「完治までの手記 中間報告」
匿名希望 28歳 2016 年 11 月 15 日
匿名希望 28歳 2016 年 11 月 15 日
2008年の20歳の時に痔瘻で手術・入院
仕事も順調で忙しく楽しいながらも上司からのプレッシャーがしんどい環境を18歳から2年程続けていました。この時から何を食べても下痢をするようになり、20歳の時に突然お尻が痛くなり病院へ行き、痔瘻と診断され手術・入院しました。病院の先生にも痔瘻の原因は下痢と告げられ、改善させる為に「過敏性腸炎」を治す薬(イリボー)を処方され 1 年半近く服用。
飲み始めは効き目があり、便は固まったものの徐々に便秘気味になり始めてしまい、使用頻度を調整して服用しました。薬自体好きではなかった為、最後には使用を止めました。薬の服用を止めてからは相変わらず食べれば痛みと共に直ぐに下し、毎回30分程トイレから出られない状態でした。出すたびに痛みはなくなり、普段通り仕事へ行く毎日を6年程続けていました。
2015年の26歳の時、突然今までにない腹痛で動けなくなり病院へ当日は原因がわからず、点滴と整腸剤だけの処方を受けました。後日、大腸の検査をする事になりました。検査を受けるまでには1週間ほど空いていましたが、痛みに耐えきれず入院。入院前の問診で「クローン病か潰瘍性大腸炎だろう。」と言われたので、検査結果を聞く時に備えて、入院中は両方の治療法など調べました。
検査も終わり、後日結果としてクローン病と判明。覚悟はしていたものの、絶望し何も考えられなくなりました。入院中は絶食、点滴、エレンタールと整腸剤でやり過ごす日々・・・。相変わらず下痢は止まらず、ドロドロしたものが少量出る状態。腹痛に耐え、頭が回らない日々を過ごしている時、兄が松本漢方クリニックの漢方治療について調べてくれました。自分でも漢方治療について調べてみる事にしました。調べて行くうちに教えてもらった松本漢方クリニックで治療する事が実績もあり安心して治療を試せると思い、松本漢方クリニックへ行く事に決めました。
2015年3月頃
退院後、直ぐに松本漢方クリニックへ伺い、入院中から手記を読み事前に予習していましたが、先生とお話ししてビックリ、先生がお考えになった理論について、難しい言葉も沢山ありましたが時間をとって説明して頂きました。正直100%バッチリ理解できたかと言われると出来ませんでした・・・。ただ自分自身の免疫力がこの病気を治すんだという事は理解出来ました。
漢方が処方され、初めのうちは苦くて飲むのに苦労しましたが徐々に慣れていきました。腹痛で飲めない日もしばしばあり、毎日飲む事が困難でしたがそれでも少しずつ飲み続けること3ヵ月、腹痛は和らぎ、便も固まりだしました。
この時、食事はエレンタール、調子を見てお粥を食べていました。
4ヵ月目に行った血液検査で、CRP(炎症値)が0.37になりました。(初診時 0.91 基準値 0.3以下)漢方を始めて6ヵ月後、腹痛はなくなり、CRPは0.24まで下がり、お粥や油物を避けた食事を徐々に取れるようになってきました。途中、腹痛で漢方が飲めなかったり、諸事情で松本漢方クリニックへ通えなかったりして漢方が途絶えることもありましたが、徐々にまた始めております。
2016年10月現在
月に2度ほど腹痛があり、治るのに3、4日かかりますが下痢はせず、柔らかめですが形のある便が出るようになりました。食事は食べられるものを探り探り、色々な物を食べております。もちろん肉、油系は抜いています。家庭の環境などがしっかり整い、これからは安心して続けられるので、完治を目指していきます。