「治らないという概念から抜け出した先には、明るい未来がありました
(クローン病途中経過)」
匿名希望 22 歳2017 年 7 月 6 日
匿名希望 22 歳2017 年 7 月 6 日
クローン病と診断されるまでと、これまでの経過と松本漢方クリニックへ来るキッカケから綴らせていただきます。
私が自覚症状として腹痛を感じ始めたのは、17歳の頃でした。鳩尾から下腹部にかけての痛み、下痢、吐き気の症状がありました。その頃は地元にある元国立病院で診てもらっていましたが、バリウムや造影 CT では異常は見られず「心因性」と診断され、心療内科を紹介されました。しかし、私自身はそんな筈はないと思い通院をやめてしまいました。
それからお腹の痛みに耐えながら約3年経った2015年8月中旬頃、右下腹部に異常な痛みを感じ、すぐに内科を受診しました。腸炎と診断されましたが。1週間クラビットを飲み続けても痛みはとれず、再度受診し、エコーを撮りました。エコーでは右下腹部に影を見つかり、その部位を造影 CT で再度撮影したところ、医師の判断により、労災病院を紹介され、そのまま入院することになりました。
当時のCRPは14と高めでした。そのときの状態は、小腸末端部分に瘻孔が確認され、内容物が出ていたが腸壁によって拡散が防がれていた状態だったらしく、腹膜炎をおこす1歩手前だったそうです。それから特定疾患の申請に向けての検査を重ねましたが、肉芽種は検出されず、CRPが落ち着いて2か月後には退院し、通院で経過観察することになりました。
その時の処方はペンタサのみでした。そして主治医が転勤するとのことで、通いやすい近大病院へ転院し、経過観察継続しました。その間にCRP数が上下を繰り返し、月に1週間くらいはエレンタールでの絶食で対処していました。
月に1回、大腸内視鏡を受けていましたが大腸はキレイだとのこと。(多少の潰瘍痕はあった)そのようなことを繰り返していました。
そして2017年2月21日、急激な上腹部痛がおきて、大学病院へ行きました。CRPは17で、その日のうちに急性期病棟へ入院となりました。ここまでで常用していた薬はペンタサのみです。
数日でCRPは0.6まで減少し、食事再開しましたが、食事開始に伴い再燃、CRPが6まで上昇してしまいました。そのことから、主治医の指示のもと、小腸ダブルバルーンとゾンデを受けました。回腸末端20センチほどが重度の狭窄をしているとのことと、狭窄部位がちょうどカーブしている場所だったので形成術は破裂の危険があると言われ、そのままオペが決まりました。
同年3月29日にオペを実施 回腸末端の狭窄部位の部分切除を行いました。
その狭窄していた腸管は潰瘍だらけだったそうです。術後の体調はかなり悪くて、創部感染や、腸が動かなくてイレウスになるなど、結構大変でした(笑)手術から数日たって、体調が戻ってくると主治医が生物製剤を勧めてきました。「考えておきます」と返事し、生物製剤のことや、様々な同病者のブログを読み漁っていくうちに、Naoki さんのブログにたどり着きました。Naoki さんの記事を読んでいくと、ヘルペスの感染領域や、生物製剤、ステロイドによる影響、ヘルペスの増殖等、いろんなことが書かれていました。私は何故か、そこに疑問を感じることもなく納得していました。そして Naoki さんから松本漢方クリニックの存在を知ることになりました。
生物製剤は基本的にやめることはできません。2017年現在22歳の私が、この先長いことずっと、その薬を使い続け一生リスクに晒され続けなければならないのか、どうにか避けられないかと、ずっと悩んでいたものがそこで解決されました。松本先生の膠原病の理論を何度も何度も入院中に読み返し、理解しました。そこで、クローン病は治らないという概念から抜け出し、治せるんだと感心し、そして、治そうと決意するに至りました。治療費云々考えましたが、この時点で私は西洋医学に頼りたくないという強い意志が芽生え、父に相談し、松本漢方クリニックへ行くことが決まりました。生物製剤治療を断って、CRPも3ほどまで落ち着いたので退院し、その1週間後には大阪高槻へ向かっていました。
2017年4月23日、松本漢方クリニック初診。厳しい先生と聞いていたので身構えましたが、私は身構えるほどでもなかったかなと思います(笑)理論を理解していれば先生の言葉はスっと入ってきますから。3種類の煎じ薬とアシクロビル(1日12錠)でした。そしてこの日の採血ではすべてのヘルペスが基準値を大幅に上回っていました。リンパ球数も10%程しかなかったです。細かな血液検査結果などは、完治手記にて時系列ごとに載せようと思っています。漢方と鍼灸、家でのもぐさ灸とお灸を初めて数日で下痢がなくなり、日に日に便に形が出てきました。この時で1日3回程度の便でしたが、この治療を進めていくと段々回数が減り、2017年7月現在では1日1回のバナナ便が出ています。そしてクラススイッチが始まったと思われる発疹が胸にたくさん出てきました。CRPや血沈はまだ異常値が出ていますが、自覚症状は今のところありません。リンパ球も24%と基準値内ではありますが、まだまだ少ないです。
初診時の頃を思えばかなり増えては来ているので、この調子で免疫を高めていきたいと思います。漢方アシクロビル治療を初めて3か月弱経ちますが、リバウンド症状はあまり感じないまま、クラススイッチが始まったかな?と思っています。この調子でクラススイッチが完全になるまで油断せずに治療に励みます。まとまりの悪い手記で申し訳ありません。最後に、自分を助けてくれるのは免疫です。一般的にリンパ球数が高いとガンになりにくいとも言われています。松本漢方クリニックの治療は病気の治療だけでなくガンになりにくい体作りまで手伝ってくれています。つらいリバウンド症状があっても、諦めない限り、治ります!今度は完治手記をかけるように頑張ります!