大津寄兄労作へのささやかなオマージュ
大津寄兄
坂本幸雄 2016.6.28
渾身の随想録「時代の風景~郷愁の旅(終章・第三集)」の完結おめでとうございます。併せてその労作を3冊ともご恵贈頂いた事にもお礼を申し上げます。貴兄のこの畢竟の労作を読みながら、貴兄と同じ時代を共有してきた小生にとっては、その貴兄の様々な記述を読むことによって、自分は実体験していないことなどであっても、多くの場合、さも自分がそれを経験したごとき風景や出来事の回想に繋がるから不思議ですね。しかもその情景描写が、微に入り細に入り極めて詳細な記述に彩られており、よくもこんなことまで記憶しておられるなぁ、と驚くと共に、それが、小生にとってはデジャビュの如き未体験のことであったとしても、なるほどあの出来事にはこんな背景もあったのかと、その事への理解を深めることにも大いに役立っているのであります。
更に、貴兄のその文中には、例えば、遠い昔の「文芸春秋何年何月号からの引用」などという記述も多々ありますが、そんな古い記録をどのような方法で引用しておられるのか、という点も不思議に思っております。
いずれにしても、貴兄の博覧強記、参考資料の的確な引用、人間関係の機微に触れる心温まる記述、更にその表現の簡潔・的確さなど感心するばかりであります。一度クラス会の折などにその一端でもご教授戴ければと思っている次第であります。 お疲れ様でした。