Q坂本幸雄 2017.8.28
森さん
先日の拙稿(「世界史をつくった海賊」からの話題)に対する戸松兄の早速の返信の中で、森さんからも「なぜか、杉良太郎の下記の歌を思い出した」とありましたね。
『泥を掴んで歩こうと
傷を背負うて歩こうと
歩いた道に悔いは無い
俺の歩いた人生だ
生きてく道は 生きてく道は
ああ 一人だけ
杉良太郎 男の人生』
小生はこのメールを読んで、何故か千昌夫:「北国の春」の下記二番の歌詞を思い出しました。
『雪どけせせらぎ丸太橋
落葉松の目がふく北国の春
好きだとおたがいに言い出せぬまま
分かれてもう五年あのこはどうしてる
あゝ故郷へ帰ろうかな、帰ろうかなぁ』
今、日経新聞には、伊集院静氏の小説『「琥珀の夢」―鳥井信治郎と末裔』が掲載されています。そこにはその主要人物の一人としてしばしば故佐治敬三サン(尊崇と敬愛の意を込めて敢えて「サン」と記します)が登場します。
この歌は、その佐治サンが、今から45年前、日中国交回復の先駆けとなった関西財界訪中団の一人として北京を訪問された時に、中国要人の前で中国語で歌われたという歌であります。
当時小生は、佐治サンのもとで長期計画などを担当しておりましたが、その佐治サンが訪中を前に、中国語に翻訳したこの歌を盛んに練習されていることを知り、「なぜこの時、この歌か」と疑問に思って歌詞を調べてみたのです。そして「なるほどなぁ!。佐治サンは、この歌のこの部分(上記朱記)に、当時の日中両国の政治的状況をなんとか打開したい、という思いを込めておられるのだなぁ」と感じたのであります。
今年は図らずも「日中国交正常化45周年」のときであります。「再発見!中国」というロゴマーク(Japan China 45thAnniversary)までつくって年初からあちこちでそれを祝う様々な行事が行われているようです。小生も、森さんの杉良太郎の歌に触発されて、上記のことを思い出しました。
杉良太郎を千昌夫へ、更に佐治敬三サンに繋いでいただいた森さんに感謝。
********************
「再発見!中国」のロゴマークはこれでしょうか?
http://travelwing.exblog.jp/26512518/
森 正之 2017.8.28
S28年の日米講和条約発効後に誕生した国民歌:「われら愛す」について…Q坂本幸雄2017.8.29new