阿辻哲次氏の「遊遊漢字学」(日経記事)に学ぶ…Q坂本幸雄2017.9.22new
P戸松孝夫2017.9.30
正しい意味もその語源も調べずに曖昧に使用されている表現として、「覆水盆に返らず」「破天荒」の二つが取り上げられている。
判り易い解説があり、成程と理解納得できて、自分に新しい知識が増え、教養が深まったことは有難い。
「確かな言葉の使い方にももっと精通しなければ」と思ったが、一方この年齢になって今更新しい知識を身に付けても意味ないのではと、怠け者、悪魔の囁きも聞こえてきた。
悲しいことに僕は最近、文章を書く意欲が全く無くなったので、正しい用語の使い方を勉強しても活用する機会がないのが寂しい現実である。
後期高齢者入りした頃から手紙は一切書かなくなったし、ネットで自らの主張を投稿するのも面倒になってきた。ゴルフと天気の話しか出来ないようになっては教養が疑われるので、ネットでcurrentな情報の取得には努めているが、自ら文章を作り情報を発信することは殆どなくなった。
ましてや社会に出て発言する機会など全くない。用件がある時は通常 電話を利用しており、誤解を招く惧れがあるとか、記録に残しておく必要性があると意識した時だけ、「用件のみ」としてメールを発信している。
美辞麗句は不要だから小学校低学年の国語力で充分だ。但し受けとったメールに対しては、ジャンクを除き、一応受信確認の返信をすることにしている。意見や感想を求められない限りは文章を付記することもしない。
燦々P&Qネットへの感想文投稿は、いつも管理人がしっかりwatchしてくれており言葉の誤った用法に対してはNetで流れる前に指摘してくれるから安心。こんな次第で、用語の正しい使い方をこれからも勉強するニーズと意欲がないというのが僕の現実である。「確かな言葉の使い方にももっと精通しなければ」と頑張っている元気な方々が羨ましい。
以上
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戸松兄
貴兄が軽妙にして誠実な感想文を毎回寄せて下さるのは正に管理人冥利に尽きます。また管理人watchに触れて頂き感謝感激の極みです。
百寿が当たり前になった今、老耄を死語にしたいのは、第一第二投稿者のみならず、燦々P&Q全員の希いと信じます。
私もコピペ熟練者の名に甘んじることなく、本サイトで学んだ知識・知恵を熟成して、いつの日か如水会々報の橋畔随想に掲載されるような内実ある文章に挑戦したいものです。
それにしても10年前、一旦Q組サイトが華々しく誕生したにもかかわらずすぐ萎んでしまったことを思うと、今回は趣が全く異なり、P組諸賢との自然発生的な協同作業が功を奏して、まだまだ活力を失わず安定飛行が続きそうな気配が感じられます。
多才なる諸賢の増々多彩なる投稿を切に期待致します。
森2017.9.30