第18回例会

投稿日: Feb 08, 2014 9:30:57 AM

今年最初の例会が1/29(水)に日本棋院有楽町囲碁センターで開かれました。昨年11月の例会から利用していますが会員の評判は非常に良いです。

今回は過去最高となる14名(うちPA会員は11名)の参加がありました! これまでは1回の例会で平均4人位の参加で6人参加すると盛会だねぇと言っていたことを考えると随分増えました。しかも今回はMM会員とDS会員の2名が初参加されました。MM会員は以前のPA会同好会で腕を磨いておられたとのことでした。DS会員はお子さんが「ヒカルの碁」を読み始めたことをきっかけとして興味を持ったとのことでした。

14名のうち、9名が19路盤対局を楽しみ、私(会長)を含む5名が9路盤対局を楽しみました。昨年まで13路盤対局を楽しんでいたSW会員とKAT会員は今回から19路盤に挑戦です。

そんなわけで取り上げる対局もたくさんあって大変なのですが、まずは私(会長)とDS会員の9路盤2子局を紹介します。DS会員はルールから教えて欲しいとのことだったので、最初に私がルールを教えて9路盤4子局で対局したのですが、私は簡単に負けてしまいました。強い! DS会員と他の参加者との対局も横で観戦していましたがとてもルールを覚えたばかりの人とは思えない打ちぶりでした。そんなわけで私はDS会員の9路盤2子局を提案し、この一局でどれだけ打てるのかを見極めた上で次回から13路盤に進んでもらうかどうかを決めようと思いました。

目一杯に石を働かせて打っていて好印象です。

黒16と打たれた当初は「打ち過ぎ?」と思いましたが、第3譜で明らかになるようにこれは最強手段。

穏やかに打つなら変化図1-2のような手があります。

黒1とツナいで白2とカケツいだときに3が急所の一手。この黒3の一子はどうやっても取られません。

以下9までで左上隅の白の一団は一眼しかありません。×が欠け目であることを確認してください。

黒20はただ取られているように見えるが、「石塔シボリ」と呼ばれる手筋です(白の一群が石塔のように見えるため)。これには驚いた!

白はほとんどツブレ同然です。

26では25の右斜め下に打ってわざと取らせるのが良かった(変化図3参照)

白27は悪あがき。ダメだったら投了するつもりでした。

黒28は良いけど黒32では石塔の一団を取りきるか30の左に打っている方が良かったでしょう。

黒26では1とわざと取らせて(このような手は「ホウリコミ」と呼ばれます)、3とアテてから黒5とダメを詰めれば上辺の攻め合いは黒の楽勝でした。

また黒28でもまだ1とホウリコミを打っていれば黒7まででやはり攻め合いは黒勝ちでした。

黒46が敗着。ここで47に打っていれば変化図4のようになり黒勝ちでした。

白47で攻め合いは逆転しました。

白を投了に追い込むあと一歩のところで黒が敗れた印象です。右上の黒一団と上辺の白一団の攻め合いになっていることを意識していればよかったかなと思いました。

とはいえここまで打てれば十分9路盤卒業だと思います。9路盤卒業おめでとうございます。次回からは13路盤に挑戦です。