第27回例会(その3)

投稿日: Jan 03, 2015 7:42:5 PM

続いてはRA会員と私(会長)との13路盤4子局です。

ここまでは満点の進行。

黒12では18に打った方がわかりやすかった(変化図1)。

黒20では左下隅の根拠の確保を優先すべき(変化図2)。

12では1と頭を出す(封鎖を避ける)のがよかった。白2には黒3と守っておいて黒よし。

黒20では1と三々に守っておくほうがよかった。白2と目を奪いにきても3〜9で活きている。

白21が来て左下隅は危険になっている。

黒24は手堅い手。

白は31〜35と上辺の石の根拠を確保してから左下隅へ向かう。

黒48は大きい。黒50は当然の一手。

黒52は冷静でここではこれが正着。

54又は56ではまず57の下にアテを打ちたかった(変化図3)。

白59に対する60は正着。これ以外では活きはない(変化図4〜6)。

ここで白が投了。RA会員の好局。

54では1とアテるのが重要。実戦のように白57とハネられるのは大きい。

2のツギの後に3,5と切れば白は×に守らなければならなくなるので黒が得だった。

実戦の黒60のサガリは唯一のシノギ筋だった。ここで1とツナぐと白2,4のハネから6と急所に打たれてしまう。

1のカケツギだと2と急所に打たれ、3と懐を広げても4でやはり2眼できない。