CB無線 FAQ

    • Citizens Radioという言葉の由来は?

1920年代初頭にアメリカで巻き起こった"Citizens Radio"ブームに由来する。Citizens Radio とは一般大衆(街の無線研究家)の手による「放送」行為。まもなく商務省により禁止されたが、『電波は誰のものか?』について一石を投じ、数年後には"Radio Chaos"(電波の無法地帯化)状態を招いた。1945年この一般大衆無線制度を創設するにあたり、20年前のCitizens Radio の語が選ばれた。

    • 初めて法制化された、CB無線制度(一般大衆無線制度)の名称は?

1945年1月15日に、FCCがFCC Docket #6651の記者会見にて460-470MHz帯を "Citizens Radiocommunication Service" という一般大衆無線制度を新設すると発表した。

    • 世界における、"CB無線第一号は誰?"

1948年3月22日に免許されたAll Gross氏のコールサイン19W0001を第一号とする意見もあるが、Al Gross氏はCB制度を創設した側の立場であり、またCB無線機の製造メーカーの立場でもあることから、本サイトでは1947年2月14日に免許されたJohn M. Mulligan コールサインW2XQDを第一号とする意見を支持する。なお同じ理由で1945年にAl Gross氏が取得したW6XAF, W6XAG, W6XAH もCB第一号とは考えない。

    • 日本における、"CB無線第一号は誰?"

Simple Radio Service(簡易無線業務)の本免許第一号という意味では、1951年3月19日の早稲田大学(山岳部)のJKX22およびJKX23である。ただし電波法施行前に簡易無線業務を新設するに当たって、その実用性研究のために早稲田大学(山岳部)に免許(1951年4月)された、JJ2AKおよびJJ2ALがこの前身にあたる。なおコールサインJKX22, JKX23 から分かるように、早稲田大学よりも先にSimple Radio Service(簡易無線業務)の予備免許JKX20, JKX21が発行されていた可能性は非常に高いが、それが1951年8月8日に本免許された横浜工作所であるかは検証できていない。


    • はじめて27MHz帯で免許を受けた無線局は?

27MHzの周波数を許可された最初の無線局は、サンフランシスコのラジオ放送局KJBSが開設した短波実験局6XAR(10.9meter = 27.525MHz, San Francisco, Calif.)と、Western Union telegraph Co. の実験局2XBM27.900MHz, Water Mill, NY)と、Pacific Coast Crystal Laboratoriesの実験局6XJ27.900MHz, San Diego, Calif.)の3局が1928年3月に免許された。


  • 日本ではじめて27MHz帯を免許された無線局は?

1938年(昭和13年)6月、逓信省周波数27.000MHzの実験局を国際電気通信株式会社の小山送信所に許可したのが最初。コールサインはJJR2だったちなみに我国二番目の27MHz局は同年11月には国際電気通信株式会社の依佐美送信所に開設された27MHzの実験局である。周波数27.030MHz、コールサインJJX2が指定されたJJR2, JJX2 ともにデリンジャー現象観測するためのテスト電波を上空に発射する実験局である