対象:6年5年
場所:宮城県東松島市
遠征1日目※交流マッチ
〇東松島市東日本大震災復興伝承館見学
〇昼食(ドライブイン笠松/人情食堂)
〇交流マッチ結果
①vs東松島SC 1-3 カンバステン、TERU☆MAX②
②vs東松島SC 0-1 サクト☆スコールズ
③vs東松島SC 0-5 マジカル☆レフト、TERU☆MAX②、音速の貴公子、サクト☆スコールズ
④vs東松島SC 3-0
⑤vs東松島SC 2-0
遠征2日目※サッカーをしない日
〇日本三景松島島めぐり、松島散策
〇塩釜市海の駅海鮮食べつくし
〇道の駅おおさと
ほか
(もうりーにょ)
コロナ禍や諸事情でなかなか実施できなかった宿泊を伴う活動を数年ぶりに行いました
縁あって宮城県東松島市に所在する東松島SC様と交流をさせていただきました、宮城県石巻市と茨城県ひたちなか市が姉妹都市となっている関係でいつも懇意にしていただいているひたちなか市FA関係者様の仲介によりサッカー交流が実現しました
まだ少し薄暗い朝の6時に那珂市を出発し約3時間強の行程で現地へ赴きました、交流マッチを午後に行うことから午前中の空き時間を利用してこれから自分たちが行く場所でどんなことがあって、それが今どうなっているのかを知るために東松島市にある東日本大震災復興伝承館を見学しました
選手たちは生まれたか生まれていないかの時期に起きた未曽有の大災害にいまいちピンと来ないような感じでしたが、大津波で被災しえぐれてしまったプラットホームやぐにゃりと大きく曲がってしまったレールを残した野蒜(のびる)駅の遺構、管内で上映された海上自衛隊の巡視艇が10mを超す大津波を乗り超える映像、黒い大津波が何波も押し寄せてすべてを持ち去ってしまう映像を観ている時にはそれまであまり興味を示さなかった選手たちも固唾を飲む表情で見入っていました
そして交流マッチ前に昼食です
まだ11時にもなっていないところで地元の美味しいお店を検索し取材交渉!?、間違えた、入店交渉を木崎SSSの交渉人の小又コーチがしてくれました、まだ早いけど来て待っていれば早めに開けてくれるということでお言葉に甘えることにしました、ドライブイン笠松様、和洋折衷でラーメンから定食までなんでもありますよという地元の人が集う、大盛上等の大繁盛店でした、選手たちは唐揚げ定食やカレーライス、たこ焼き??、思いおもいに自分が食べたいものを食べていました、清算はこの場の会計係の音速の貴公子がみんなから料金を徴収してドキドキハラハラしながら支払いしてくれました、お金が足りないと涙目で一度戻ってきましたが誤解だったようで無事に会計が済みました
予定通り12時に交流マッチ会場に到着しました
そこは人工芝の一般用フルピッチ(少年用2面分)と少年用ピッチ1面がとれる人工芝の素晴らしいキラキラとした羨ましいくらいのグラウンドでした、駐車場に東松島SC代表者様が出迎えてくれて合流し初対面をしました、今回の宿舎の手配のお世話してくれたり本当に手厚い対応をしていただきました、この界隈は、茨城県で言うところのIFAフットボールセンターと似た宮城県フットボールセンターなどもあり宮城県サッカーの中枢だということでした、夏休みには全国からたくさんのチームが来訪し大会が催されるそうです、横浜マリノスのジュニアチームなども参加するそうで木崎SSSもどうですかということでしたのでタイミングが合えばぜひ参加しますと答えておきました
グラウンドの話に戻りますが、素晴らしい環境で出来る東松島の子どもたちは幸せですねという問いかけに代表者様は答えてくれました、実は、この公園は震災当時に不幸にもこれ以上に悲しいことのない状況となってしまった人たちを収容するところだったそうです、100人を超える相当数の人数だったらしく、そこを整備して、きちんとお祈りをして今では子どもたちが元気に笑顔で躍動する場所となっているということでした、本県も災害被災地ではありますがあまりにも規模が違い過ぎてその当時のここの人たちの絶望感や悲壮感、その心中を改めて痛感させられるとともにそこから再び顔を上げる強いメンタル、大きな困難をも覆す強力な反発力を垣間見ることができて自分自身も考えるところがありました
東松島SC様、木崎SSS、お互いに挨拶して交流マッチの始まりです
東松島SC様はJFA全日本U12選手権宮城県大会において地区予選を突破し県予選に進出したけどベスト32で敗退してしまったということでした、チームとしては数年前に地元の3チームがひとつになり今となっているということでした、選手もブルーインパルスで有名な航空自衛隊松島基地が目と鼻の先にある地域ということで保護者も自衛隊の方が多いということでした、2試合の予定でしたがパワフルでスキルフルな相手にもう少し鍛えてもらおうと延長してもらいました、最後は両チームで記念撮影をして親交を深め終了となりました
東松島SCのみなさま、貴重な時間と素晴らしい環境を提供していただきありがとうございました、今後とも宜しくお願いします
16時に宿舎到着、チェックインです。ここからも絶対に負けられない闘いが始まります
バリューザホテル東松島矢本様、きれいな室内、美味しいごはん、ここも東松島SC様のご計らいで用意してくれたところです、そこには秋田県トレセン、県外のサッカークラブ、少年野球チームなど多くのスポーツ団体が宿泊されていました、選手たちは入室前にホテルの注意事項のレクチャーを受けて各部屋に入室しました、大声を出さない、廊下やみんなで使うところに長時間滞在しない、など他の宿泊客の迷惑とならないようにお互いに注意しましょうということでした、入室早々のやらかしです、部屋の鍵が不慣れなカードキーで廊下に締め出された選手が2名、一夜の内に3回も廊下に締め出された選手もいました、キーインしてしまった場合はフロントに代替えキーを借りに行かなければならないのですが常連さんとなって顔を覚えてもらったようです。茨城に帰ったら1回につきダッシュ50本を課せたいと思います。
夕食まで時間があるため、また、会議室の空き状況によりミーティングを早めて行いました
ミーティングは、”コンフォートゾーンからの脱出”、”サッカーと思いやり”という2つのテーマをディスカッション形式でみんなで討論しました、コンフォートゾーンからの脱出、コンフォートゾーンって聞きなれない言葉ですが、要するに現日常ということです、自分が成長すためには日常に変化を付けてそのゾーンから飛び出してコンフォートゾーンを広げる努力をしないとなかなか成長できませんよということ、そしてサッカーとおもやりは密接な関係がありますよ、近しい人を想い、全体のことを考えて行動をしないとサッカーは巧く行きませんよ、それは日常からそういう思考がないとだめですよ、サッカーが巧いだけではだめですよ、というテーマに選手も指導者も真剣に考え、自分なりに答えを導き、みんなに伝えるという作業を約1時間程度行いました、中学校の先生に聞いた話ですが、今の子どもたちは話を聞く力が少し弱い、または聞くことが出来ないということでした、それは小学校の時からそうだからということでした、少し思い当たる節もあるところですが机の配置を工夫したり、一方的ではなくディスカッション形式にしてみんなが発言できる状況で選手たちといろいろな話をすることが出来ました
頭を使ったらお腹が空いてきました、夕食です
メインのおかずは日替わりで、その他の副菜は好きなだけ、ご飯、みそ汁はお替わり自由のシステムです。但し、食事時間は30分という制限があります。まるで高度成長期のサラリーマンじゃあるまいし夕ご飯くらいはゆっくり食べさせてと思いましたが、ここのルールだし、これも良い経験かなと思いました、さぁ、戦闘開始です。3、2、1、キックオフでプレートを片手に我先にと食材に群がります、その早いアプローチと貪欲さが試合中にもでたらなぁと思いながらもこちらも負けてはいられません、とにかく食べる、食べるで言葉はありません、普段はあんまり食べないんだろうなと思われる選手もみんなで食べるとなぜか食が進み、時間制限も相まって何度もお替わりに走ります、サッカーに限らずスポーツをする選手の食事は本当に大切なことです、食の細い選手は自宅でも時間制限をするように保護者にお願いしようかなと思いました、でもそれぞれが、主菜、副菜、デザートとバランス良く食べていて、野菜も結構食べている姿を見てなんか少し安心しました
夕食後にミーティングをする予定でしたが、早めの自由時間となりました
自由時間と言っても宿舎の規則があるので各自部屋でくつろぐくらいしかやることがありません、数名の選手は洗濯物のお土産は貰っても嬉しくないので試合で使った自分のユニフォームをコインランドリーで洗った選手もいたみたいです、そんな不憫な選手たちを観て引率コーチが外のショッピングセンターなんかに連れ出してくれてひと時の自由な時間を楽しませてくれました、東松島の夜の月はどうでしたか?夜10時、あとは選手の自主性に委ねられます。はよ寝ろや~
おはようございます。起床時間の6時です、7時までに帰る準備をしてレストランで朝食です
どうせ何人かは寝坊しておじいちゃんコーチに怒られるんだろぅ~、起床のLINEをしても誰も反応しません、んっ、なんかおかしいな?廊下に出てみても人の気配がしません、まっ、まさか??、こんなところでモニタリング???、天井を見てもカメラらしきものは見当たりません、なんと、選手たちは起床時間よりはるかに早く起きてまだ少し薄暗い時間に近くのコンビニに朝の散歩(引率者同行)に行っていたみたいです、少し警戒しながら1階の談話室に行ってみるとすでに着替えを済ませ、荷物を車に積み込んだ選手たちが待っていました、早っ!!、おはようございま~~~す、と全員がすっきりした顔で出迎えてくれました、う~ん、だいたいね、自分のことを自分で出来ないから寝坊するんだよと朝からねちねち攻撃をしようと思っていたもくろみは見事に空振りしてしまいました、とりあえず朝ご飯を食べて今日の活動に備えます、外は少し雲がありますが太陽が昇り良い天気です、バリューザホテル東松島矢本様の玄関口で心の中で御礼を言ってみんなで記念撮影をしてチェックアウトしました
本日のメインイベント、松島島めぐり遊覧船乗船
9時の第1便の先頭に並びました、小又コーチが事前に乗船券をネット購入してくれたお陰で予定よりも安価で乗船することが出来ました、日本三景の松島湾には大小合わせて200以上の島があり仁王島など様々な形をした島々を観ることが出来ます、乗船した選手たちは少し緊張した面持ちでしたが出航と同時にデッキに繰り出し、舟のスクリューから練り出す波動を観ながら松島湾の風景を堪能していました、沖まで行き穏やかな松島湾と外海の境界あたりにくると少し波が高くなり小池カメラマンを筆頭に数名の選手の口数が極端に減りました、残り半分だから我慢してね、船からあがり陸に戻ったころには第2便乗船を待つ長蛇の列や時間とともに増えてくる観光客に驚きながら、渡り切ると恋愛が成就するかも?縁結びのご利益があるという福浦橋に移動しました、選手たちは島巡りよりもこちらに目の色を変えて食いついていました、そろそろそういう時期なのかなと思い、一応、野〇部よりサッカー部の方がもてるよと教えておきました
少し距離のある駐車場まで速足で戻り塩釜市の海の駅で昼食です。塩釜海鮮食べつくすぞ~
お目当ては限定20食しかない船盛り定食です、マグロやサーモン、食べたことのない魚の盛り合わせ、到着した時には残り11食でした、海鮮丼、チラシ丼、海鮮が苦手な選手は○○ランチ、みんなが漁港の街・塩釜の味を堪能しました、もう、普通のお刺身では満足できない舌となったことでしょう
まだ少し時間があるので地元の道の駅・おおさとに寄ってから帰ることにします
6年生たち数名には兄弟がいるため弟に妹にとお土産を物色し購入していました、他にも家族へとお土産を購入していました、主務会計をやってくれた小又コーチの良い仕事のお陰で遊覧船乗船、昼食代など個人で負担する部分が減ったため少し持参したお金が残ったはずです、その残金でお土産を買ったのだと思いますがそれでもまだ残ったはずです、保護者はお小遣いを持たせたと思いますのでいくら残ったのと聞いてみて下さい、残金があまりない選手はどこで散財したのか?松島まで行ってポケカかよっ!!良いキラカードが出れば良いね
そろそろ帰ります
選手たちはこの活動の2日間でいろいろな体験、良いこともそうではないことも様々な経験をしたと思います、普段の日常では味わえない貴重な時間だったのではないかなと思います、1泊とは言え親元を離れ、短い戦闘のような食事時間、ひとりで過ごす寂しい個室、どうやって入るのユニットバス、金銭の管理、壮大な景色、最高の贅沢などわざわざこんな遠くまで来てやる意味があるのか?、1日目のミーティングのテーマにもしましたが『コンフォートゾーンからの脱出』、自身を成長させるには日常を変えること、非日常に飛び込むこと、それには痛みやストレスが伴うけどそれを経験して自分のゾーンを広げることが成長に繋がるのです、サッカーに置き換えればこのような活動やトレセン活動なんかも選手に刺激を与えることにより大きくコンフォートゾーンが広がるのです、この活動に参加した6年生5年生たちもそうですが、U10リーグ戦の最終節で優勝を決めたフリーダムの選手たちも少なからずコンフォートゾーンから出たのではないでしょうか?ドキドキするような緊張の最終戦に望んだり、結果を欲したけど叶わなかった現実、そんな経験が選手を成長させるのだと思います
宮城県との縁を分けてくれたひたちなかFA様、突然の訪問に最高の対応をしてくれた東松島SC様、へぇ~茨城から来たのぉ~と開店時間を早めて、バラバラの注文にもにこやかに答えてくれたドライブイン笠松のおばちゃん、東松島のいろいろな話を聞かせてくれた東松島FA様、車両提供のみならず、車の中をグラウンドと勘違いしている選手たちを乗せて往復の運転をしてくれた森田コーチ、小池カメラマン、主務会計で全ての活動を円滑に実践してくれた小又コーチ、そして、多くのスタッフが不在の中、JFAリーグ茨城中央⑩最終節をこなしてくれた木崎U10フリーダムの選手たちと箕川コーチ、フリーダムサポのみなさん、みなさんのお陰で無事にこの活動を遂行することが出来ました、このような活動は何事もないことが絶対条件となります、正直、引率する側も不安と緊張の連続の中でこの2日間でたくさんのことを学ばせてもらいました、ほんとうにありがとうございました
関わってくれた全ての人に感謝します
早朝6時那珂市出発
楽しそうな車内
恐怖の爪痕を感じる
人情食堂
東松島SC様との交流
スキルフルな相手に何度もゴールを割られたESP
東松島SC選手のみなさんありがとうございました
はじめてのひとり暮らし
ヤスコーチ何言ってるか分からないけど、頭使うと腹減るよね
絶対に負けられない闘い!!
30分1本勝負、食う、食う、食う!!
ESP夜の徘徊!!、保護者報告案件
松島とカンバステン
松島と青島
仁王丸の波動
笹かまと魔法使い
そんなに彼女欲しいのか!?
サッカー部はもてるよ~
僕はここのお刺身しか食べれなくなりました