第29会例会(その2)

投稿日: Feb 22, 2015 9:22:52 AM

続いては同じく初参加のAH会員との9路盤3子局を紹介します。

AH会員は、以前独力で囲碁を勉強されていたとのことで、基本的なルールを理解していました。

というわけで一度4子で打ってからすぐに3子局で打ってみました。

黒6,8のワリコミは厳しい。

黒6では準備工作として1とハネるのもあった。

もし白が2と受ければ、それから実戦のようにワリコメば良い。

白6のツナギには7のキリで白を分断できる(黒1白2の交換があるので黒7で白がアタリになっていることに注目(このような状況を「ダメヅマリ」と呼びます))。

白6で7のツナギであれば、黒6のキリが厳しい。

黒10とハネたが、ワリコミの後であれば17と受けずに11と打ちます(15のキリを防いでいる)。

白13の突き出しは大きい。

黒14のアタリは気持ちの良いところですが、17のキリが残ってしまった。

白19で連絡を断たれ21で左上隅の黒には生きがない。

黒24は左下隅の1子を救出する手だがこれでは25,27で助からない(変化図2)。

黒24では1と一路下にケイマするのがよかった。

白が分断を図っても黒7までで隅で生きることができる。

白29で左下隅の連絡が断たれた。

本局を振り返ってのアドバイスは、「石の連絡を確かめましょう(ナナメにご用心)」です。