Broadcasting

軍事局の次に26-27MHzにやって来たのは放送局でした。正確にいうと1930年代から1940年代初頭に掛けて、25.0-27.0MHzで許可された放送用の実験局で、中波ラジオ局が免許人となり、この周波数帯で同一番組のサイマル放送を行っていました。局数増で飽和状態にあった中波バンドに変わる第二の国内放送バンドの最有力候補として25.0-27.0MHzでも送信を始めていたこれらの放送局は、俗にはApex Radio と呼ばれました。

ただ残念なことに1930年代のApex Radio に関しては私はあまり情報を収集することができていません。従ってこの周波数帯を与えられた、第一号Apex Radio Station は誰かという基本的な疑問は解決していませんが、いま分かっている範囲で紹介したいと思います。