Q坂本幸雄2017.6.3
戸松兄
・小生の拙文に対して、いつも懇切丁寧で、かつ、過大な評価をいただき恐縮しております。
・新聞・雑誌を注意して読んでいると、読み捨てるには勿体ない珠玉の言葉・名句・名文にも出会います。その上、まずは、先入観を取っ払って謙虚に「それは自分に何を問いかけているのであろうか」という自問自答を積み重ねると、なんとも不思議なことに、多くの場合その情報の周辺事項までもが見えて来て、結果としてその「ブレイン・ワークの楽しさ」を高めることにも繋がるようにも思います。文春の尾崎の記事は将にそんなブレイン・ワークの楽しさに繋がる名文でした。
・尾崎に関しては、ゴルフ愛好者の間でも、そのプレイ中の態度・言動、その派手な服装など外見的な側面から彼を嫌う人も多いようです。今回の拙文に対して「彼の現役時代の所作と武士道の観念とは相容れないものだと思います」との感想を寄せた友人もいました。
・しかし、ある人間を評価する場合、その人間の外見的側面からの評価と、その取り組み姿勢や志などの内面的な評価という2つの側面がありますよね。
・今回の文春の記事の中で、彼との対談を通じて対談記者が懸命に読者に訴えているのは、貴兄の感想にもあったように、そんなマナーを取り上げての評価ではなく、将に彼のゴルフへの取り組み・情熱・執念、即ち、将に彼の内面的な側面であります。
・小生は、この文春の対談記事に読み取れる尾崎のゴルフに対する打ち込み方そのものが、偶然読んだ三島由紀夫の「葉隠入門」の名句「一念、一念重ねて一生」に説かれている武士道の観念そのものとあまりにもピタッと当て嵌まることに感じ入って『尾崎の生き様は、将にこの三島由紀夫の「葉隠入門」に説かれている「武士のあるべき規範そのもの」ではなかろうか』と書いた次第です。
(坂本幸雄H29.6.3記)