「普通の食事を楽しめる幸せ!(クローン病 途中経過)」
匿名希望 23 歳2017 年 10 月 17 日
匿名希望 23 歳2017 年 10 月 17 日
発症
2017年5月末の昼に便をした後、おしりから血が出ていました。そのときは痔かなと思い気にしていませんでした。しかしそこから少しずつ体がしんどくなり、血が混じった下痢が続き1時間のうちに何回もトイレに駆け込みました。その状態が続き、その日の深夜も下痢が止まりませんでした。その時は便を出すというよりも、止まらない血をお尻から出すというような感覚でした。
血を出しすぎていたので貧血のような症状になり意識を失いそうでした。一人暮らしをしていたので家族に状態を報告すべきでしたが、心配をかけたくなかったので、その日はそのまま寝ました。
入院
消化器科のあるクリニックで内視鏡検査してもらいました。しかし出血状態が酷く、そのクリニックでは対応できないと言われたので、総合病院に救急車で運ばれました。そこで小腸に潰瘍が見つかりクローン病と診断され入院しました。そこから3週間絶食し、点滴と薬による治療を受けました。処方された薬はペンタサとゼンタコートカプセルでした。
松本医院
6月末、松本医院に母と向かいました。松本先生に対して少し怖い印象を持っていましたが、とても温かかったです。松本先生に力強く2回握手してもらいましたが、そのときにすごく元気をもらえたのを今でもよく覚えています。
3種類の漢方を処方してもらいました。
松本医院に行くきっかけはNaokiさんのブログでした。正直に言うと、ブログで示していることをすべて理解することは難しくてできませんでした。そのため、僕が理解できるところとここは大切だなと思うところ(漢方治療により治る過程、ヘルペスウイルス)については最大限学びました。
○1ヶ月ごとの経過
7月
・体調は、週に3・4回しんどくなる。しんどくなるタイミングや程度はばらばらである。例えば、普通に生活していて急にしんどくなり、座っても回復せず横にならないと気分が悪くてしかたがない。他には、朝から体が重たく1日中寝込んでしまう。また、しんどくてなっても1~2時間休めばすぐ回復するといったものである。ただ、僕の場合は体がしんどくなるだけで発熱はなかった。
・便の状態は、下痢~泥状便。
・腹痛は、食事中や普通の生活でも少し痛む。
8月
・体調は週に2・3回しんどくなる。1日中寝込むことはなくなったが、朝だったり昼だったり急にしんどくなるというのは続く。
・便の状態は、泥状~軟便。
・腹痛は、食事中や普通の生活でも少し痛む。
9月
・体調は、良くなっていると感じるが、たまにしんどくなるときがある。
(7月、8月のしんどさの程度に比べると、かなりマシなしんどさである)
・便の状態は、軟~たまに固形便。
・腹痛は、食事中や普通の生活でもたまに少し痛む。
10月(現在)
・体調は、良好であるがたまにしんどくなるときがある。
・便の状態は、軟~固形便。
・腹痛は、日常生活でたまに少し痛む
食事については、ラーメンや揚げ物は怖くてまだ食べていませんが、なんでも食べられています。最近だと、カレーライスや焼きそばやドーナツを食べました。どれも久しぶりに食べてとてもおいしかったです。僕は食事が何よりも楽しみで好きです。体感ですが日々良くなっていることを実感していて、普通の食事を楽しめることに大変幸せに感じます。
おわりに
この病気にかかって、自分自身を大切にしようと思いました。クローン病になるまでは、自分の能力以上に頑張っていました。そういう風に追い込んで努力することが当たり前だと思っていたからです。しかし、そのような無理を積み重ねストレスを溜めた結果がクローン病につながったと思います。
自分ができることは限られていて、適切な努力をしたなら後はもうあきらめます。今後は自分ができることに集中し、気楽に毎日楽しく生きることを心掛けます。