「免疫を抑えた結果発症したクローン病に免疫抑制剤を使うのはおかしい!」
Y 25 歳2017 年 6 月 18 日
Y 25 歳2017 年 6 月 18 日
【松本漢方クリニックを訪れるまでの経緯】
2009年【高校3年秋頃〜】
お腹の調子が優れなくなってくる。
2009~2010年【高校3年冬(大学受験終了後〜大学入学前)】
お腹の調子が良くならず、さらに肛門周囲膿瘍ができ切開してもらう。
2010年【大学1年夏】
発熱とともにお腹の調子が悪化し、さらに口の中に口内炎のようなものができ食べ物をお腹に入れると腹痛が起きるようになる。近くの病院に行き、クローン病の疑いがあると言われたため、クローン病の治療で有名な病院に行き、血液検査、大腸・小腸の内視鏡検査を受ける。その結果CRPが7~8で、即入院となる。そして、検査の結果小腸、大腸に潰瘍があることがわかりクローン病と診断される。
約1ヶ月の絶食の結果、CRPも0になりお腹の調子も全く問題無くなる。
退院してからも調子を維持するためにと、ペンタサとイムラン(免疫抑制剤)を服用することになる。
2011年春
免疫抑制剤を飲み始めてから顔にニキビができて、しかも治らないため服用をやめる。
2014年夏~秋
全く体調が悪くならず、ペンタサの服用をやめる。同時に、内視鏡を行い、腸に問題は無く、さらに何年も体調の良い期間が続いていることから、先生から本当はクローン病ではなかったのかもしれないと言われる。
2015年夏
就活の途中からお腹の調子が良くない日が続く。内定をもらった直後に肛門周囲膿瘍ができ、胃カメラ、小腸の検査からクローン病の所見が出ていると言われる。再び免疫抑制剤等の薬は使いたくないという思いがあり、どうしようか考えていたところ、母親から松本漢方クリニックのことを聞き、松本漢方クリニックを訪れる。
【松本漢方クリニック受診後〜現在について】
松本漢方クリニックを受診し、漢方とお灸、鍼灸での治療を開始して半年後からは発芽玄米を毎食の食事に取り入れました。現在は、漢方、お灸、地元での鍼灸、発芽玄米(現在は毎食ではない)で治療を行っています。
【松本漢方クリニックの治療について】
松本理論によるクローン病の治療は免疫をあげてクラススイッチを起こさせ、最終的に免疫寛容まで持っていくということです。私はこの考えに納得しているので松本漢方クリニックでの治療を続けているわけですが、なぜ納得できたか。それは、私のクローン病の発病要因にあります。
私の入学した高校は県内でも有数の進学校であり、学校全体で勉強や大学受験への指導に熱がありました。そのため、高校1年までは大学のことはあまり真剣に考えてはいませんでしたが、2年になった頃からできるだけレベルの高い大学に入りたいと思うようになり始め、大学受験を徐々に意識するようになりました。このことによって、無意識に身体にストレスがかかっていたのだと思います。大学受験を終えて本格的に体に症状が出たのがその証拠です。就活後に体調が悪くなったのも、同じように内定をもらったことによるストレスからの解放がきっかけだと思います。
クローン病になったのは、このように自らのステロイドホルモンによって免疫が大きく抑えられたことによると考えられます。要するに、これによって、IgG優位になり様々な異物(化学物質等)をIgEで処理できなくなったこと、また、ヘルペスウイルスやウェルシュ菌が増殖していったことでクローン病と呼ばれる症状が現れたのだと考えられます。
クローン病は、原因不明の病気で発病要因として食の欧米化や環境や遺伝などが考えられています。具体的には、自分の免疫が自分の体を攻撃してしまうというように言われています。このことについて、私の経験・考えと松本漢方クリニックによる治療を受けてから私が考えたことを全てではないですが、以下に記していきます。
①食の欧米化
私は小さい頃から和食を好んで食べ、洋食のものはあまり食べてきませんでした。このことから、食の欧米化とは関係が薄いのではないか。それよりも食物に含まれる添加物等が免疫に関係している可能性。
②環境
環境ホルモン等による免疫力低下。
③遺伝
MHC 遺伝子の多様性が遺伝によって自己免疫疾患の遺伝が起こる可能性。
④自分の免疫が自分の体を攻撃
絶食をして体調が良くなるのはおかしい。
このように、西洋医学から見たクローン病の見解について色々と疑問があるので、松本院での治療を続けています。現在の症状としては、ニキビが出ていること、便が軟便なことと痔瘻があることです。私の基本的なクローン病の症状は、昔からお腹が緩くなるということで、トイレの回数は1日1回であり、腹痛もあまりありません。松本漢方クリニックで行った検査では EB ウイルスとサイトメガロウイルスは陰性だったので、そのため腹痛がないのだと思います。
また、血液検査の項目では、リンパ球(松本漢方クリニック初診時18~19%、現在20後半~30%)、血清鉄(松本漢方クリニック初診時30程度、現在50~60)、赤血球数・ヘモグロビン・ヘマトクリット(松本漢方クリニック初診時基準値より若干下、現在基準値内)、CRP(松本漢方クリニック初診時約0.4、現在0.1以下)となっており、体調は良い方向に向かっていると思います。あとは、今後痔瘻の方をどうしていくか考え中です。
【最後に】
私が、クローン病になったのは、自らのステロイドホルモンの過剰分泌によって免疫を長期間抑えた結果によるものです。それなのに、クローン病の症状を改善するために免疫を抑える治療を行うというのはおかしいですよね。したがって、西洋医学による治療は対症療法なので、根本的な治療にはならないと思います。それに、現在の資本主義の世界では製薬業界は儲けることが正義であり、完全に病気を治せてしまったら儲けることができなくなってしまいます。
これは、常々松本先生も仰っていることですね。
最後となりますが、私はまだクラススイッチの途中であり、今後も漢方治療を行っていきますので、よろしくお願い致します。