奈良県立教育研究所の周辺で、2025年10月に見かけた虫(蟲)たち(写真を撮れた種類)。既出の虫(蟲)は解説を省略することもあります。
<写真は撮れなかったけれど、見かけた虫>
アゲハチョウ、シオカラトンボ、
大雀蜂。日本最大のハチで、世界最大のスズメバチ。木の根元などの土中、樹洞や人家の床下、屋根裏などに巣盤を数段連ねた大きな巣を作る。秋はスズメバチ類の数が増え、活動も活発になる季節、強い毒を持つので、刺されないように気をつけよう。
髭白鋏虫。触角の先のほうに白い節がある。プランターの下にいた。
右の写真は、エノキの葉上に産み付けられたクサカゲロウ類の卵。細い糸の先に白く卵形の卵がある。不思議な形のため虫の卵とは思われず、伝説上の植物「優曇華(うどんげ)」の花として、吉兆や凶兆とも考えられていた。
ショウリョウバッタ♂
マダラバッタ
白星鳥羽蛾。ノブドウなどのブドウ科の植物が食草。トリバガ科の小さな蛾で、開翅長は約11~13mm。前翅の先や後翅が枝分かれして鳥の羽毛のような形になっている。ノブドウやヤブガラシの周囲にたくさん飛んでいた。
大雲紋朽葉。ヤガ科の昆虫。幼虫はクズやヌスビトハギなどマメ科の植物を食べて育つ。草地を歩くと、イネ科の草の根元に三角形にはねを閉じてとまっていた。
姫十字長亀虫。ガガイモなどのガガイモ科の植物に付く。体長8mmくらいで小さい虫だが、
黒色に鮮やかな朱色の模様があって目立つ。教育研究所南のガガイモが多い川沿いの草地にいた。
榎綿油虫。体長1.7~2mm。エノキにつくアブラムシで、体中が白い綿毛状のロウ質で覆われている。ふわふわと飛んでいる姿から、雪虫とも呼ばれる。
セイヨウミツバチ
セグロアシナガバチ
ツヤアオカメムシ
ホシササキリ
カタバミが食草のシジミチョウ。教育研究所の種編では最もよく見かける蝶だ。
金蠅。クロバエ科の虫で、動物の糞や死骸,果実などに集まる。金緑色や青緑色や銅赤色など金属光沢がある。