「病気は自分が治す~好きな事をあきらめない~」
匿名希望(お母様記述)13 歳2016 年 10 月 9 日
匿名希望(お母様記述)13 歳2016 年 10 月 9 日
クローン病 症状が出てから9ヶ月 経過報告
まだ完治には至っていませんが、途中経過を報告させて頂きます。血液検査のデータはまだ良くありませんので、まだ治療は必要な状態ですが、難病とは思えないほど元気に過ごせています。
平成28年元旦(中1)
おせちを食べている途中に席を立ち、お腹が痛いと横になりました。(ストレスから解放され、ほっとした時に症状が出たのでしょう。)この日から食事の途中に何度か休むようになり、あまり食べられなくなりました。だんだんお腹が痛いと言って横になる事が増え、痛みも強くなっているようでした。
学校が始まりマラソン大会の練習が始まりました。元気が取り柄の息子が、走るとお腹が痛くなって辛いと言うのです。どんどん痩せ細っていき、おかしいと思いました。
2月
病院に行き、念のため内視鏡検査をして頂きました。食道から十二指腸にかけて潰瘍があると言われ、その日は胃酸を抑える薬を出して頂きました。お薬を飲んで症状は少し和らいだようで、このまま良くなってくれたらいいなと思っていました。しかし、「中学生でこのような症状があるのはおかしい。もしかしたらクローン病という事もある。」という事で、大学病院を受診する事になりました。よくわからない病名と難病という言葉に不安でいっぱいになりました。
後日、大学病院で大腸内視鏡検査を行いました。息子より後に検査室に入った方がどんどん帰っていく中、息子はなかなか終わりませんでした。麻酔をしていたこともあり、終わったのはお昼前でした。検査室の中に呼ばれ、先生から息子と私に検査結果の説明が行われました。「クローン病です。」最悪の結果でした。見せて頂いた写真は信じられないものでした。息子の体がこんな事になっているなんて。
先生のお話はどんどん進み、クローン病のパンフレットが渡され今後の流れが説明されました。「ヒュミラをしていきましょう。」すごく金額が高いそうで、帰りに特定疾患の手続きに行くように言われました。この時、CRP6.89でした。薬の副作用の事、食事の事、これからの生活の事、息子の将来の事。
まだ13歳の息子。これからという時に・・・。この先どうしたら良いのか。
頭が真っ暗になり、体に力が入らず、息子が寝た後は毎晩泣いていました。何か他に方法はないのか?必死に探しました。そして松本漢方クリニックにたどり着きました。
3月
午前中CT検査に行き、その足ですぐに松本漢方クリニックを受診しました。手記で読んでいましたが、強烈な匂いに驚きました。順番が来て診察室に入りました。
先生は「絶対治る!」と言って握手して下さいました。すごくうれしかったです。暗闇に光が差し、胸が熱くなりました。
この次の週から、学校で4泊5日のスキー合宿でした。心配なので休むように何度も説得したのですが、本人は行くと言って聞きませんでした。松本先生に相談すると、「好きな事なんやったら行ったらええ!」「これを持って行き。」と言って緊急時の電話相談の紙を頂きました。旅行用に漢方の作り方も指導して頂きました。この日は鍼灸もして頂きました。帰りに息子は、松本先生の「何でも食べたらええ!」という言葉に、「銀だこ」とシュークリームを食べたいと言いました。すごく美味しそうに食べる姿を見てうれしくて涙がでました。
この日から、漢方作りが始まりました。想像以上に大変でした。時間も手間もかかって、家中に漢方の匂いが立ち込めました。そして、手記で読んでいましたが、強烈な味。せっかく作ってあげたのに、一口飲んで「無理。」と言われ、何度も言い合いになりました。試行錯誤の結果、りんごジュースと交互に飲む方法でなんとか飲めるようになりました。(今では随分慣れて、漢方を一気飲みした後に一口甘いものがあれば大丈夫になりました。)
翌日の夕方、寒い日でしたが、暑い暑いと言いながら学校から帰宅しました。
元気でしたが熱を計ると38度ありました。心配でしたが、お薬は飲まず早く休ませました。翌朝は平熱に。鍼灸の好転反応だったかもしれません。しばらく寝汗のすごい日が続きました。そんなに暑くないのに、パジャマがぐっしょり濡れるほどの寝汗でした。
2回目の鍼灸の日の夜、背中が痒いと言って掻きむしって赤くなっていました。心配な事が続きましたが、手記や松本先生の理論を読んでいたので、気持ちに少し余裕を持って対応できました。心配していたスキー合宿も、松本先生のおかげで、無事に行くことができました。学校の先生も病気の事を理解して下さり、息子は「すごい上達した!楽しかった!」と言って無事に帰って来る事ができました。松本漢方クリニックに来ていなければ、難しかったと思います。
4月
イライラが激しく松本先生に相談し、アシクロビルが2倍の量になりました。
寝汗、腹痛、体力の低下が続きました。学校で発熱 → 夕方には下がる。CRP4.28。部活の大会や登山遠足もあり無理を続けた事と、マクドナルドや、コンビニ食、化学物質の塊のお菓子を食べていた事もあり悪化しました。
毎日部活に行き、家に帰って休憩と言っても、スマホゲーム、ライン、テレビに忙しく、いくら楽しくて好きな事だと言っても、ゆっくりしているとは思えず、疑問に思っていました。そんな時、松本先生の書かれた、手記のコメントに答えを見つけました。「ゲームやテレビ、携帯電話は、免疫を上昇させる副交感神経の世界を子供たちから奪い去っている。」手記を印刷して息子にも読ませました。また、人工甘味料や添加物についても勉強しました。
5月
学校の発育測定。身長は全国平均で、体重は1年前と同じでガリガリ。温泉に行ったり、半年ぶりに家族旅行にも出かけました。少し体調が良くなり、家でもバスケや野球をしたり、外で活動する時間が長くなり、走ったりする動きも良くなってきました。
6月
腹痛もおさまり、体つきも少しがっしりしてきたようで、完治も近づいてきたかな?と思いながら松本漢方クリニックを受診。血液検査のデータは悪化していました。
CRP5.19(5/14 検査分)ショックでした。家に帰って病状を記録したノートを見返しました。この悪い結果は4月の生活の結果だと思い、今の生活を信じて続けようと思いました。
7月
CRP2.56。今までで一番低い数値でした。まだまだ高いですが、少し安心しました。筋力がついてきたのか姿勢がよくなりました。ようやく私の身長を抜いてくれました。夏休みに2泊3日の富士登山合宿がありました。すごく心配でしたが、松本先生が「好きな事やったら行ったらええ!」と言って下さり、鉄剤を出して下さいました。無事に登頂し、ご来光を拝めたそうです。
松本漢方クリニックに通っていなければこのような経験はできなかったと思います。
8月
CRP2.37。2泊3日で東京の大会に出場しました。大会で頑張りすぎた後だったからか、外食が続いたからか、血液検査のデータは良くなっていませんでした。大会では全国4位でした。
まだまだCRPは高い状態が続き、貧血状態も続いています。しかし、腹痛もほとんどなく、部活も学校行事も頑張れています。松本先生には本当に感謝しております。完治を目指して、これからもよろしくお願い致します。