「薬に依存しない治療を求めて・・・(クローン病手記)」
22歳 男性 2017年7月11日
22歳 男性 2017年7月11日
2012年の夏頃に痔を発症し、念のために大腸内視鏡検査を行ったところ、いくつかの潰瘍が認められ、潰瘍性大腸炎だろうと診断されました。
それから約1年後の2013年の5月終わり、急にお腹が痛くなり、入院の措置を取られました。痛みの原因は膵炎だと言われましたが、2週間ほど検査入院をしたところ、潰瘍性大腸炎ではなくクローン病だと正式に診断されました。痔は痔瘻だと診断されて、これに対しシートン法の手術を受けました。
その約1年後に痔瘻は完治し、クローン病の主な症状である腹痛や下痢などは、最近までほとんどありませんでした。そのため、普段の食生活は栄養士に勧められた健康的な食事を心がける程度で、発症前と同じようにチョコレートやラーメンなどの不摂生をすることも多かったです。喫煙はせず、飲酒も飲み会の席で一杯飲む程度に留めています。
しかし、定期的に行っている血液検査結果では、アミラーゼの値があまり下がらず、年に1回診てもらう小腸カプセル内視鏡検査からも腸に潰瘍(縦走潰瘍)が確認できたことから、症状が良くなっているとは言えないようでした。
このような寛解状態を最近まで維持していたのですが、今年に入ってから、入院したときと同じような腹痛に襲われることがありました。この腹痛は2ヶ月に1度ほどの頻度で起こり、起こるたびに1日程度で痛みは治まりました。
2ヶ月に1度の血液検査によって、病態を判断していましたが、血液中のアミラーゼの値が減少しないため、レミケードもしくはヒュミラの投与を打診されました。この2つの強烈な薬に依存することは絶対に避けたかったので、前々から気になっていた松本漢方クリニックを訪れることを決意しました。
松本先生の診察では、現代医学のおかしさを叩き込まれた上で、「一緒に治していこう!」と力強く握手をしていただき、完治に向かうための大きな勇気をもらいました。漢方薬の味に最初は戸惑いましたが、慣れてしまえば案外飲めるものに感じるようになりました。お灸は夜に行うことで、快適な睡眠が出来ているような気がします。元々たまに起こる腹痛程度しか症状がなかったので、現在でも特に変わったことはありません(つまり、悪くはなっていないということでしょうか)。しかし、まだクラススイッチの予兆は現れていません。これから松本医学を信じてこの治療法を続けていこうと考えています。