先日の「対馬壱岐への旅行」で感じたこと-フレイユ先伸ばしを願っての旅第2弾 Q坂本幸雄 2016.10.4
壱岐対馬風景等LINK 2016.10.6
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坂本兄
下條 剛一 2016.10.7
何時も 一橋33Qnetでの貴兄の健筆ぶりを拝読し、その弛まぬ探求心と読書熱に敬服しております。
今回の「対馬壱岐旅行」の寄稿は、小生の祖父が偶々壱岐出身のため、一層興味深く拝読しました。
東洋一と称されている黒崎砲台が対岸の対馬の砲台と呼応して、戦略上重要拠点と見做されていたこと、よく理解できました。しかも、この砲台の建設の時期が、1927年(昭和2年)から1933年(昭和8年)だったとは、当時の軍部の時代錯誤的発想に驚かされました。さはさりながら、日本列島の防人として、時の流れにもまれながらも、逞しく生きてきた島の存在を再認識しました。
祖父の実家は、島の東南にある壱岐空港の近くの石田町印通寺(港)ですので、貴兄が泊まった郷ノ浦とは反対側ですが、壱岐は何処でも海産物に恵まれいて、それがとてつもなく美味いと、祖父が何時も言っていたのを思い出しました。
又、電力の鬼と言われた松永安左エ門氏とは同じ町内で、祖父の方が10才ぐらい若輩でしたが、しばらくの間、年賀状の交換していた模様で、「松永さんは偉くなったもんだ」と言っていたのを覚えています。
貴兄の旅行記に促されて、壱岐方面への初旅を計画したいと思います。
Qクラスの「赤とんぼ」で、貴兄が原爆で犠牲となった肉親の皆さんへの思いを綴った文章は、未だに小生の頭の片隅に健在です。
今後とも、貴兄の筆捌きに期待申し上げます。
下條 剛一
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下條さん 2016.10.8
・今回の小生の拙い旅行記への返信ありがとうございます。
・壱岐が貴兄のおじいちゃんの故郷とは、「びっくりポン」ですね。
・おじいちゃんの言葉の如く、壱岐の“海里村上”で味わった素晴らしい料理のお蔭で、この島は、その自然の風景だけでなく鮑、サザエ、剣先イカ、つぶ貝、赤うに、あらがき、壱岐牛、更に様々な野菜・くだものなど、実に豊かな海と陸の幸にも恵まれたところで、2,3日滞在の旅人にも、ここは本当に天国ようなところに思えたのです。貴兄の場合、ご先祖様のルーツ探しというもう一つの意味も含めて、何がさて置き、是非訪問してください。間違いなく感激するでしょう。
・島の観光の際、九電の火力発電所の近くを通るとき、ガイドさんから、重油をメインにした島の電力事情の説明の序に、あの松永安左エ門氏がこの島の出身者であることの説明があり、この島の風土は、また凄い人材をも生み出しているのだなぁ、と感嘆しました。貴兄のメールにある如く、「日本列島の防人として、時の流れにもまれながらも、逞しく生きてきた島の存在」がかくも素晴らしき人物を生み出す壱岐の気風ともなったのでありましょう。
坂本
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