「クローン病中間報告」
匿名希望32歳 2016年10月4日
匿名希望32歳 2016年10月4日
この手記を書くにあたり、忙しい事を理由にしていつまでも提出しなかったこと松本院長先生にはお詫び申し上げます。
私がクローン病ではないかと自分で疑ったのは2014年7月頃でした。6月頃にとても大きなストレスが掛かり自分の中で解決しようと必死に考え込んでいました。すると何日か経つと1日に何度もトイレに駆け込むようになり、次第に粘血便のみが出るようになってきました。便自体は下痢ではなくずっと固形便でした。これ以前の2012年にとても緊張する場面で胃が痛くなった時も、1ヵ月程便に白い粘膜が付着することがありましたが、その後1ヵ月経つと帯状疱疹となりました。帯状疱疹も初めてのことだったのですが、放っておくと治まりました。今考えてみるとあれは松本理論通りの症状だったのだと思います。
ですが2014年に掛かったストレスはこれを凌ぐものでした。初めは治ったりまた発症したりの繰り返しでしたが1年が経つと症状が出ている期間の方が長くなっていきました。そのうち痔瘻になり手術は絶対に嫌だったので近くの行きつけの鍼灸院で針を何日もかけてうってもらい自然に膿を出しました。すごい量だったのを思い出します。大腸検査を2度受けましたが、医者は頭を傾げるだけです。または案の定「経過を見ましょう。」としか言いませんでした。母親が西洋医学を嫌い全然病院に行かない人なので自分もそれには賛成でこの症状を街の漢方屋の薬剤師さんに伝えて処方してもらっていました。他にも「これは怪しい治療法だけど、ダメもとでやってみよう。」と思い色々な治療に行きました。ですが2年たってもなかなか良くならないので、発症した当時からネットで見ていて半信半疑でしたが、松本漢方クリニックのホームページをきちんと読み返してみることにしました。そうすると自分が不信に思っていたことに対しての松本先生の明確な理論も書かれていたので「ここしかない。」と思い、親には「大阪の友人の所に行く。」と伝えて一人で行きました。
ビジネスホテルに泊まりドキドキしながら松本漢方クリニックに入っていったのを今でも思い出します。漢方の匂いは嗅ぎ慣れていましたがあんなに心地の良い香りは嗅いだことがありませんでした。そして院長先生に呼ばれるなり入って行くと今までのお医者さんというイメージとは違っていたのでびっくりはしましたが、なぜかすぐに慣れました。自分の症状を伝え手記も全部ではないが読んできたと言うと、「もっと勉強せぃ、病気は自分で治すもんやぞ!」と言われ握手し、いろいろな話をしました。お医者さんとあんなに世間的な話や専門的な話をしたのは初めてことでした。採血をして診察室を出ていき、鍼灸をしましたが、私はいつも受けている日本鍼灸という針の痛みもお灸の熱さも感じない治療に対し、中国鍼灸のお灸の熱さには少しびっくりしました。
自宅に帰り、食前と食後の漢方薬、アシクロビルとフラジールを飲みました。食前は他の方の手記通り、もどしそうなくらいの苦さでしたが、何日かで慣れました。ですが、しばらく経つと食後の甘い漢方の方が私には辛くなってきて吐き気がひどいので吐き気を催さない顆粒の漢方を出していただきました。漢方風呂にも週2回入り、お灸も毎日しているといつの間にか症状は軽くなり血は止まっていきました。粘膜もフラジールで解消しました。漢方を飲む前の固形だった便は軟便に変わり、しばらく続いたので、食後の漢方を変えてもらうと固形便に戻りました。しかし、また粘血が固形便に付着し始めたので、食後を甘い漢方に戻しました。このようなことを何回か繰り返して今は1年ほど“治打撲一方湯”を飲んでいます。たまに粘血が付着しますが、なるべくストレスを掛けないよう心がけて生活していると治っていきます。
今一番症状で悩んでいるのが、足の指全部が痺れていることです。歩き方も少し変になりタコが出来やすくなって足裏が痛くなったり、すぐ歩き疲れたり、正座から立つ時に指に感覚があまりないので変な方向になっていたりすることがあります。爪を切るときも肉を切らないか心配になります。この症状(指先のヘルペス、傷)は早く治って欲しいと思っております。これもストレスをかけないことやステロイドを摂取しないようにするしかありません。松本先生と出会って、日々の気の持ちようを変えていくことを意識するようになりました。この様な病気を引き起こしたのも今思うと自分の気の持ちようでした。まだしばらくかかると思いますが、頑張って自分で治していきたいと思います。