「クローン病と向き合って」
匿名希望 23歳 2016 年 6 月 24 日
匿名希望 23歳 2016 年 6 月 24 日
【発症】
症状が出始めたのは、高校2年生(2009年)頃からでした。38度以上の高熱が出る度に近くの病院に行き風邪薬を処方してもらっていました。口内炎がよく出ていました。毎回、夕方に熱が出て、朝には熱が下がっていました。
この時ガスの量が気になっていましたが、まだ腹痛、下痢などの症状はありませんでした。1週間に1回の間隔で発熱を繰り返すようになってきたので、一度大きな病院で診てもらおうと思いました。しかし、レントゲンなどの結果も問題なく採血も問題なしと、ロキソニンだけもらって帰りました。それから3年後の20歳になった頃から下痢、腹痛が出始めてきたので初めて胃腸科の病院へ行きました。一度、検査をした方がいいと言われたので検査入院をする事になりました。採血、CT造影、胃カメラ、大腸カメラを行いました。その結果クローン病とわかりました。病院ではペンタサとステロイドをすすめられました。
【松本漢方クリニックとの出会い】
クローン病と診断されて、ステロイドをすすめられたので、親がクローン病について色々インターネットで調べ、漢方が副作用も少なくいいかもしれないと教えてくれました。この時まだ松本漢方クリニックのホームページには出会えず、他の漢方の病院に行ってみる事にしました。その時の症状は食べると激しい腹痛でした。漢方の病院で狭窄があるかもしれないと言われました。とりあえずそこの漢方を試してみる事にしました。高熱、口内炎、下痢はピタリと止まりましたが、激しい腹痛は続いていたので小腸の検査をする事にしました。やはり小腸に狭窄がありました。小指ぐらいに細くなっている、手術でしかよくならないと言われました。毎日の腹痛でもう何もかもがどうでもいい気持ちになっていました。そこでまた、親がインターネットで調べてくれて松本漢方クリニックのホームページにたどり着きました。そこで目に入ったのは「クローン病は完治する」と言う事です。私は信じられませんでした。病院ではずっと治らない病気だと言われ続けてきたからです。私は信じないまま、親にすすめられて松本漢方クリニックに行く事にしました。松本先生は「絶対に治る」と言いました。しかし私は信じられないまま漢方、漢方風呂、お灸を続けてみる事にしました。一年ぐらい信じないまま続けましたが、毎日の狭窄の腹痛だけは、治ることはありませんでした。腹痛が治らない事で漢方を続ける事が嫌になり、なにもしなくなりました。そして、だんだん食べ物が通らなくなっていたので、手術をする事にしました。
【手術】
2015年11月入院して、1月に手術をする事が決まりました。11月~1月まで絶食でした。投薬はありませんでした。手術は無事終わり、小腸を50cmぐらい切除しました。手術は成功しましたが、腹膜が炎症してなかなか退院できず、手術後2ヶ月入院していました。腹膜の炎症がおさまり、食事をしても発熱、腹痛などの症状もなくなったので退院する事になりました。エレンタールを処方されました。退院して2週間後、いきなりの発熱、腹痛が出て再入院になりました。また、絶食が始まり、検査の結果、手術後の腹膜の炎症ではなく、クローン病の症状だと言われました。そして、レミケードをすすめられました。しかしレミケードの副作用などを聞くうちに怖くなり、今度は自分で他の治療法を調べました。
【2度目の松本漢方クリニック】
入院しながらベッドの上で毎日インターネットでクローン病について調べました。そして松本漢方クリニックのホームページも何度も読み理解しました。とても難しいので全てを理解する事はできなかったけど、手記を読み今度は信じてやってみたいと思いました。親にまた松本漢方クリニックに行きたいとお願いしました。そして退院した日に松本漢方クリニックに行きました。今度は自分から行く事を決めました。恐る恐る行った2度目の松本漢方クリニックでは先生に怒られましたが、私は初めて松本漢方クリニックに通いクローン病と向き合う事を決めたのです。
【現在】
退院後、松本漢方クリニックで処方してもらった漢方と漢方風呂を続け、教えてもらった玄米を続ける事にしました。退院して1ヶ月ぐらいたった頃、腹痛が出てきたので、電話で先生に伝え、ヘルペスの薬を出してもらいました。1週間ぐらいで腹痛はおさまっていきました。とにかくストレスをなくし、食事には気を付けるようにしています。毎日、玄米を主食に無農薬の野菜、添加物のないものを選ぶようにしています。軽い運動も取り入れようと思っています。そして、退院して3ヶ月がたちますが、とても症状が落ち着いています。CRP などの異常はありません。先生はいつも電話で「自分の免疫が病気を治す」と言っています。自分の免疫を信じて必ず完治したいと思っています。