山本健(琉球大)
本研究では法律の条文数が一種の「法律のサイズ」であるとみなし、法律の条文数の分布に注目する。日本とドイツの法律に共通して、条文数の分布は対数正規分布とよく一致するという結果が得られた。この対数正規性の説明として、法律の木構造をベースとしたモデルを提案する。さらに、日本の法律の章立ての構造を分析することで、モデルの妥当性を定量的に検証する。