東京ステーションホテル

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国の重要文化財である旧東京駅が復原されたことはマスコミの報道等で知ってはいたが,年金生活者には別世界のことでもあり特段気に留めることもなく興味も薄れかけていたら,「東京ステーションホテルの宿泊予約がとれたので東京見物に出てきたら」という連絡があった.

学会などでは,ビジネスホテルしか宿泊したことのないことを知っている息子夫妻のプレゼントである.今年は梅雨入りが早く,天気が気がかりであったが,幸い三日間天候に恵まれ新生東京を楽しむことができた.

東京ステーションホテルは,東京駅が完成した翌年の1915年に開業した.松本清張,川端康成,江戸川乱歩など多くの文人が愛用していたことでも知られている.復元工事によって新たに生み出された部分には,古い赤煉瓦の壁などを保存しながら,戦災で消失した3階部分やドームが創建当時の姿で見事に復原されていた.

ホテルの客室タイプはCLASSIC(クラシック)、 PALACE SIDE(パレスサイド)、DOME SIDE(ドームサイド)の 3つのカテゴリに加えてメゾネット,スイート,ロイヤルスイートの全6タイプ150室が存在するとのことであった.

客室の中でも特に人気なのは,丸屋根ドームに沿ってレイアウトされたドームサイド客室(28室)である.カーテンを開けると,復原されたドームのレリーフや駅構内の人々の行き交う様子を眺めることができる.まさにホテルが駅舎内にあることを実感することができるユニークな空間演出になっている.ホテルの廊下には駅やホテルに関わる歴史的写真や資料が飾られていて,ステーション全体が博物館と言っても過言ではなく,大いに目の保養になった.

全体像(東京ステーションホテルホームページ画像)

KITTE(旧東京中央郵便局)レストランより

KITTE(旧東京中央郵便局)屋上庭園より

復原されたドーム天井とレリーフ(直下通路から)

ドームサイド客室(通路から)

ドームサイド客室からの眺め

ドームサイド客室から見た通路

ドームサイト客室から見た天井

室内天井高さ4メートル

客室の設備等については参考資料に詳しく紹介されている.

バスから撮った駅の全体像(デジカメ動画)

動画

動画の1コマ(バス窓枠消去画像)

(2013.6.13)