けばいつでも二眼ができるので、その大きな地を持つ石は明示的に二眼を作らなくても生きていると判断されるということを教えました。今後ルールを教えるときには、終局の判断と一緒に教えた方がいいと思いました。

と、こんな感じで約1時間ルールを教えました。今後が非常に楽しみです。