「クローン病手記」
T H 24 歳 2013 年 11 月 14 日
T H 24 歳 2013 年 11 月 14 日
クローン病闘病記途中経過
Ⅰ、はじめに
自分がクローン病と診断されたのは、2013年10月2日でしたクローン病と診断される前に、痔瘻に罹患していて、根治手術をしました。まずは、その経歴と自分が松本漢方クリニックでクローン病の治療をして行くにあたっての経緯を書き綴って行こうと思います。またクローン病や痔瘻の事について詳しく書き綴って行きますので、参考にして頂ければ幸いです。もちろんクローン病の症状については、人それぞれです。症状が当て嵌る方やそうではない方もいると思いますので、その点ご了承の上で手記を読まれて下さい。
Ⅱ、痔瘻
ある日突然、鼠警部に硬いしこりが触れて、座る時に激痛が走りました。
典型的な「肛門周囲膿瘍」の症状で、すぐさまに最寄りのクリニックで切開排膿の処置を受けました。その時の激痛と言ったら、想像を絶する痛みでした。
今までの人生の中で一番の痛みでした。その後、痛みは軽快しましたが、悲しい事に痔瘻に罹患してしまったのです。何故ならば、肛門周囲膿瘍は痔瘻の前段階なので、切開排膿される事より、二次口が出来トンネルが形成されてしまったからです。症状は痛みも無く(場所によっては痛みを伴う)、便通異常と切開した箇所から膿が出続けました。近所の病院で診てもらうと、痔瘻と診断されました。痔瘻のタイプはIILC型でIIはII型の筋間痔瘻というもので内肛門活約筋の間にトンネルが形成される様で、Lは低位(高位だとH)Cは複雑なもの(単純なものはS)で複雑な低位筋間痔瘻と言う事になります。身内のセカンドオピ二オンで、大阪市内で肛門疾患患者に功を奏する、大阪北逓病院の門を叩く事にしました。さすが「良医の門に病人多し」とあってか、診察まで4時間以上待った記憶があります。主治医は日本大腸肛門病学会の権威で、早速手術の日程が決まりました。術式は、シートン法と呼ばれるもので、原発口から二次口までをゴムなどで結紮する術式で再発率が低く、クローン病の痔瘻もこの術式が選択されるようです。そして手術は無事に終わり、4日間の入院と半年間に亘る通院治療で根治しました。
Ⅲ、クローン病と診断される
違和感を覚えたのは、2013年5月頃で、下痢と腹痛があり、再燃(症状が悪くなる)と緩解(症状が良くなる)を繰り返しました。9月頃に、発熱と体重減少(栄養障害)が起こってきて、症状が見る見るうちに悪化しました。病院に行っても原因がよく判らないので、大腸内視鏡検査を受ける事になりました。
検査では、内視鏡所見で「クローン病の疑いあり」と言う事で生検(細胞検査)をしました。この時既に自分はもし自分がクローン病だったらインターネットで調べて、松本漢方クリニックでクローン病の治療をした患者さんの手記を拝読して、松本漢方クリニックでクローン病の治療を受ける事を決意していました。それ以上にクローン病らしき症状を自覚していたので、念頭に置いていました。
無事検査は終わり、1時間程休養をして病院を後にして、松本漢方クリニックへ向かう事にしました。
Ⅳ、松本漢方クリニックの存在と治療
クローン病の事について検索していると、松本漢方クリニックでクローン病を完治させた患者さんの手記がヒットしました。キーワードは「クローン病完治」です。
松本理論や手記を拝読していても正直に言うと半身半疑でした。それでも何とかしたいと思い、松本漢方クリニックの門を叩く事にしたのです。松本漢方クリニックの門を叩いたのは、2013年10月2日です。中に入ると、漢方の香りが印象的でした。そして松本先生と対面しました。予想通り、情熱的で熱血漢溢れる先生でした。
現代の医療をなんとかしたいという信念を貫き通す現代の「坂本竜馬」のような方です。この時衝動的な事実を思い知らされました。それは・・・
①現代の医療は医者と製薬会社が儲かる仕組みになっている事。
②医者は本来患者の病気を治す立場でありながら、医者自らが患者に病気を作り出している事。
③クローン病は科学物質ないしストレスが主な原因だと言う事。
④人類の天敵は科学物質とヘルペスウイルスで医者はその事実を黙秘している事。
⑤現代医療の権威が治る病気を治らないと言ってしまえば、治らない病気になってしまう事。生に「鶴の一声」と言った所でしょうか。如何に自分が無知だったかで恐怖感を感じました。確かに「病気」という漢字の語源は気(メンタル)に病む意から成り立っているので、松本理論に書かれている事は 頷けるける気がします。初診は、血液検査と診察がありました。血液検査の結果はCRPが7.8(正常値は0.3以下)と遥かに正常値を上回り、血沈も高く、総合的にクローン病だと診断されました。ちなみに、生検の結果ではクローン病の所見なしと言う事でした。それでもクローン病の火蓋が切られているのは明確であったので、クローン病の治療をして行く事になりました。
Ⅴ、生薬とエンタールと治療方針
初回で処方されてのは二種類の煎じ薬と栄養障害を改善するエンタールでした。
①断痢湯(食前、下痢を止める)
②千金内扽散(食後、痔ろうを良くする)
自宅では、この二種類の煎じ薬と温灸と薬湯で免疫を上げて行く治療で、通院では鍼灸をします。摂取する場合は飲みにくいので、個人的にはフレーバーやカルピス原液で割る事をお勧めします。マイルドな味わいになって、飲みやすくなります。治療方針は、東洋医学の真髄である漢方と鍼灸をを駆使して、免疫を上げて行きましょう、と言う事です。
Ⅵ、ヘルペスウイルスとの闘いと強烈なリバウンド症状
その後、順調に自分の免疫が上がるのを自覚しながら、下痢は軽快して栄養障害も改善しました。しかし免疫が上がる過程で、体内でヘルペスウイルスとの闘いから強烈なリバウンド症状が露呈してきたのです。ヘルペスの症状では、突き刺すような痛みの腹痛と一日5回の下痢と口腔に無数のアフタ(潰瘍)が出る口内炎が発現しました。強烈なリバウンド症状は、39℃を超える高熱と倦怠感とCRPが10.01(正常値は0.3以下)まで上昇しました。これは腸管と口腔から来る炎症のようです。ヘルペスに関しては、べルクスロン錠400という抗ヘルペス剤で闘いを有利化して、リバウンドはひたすら耐え抜きました。口内炎には、
以下の煎じ薬が処方されました。
③清熱補血湯(食間、口内炎を良くする)
効果はすぐ現れました。ここまで強烈な症状が発現したのは心外でしたがリバウンドを乗り越えてヘルペスウイルスとの闘い小康状態になりました。ある意味、試練だったのかも知れません。
Ⅶ、アレルギー症状
その後、顔にアレルギー症状が出て来て、③の薬を中止、新たに煎じ薬が処方されました。
④補中益気湯(食間、免疫を上げ、クラススイッチをしやすくしてアトピーになりやすくする。)
現段階では、既に顔でクラススイッチが始まっているそうで、松本理論にも記述されている通り、アレルギー症状を自覚しているのは、IgGからIgEにクラススイッチをしている過程だそうです。つまり、一進一退の経過を辿りながら、着々と完治へと近付いてきている兆候という事なのです。
Ⅷ、最後に
今回は、途中経過となっていましたが、これからも頑張って治療して行きたいと思います。この手記を読まれて、これから松本漢方クリニックに掛かれる方で、半身半疑で不安かと思いますが、安心して受診して下さい。長々と拙い文章になってしまいましたが、最後まで読んで頂き、有難うございました。