第30回例会(その2)
投稿日: Mar 24, 2015 1:45:55 PM
今回紹介するのは昨年10月から参加しているYKAW会員と私との9路盤3子局です。
当同好会でルールから覚えた彼女が4ヶ月でどこまで打てるようになったのかご覧ください。
手堅い打ち回し。3子なのでこれで良い。
黒10としっかりツナぎ黒12とキリました。
白13は何はともあれこう打つところ。
そこで黒14は簡明策(変化図1)。以下黒16とシボったところで白の私は戦意喪失して投了しました。
なぜなら白は中央にダンゴ石を作らされた一方、黒石はすべてが働いているからです。3子置いてこれではどうにもなりません。
黒14では1と逃げ出す手もある。しかし白も2,4と最大に抵抗する。黒7までで白が左下隅で治り黒が上辺を取り込むフリカワリになる。
ただこれは変化が複雑なのでこの図に至らずに紛れる可能性が高い。よって実戦の打ち方が最善。
実戦は白が投了したが、打ち続けるとしたら以下のようになる。
黒18が盤中最大。黒22よりも右上隅2線の押さえが大きく見えるかもしれないが、黒22は先手になる(以降の白25が省けない)ので優先させたい。
黒30で終局だが、これだと黒22目勝ち。このように地を数えてみると、黒石には全くムダがないのがわかるでしょう(黒点で示された黒地に寄与しない石が一つもない)。それだけYKAW会員の打ち回しが見事だった証左です(まぁ、上手の私の打ち方も悪かったでしょうが...)。
というわけでここまで打てるようになったのでYKAW会員は9路盤卒業とし、次回からは13路盤に挑戦していただく予定です。