第19回例会(その2)

投稿日: Mar 08, 2014 9:4:16 AM

続いてRA会員の13路盤デビュー対局をご紹介します。相手は入会以来皆勤賞のYK会員です。

まずは4子局で指導を受けることになりました。

ではどうぞ。

黒2では白1の左か右にハネるのが普通(格言「ツケにはハネよ」)。

黒6では1の左に切りたかった(変化図1,2参照)。

黒12は11の下に押える一手(変化図3参照)。

黒1とキル手が成立した。白2とアテても黒3と逃げれば、AとBが見合いで白ツブレ。

黒1に対して白2と反対からアテても、黒3,5と逃げればAとBが見合いでやはり白ツブレ。

黒12では黒1とオサえる一手。白が×に打っても黒が◯に打てば、その×の石は取られる(このような形を「カケツギ」と呼ぶ)。

黒22は強手。その後の黒24,26は素晴らしい。これで中央に厚みができて黒優勢になった。

白27の三々は当然の一着。

黒28は29から押えた方が良かった。原則は、「広い方を押えよ(相手に狭い方に打たせよ)」。

黒30は小さく今打つべきは右上隅(このような手を「ソッポ」(よそ見している様子)と呼ぶ)。

黒30は29の下にハネる一手だった。

黒32は33に打つところ(変化図4参照)。せめて35に打つべき。

黒32のような手は「アキ三角」という打つべきではない形。

黒1に白2と打たれたときには、黒3と一旦キリを入れるのが良い。

白6以下で3の一子は取られるが、黒7と打つことで×のキズを守っている。

そこで黒9の大所に回ることができる。

白47に守られてしまっては黒の勝機は完全になくなった。

総譜です。いくら13路盤4子局といえども手堅く打っているだけでは勝てません。

機を見て果敢に攻めることが重要です。