渋沢栄一「四十、五十は洟垂れ小僧、六十、七十は働き盛り、九十でお迎えが来たら、百まで待てと追い返せ」
第一国立銀行などの設立に携わり「日本経済の父」と呼ばれた渋沢栄一が関東大震災(1923年)に遭遇したのは、83歳の時だ。
東京の事務所が全焼し、家族から郷里の埼玉に避難するよう勧められたが、「こういう時にいささかなりとも働いてこそ、生きている申し訳が立つ」と断言したというから驚く。
◆実際、発災直後から後藤新平(内相)と連携し、救援・救護活動や救済寄付金の募集などに奔走する。死ぬまで活動をやめないという覚悟で福祉・教育事業などに力を注ぎ、91歳まで生き抜いた。
◆「四十、五十は洟垂れ小僧、六十、七十は働き盛り、九十になってお迎えが来たら、百まで待てと追い返せ」。この言葉は、彼の生き様を見ればむべなるかと思う。
◆日本は今、「人生90年時代」を迎えつつあると言われる。4日に公表された厚生労働白書は、働く意欲のある高齢者が活躍し続ける社会の実現を強く訴えた。公明党は既に、生涯現役として生きがいにあふれた生活を営む「活動寿命」を延ばす取り組みを提唱している。さわやか福祉財団の堀田力会長は「人の役に立つ場があることが、最高の介護予防策」と言う。
◆元気に働き、地域に貢献していく。シニア世代の底力が「支え合いの共生社会」に必要だ。
公明新聞≪座標軸≫ 2016.10.9
公明新聞 2016.10.9
一橋大学再生提言が如水会々報10月号に掲載されている。
【森の一橋大学蘇生提言】
原点に戻って「渋沢栄一原論」をつくり、一橋生のDNAに刷り込むカリキュラムを設定してほしい。もちろん必須講座で単位を与えなければならない。
文武両道、論語と算盤の現代版講座である。
一橋生必読テキスト「雨夜譚 余聞(あまよがたりよぶん)」
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森さん
「九十になって迎えが来たら追い返せ」というところに、渋沢栄一の意気軒高たる生き方を感じますね。
今のネット社会で、かつ、百寿者多数の今の時代なら、「八十.九十までもメールに励み、百になって迎えが来たら、もう少し生きたいからと追い返せ」と言ったかも知れませんね。坂本幸雄 2016.10.10
坂本さん
iPSと大隅教授の研究を日本人の更なる長寿化と認知症予防に直接役立てて欲しいです。
今はまだ全員メールやってないし、かなりややこしいけれど、いずれ電話とテレビが融合して簡単に連絡がとれるようになれば今のメールは不要になるかも。iPadが進化して相手の顔を見ながら喋れば録音と録画と正しいテキストデータが残ってクラウドに自動保存され、編集すれば対談集が作れる。(ネット管理者も不要になる!)
あと、安全(完全)な自動運転が進めば、免許証返上も不要になるし、そもそも免許制度も不要になる。大阪とボタンを押せば大阪に着く。たまには鹿沼のボタンを押してください。飲酒運転もOKで罰則は無くなり、お酒ウイスキーの売上も激増する。
森 正之 2016.10.10