「病気を治すのは自分~クローン病途中経過~」
28歳 男性 2016年10月30日
28歳 男性 2016年10月30日
1.発症の経緯
私がクローン病を発症したのは就職活動が終わって少し経ったタイミングでした。私が就職活動をした時は所謂リーマンショック後の就職氷河期の頃でした。無事に内定は取れたのですが、過度なストレス状態が数ヵ月続き、その反動で発症したのだと思います。
最初は高熱が出て下痢が止まらず血便が出て、体重がどんどん減少していきました。近くの病院で腸内カメラ検査をしたところ、クローン病の疑いがあるとの事でした。安静にしたところ症状はすぐに治まったため、本格的な治療はせずにすみました。
数年間、問題なく生活出来ていたのですが、就職して2~3年経過したころ(25歳頃)に症状が再発しました。こちらも恐らく仕事のストレスが続いたことが原因かと思います。勤務地(東京)の近くに漢方でクローン病を治療しているところがありましたので、そこで漢方治療を始めました。最初は症状が治まり安堵していたのですが、「治まっては再発」を繰り返しなかなか完治とは程遠い状況でした。
2.松本漢方クリニックでの治療
上記の通り、東京の漢方治療は完治とは程遠く1年ほどで見送りました。症状も比較的安定していたためです。その後、27歳の時に異動を契機に業務負荷が上がり、また症状が再発しました。酷いときは夜寝ている間も便意を催し、ろくに睡眠も取れず、高熱もすぐに出てしまうというつらい状況でした。なんとかこの状況を変えたいと思い、「クローン病 完治」でネット検索したところヒットしたのが松本漢方クリニックだけでした。患者さんの手記を拝見して、同じ症状で悩んでいる方がこんなにいらっしゃることが分かり少し勇気づけられました。しかし私は東京住まいで年に数回しか来院出来ません。そんな不安もありましが、多くの方が完治に向けて治療されている状況を見て、もう松本先生にお願いするしかないと決断して、遠方治療をお願いしました。松本先生の理論を100パーセント理解するのは難しいですが、理解しようと考えれば納得出来ます。HPの抜粋ですが「クローン病の根本治療は、潰瘍性大腸炎の治療と同じく、膠原病の武器であるIgGを自然にクラススイッチして、アレルギーの武器であるIgEに変えてしまうと、クローン病の症状である腹痛や下痢や出血がアレルギーの痒みに変わり、最後は自然後天的免疫寛容を起こせばよい。このために様々な免疫を上げる東洋医学的手法を駆使すれば、自然にクラススイッチと免疫寛容が生じて、環境汚染物質である抗原と共存できるようになる。」この言葉通り、自分の免疫を上げるしか完治の道はないとしっかり理解できました。変な薬に頼るのではなく、自らの力で治す、これが本当の完治なのだと納得できました。
松本漢方クリニックで治療を始めて約7ヵ月が経ちました。最初の数ヵ月は特に大きな変化もなく、漢方とお灸(回数は多くできていませんが)、発芽玄米を摂り、免疫力をあげる努力をしました。6ヵ月ほどたち、便の回数が少なくなり(1日10回ほどから、5~6回に減少)、便も下痢ではなく固形になってきました。体重も少しずつ戻ってきています。クラススイッチが起きたかは自覚できていませんが、スネや太ももが痒くなりアトピーの様な症状はありました。少しずつ完治に向かっていると期待しています。
遠方治療で大変な事はたくさんありますが、半年経って、クローン病を完治するには松本漢方クリニックしかないと今でも確信しています。
3.最後に
松本先生と月2~3回お電話でお話しして、いつも言われるのは「病気を治すのは自分」ということです。免疫力をあげるのはもちろんですが、私自身仕事において自分を追い込みすぎてしまうところがあり、そういった心の持ち方も改善していく必要があると分かりました。
自分の免疫力を信じて、今は完治に向けて順調に進んでいると思っています。今後ともよろしくお願いいたします。