詩聖タゴールが伝えた思想・・・初来日から100年
西洋の毒を取りいれた軍国主義と「他民族への侮蔑」を批判
1910(大正5)年5月29日、渋沢栄一らの招待で来日。
「神は名もない野の草に何億年もかけてひとつの花を咲かせました」
「ただ一人も耳を傾ける者のない砂漠の真只中にいても、私は人類のために叫ばなければなりません」
「生きとし生ける人間は、自己の尊さのためにも叫ばなければなりません」
「かつて私たちは、互いに識らぬ他人だと夢では思いましたのに、めざめて見れば互いに、いとおしいことを悟りました」
タゴールの日本への警告を、残念ながら当時の日本人は受けとめなかった。それから100年、わたしたちは今、どのような日本をつくろうとしているのだろうか。(こうら・るみこ)
2016.10.2公明新聞:森正之配信
【関連・推薦頁】 →【インド・デサイ首相】2016.9.27