金木山、雲月山 金色の紅葉と花咲く周回路

島根県 金木山720m、雲月山911m 2020年11月13日

(金木山、雲月山)中国百名山

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山村の舗装路を行くと、行く手にに朝日に輝く紅葉の峰が見えてきた。あれが金木山に違いない。

車道終点の少し先に登山口表示があり、登山道が林斜面を登っていく。それは古い踏跡で、竹林の中を少し登ると竹林の中に祠があった。

金木山頂上は林を抜けたやや小さなピークになっていて、そこに三角点と頂上標識がある。灌木と三角点と頂上標識が並ぶ金木山の頂上。北側は完全に開けていて、そこから日本海と低い山並み、山間に広がる田園風景が良く見えていた。東側は灌木で遮られていたが、南には背の高い立木の樹間に、雲月山らしき平べったい山が見えていた。

金木山頂上から駆け下り、車を出すとき、農地の谷を挟んだ向かい側の尾根の紅葉が金色に輝いていた。光が多いとこんなにも違うものか。

山間の舗装路を南に走り、雲月山の北東にある雲月峠に向かう。実は予定していた駐車場はもう少し南にあったのだが、雲月峠にも立派な駐車場にトイレ、「雲月山」の掲示も出ていたので、そこに駐車して歩き始める。ここは金木山よりも更に歩きやすい、まさに遊歩道だった。

雲月山にはまだ花が咲いていて、最初に見つけたのはアザミ、アキノキリンソウ、そして開きかけのオヤマノリンドウ。そこから左回りの周回路の先に雲月山の頂上が初めて見えた。

雲月山が少しづつ近づいてくる。それは緑がかった草黄葉の代赭色をしていて、まるで傾斜のないゆったりした姿。M2から駆け下り、やや緩い傾斜を登っていくとき、道脇で見たのはマツムシソウとウメバチソウ。標高が上がり、東にぼんやり見えているのは三瓶山と大江高山ではないだろうか。そして広い雲月山の頂上に着く。三角点に頂上標識。

そこから周回路は南に下りとなり、切り分け道は林の中に消え、林の中の道を下っていく。白い花はフジバカマ? 左を見上げると周回尾根と雲月山。

グーグルマップで営業中の温泉を検索して美又温泉国民保養センターというのに入る。

金色の紅葉の金木山、花咲く周回路の雲月山、どちらも歩きやすい楽しい里山、抜けるような秋空が気持ちよかった。

山村の舗装路を行くと、行く手にに朝日に輝く紅葉の峰が見えてきた。あれが金木山に違いない。
雲月山が少しづつ近づいてくる。それは緑がかった草黄葉の代赭色をしていて、まるで傾斜のないゆったりした姿。
灌木と三角点と頂上標識が並ぶ金木山の頂上。北側は完全に開けていて、そこから日本海と低い山並み、山間に広がる田園風景が良く見えていた。
農地の谷を挟んだ向かい側の尾根の紅葉が金色に輝いていた。光が多いとこんなにも違うものか。
オヤマノリンドウ
マツムシソウ
7:37 駐車地点発 7:47 竹林の祠 8:16 金木山・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登り39分 8:25 金木山発 8:39 竹林の祠 8:45 駐車地点・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・往復1時間8分 9:34 雲月峠P発 9:43 M1・880m10:12 雲月山・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登り38分10:37 周回路最低地点10:43 南東駐車場11:05 M1・880m11:09 雲月峠P・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・周回1時間35分

KKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKKK

3時半に起き、5時前に吉和SAを出る。尾道道から中国道、松江道に入るが、またカーナビが異常を起こし、一つ手前の瑞穂インターで下る。カーナビは一度降りたインターにもう一度乗るコースを示すので、ルートを削除し、一般道指定で金木山に向かう。たいした距離ではない。山村の舗装路を行くと、行く手にに朝日に輝く紅葉の峰が見えてきた。あれが金木山に違いない。山村の舗装路から脇道に入るところに金木山の道標あり。ちょっと古いが大丈夫そうだ。脇道は古くてやや荒れていたが車で十分走れる。乾いた田んぼ沿いを行くと軽トラがいて先に進み、作業小屋の隣のスペースのところに駐車しろと指示してくれたので、そこに駐車。作業小屋には電気柵の電源らしきものが付いていて、それが田んぼの周囲に張り巡らされた鉄線に電気を流しているようだ。数日前、寂地峡に行った最初の日、車で狭い道を走っているときにイノシシを見たので、イノシシが防護の対象なのかもしれない。田んぼの向こう側には紅葉の尾根。これも朝日に金色に輝いていた。

この日も夜明け前は冷え込み、高速を走っているときは2℃まで下がった。だから毛糸の手袋をはめていったが、日が射していて暖かいので、レインウェアや上着はなしで行く。駐車場の気温も5℃くらいだったと思うが、日が射していると暖かく感じ、寂地山や安蔵寺山に登った時のような寒さは全く感じなかった。新調した小型のウォークマンのスピーカーへのブルートゥース接続がうまくいかず、歩きながら数分間操作したが、ちゃんと鳴りだしてからはダブル・スティックで快調に登る。作業小屋の先にも車道は続いており、最奥に駐車スペースがあったが、その手前にある小さな橋が渡りにくそうで、確かに作業小屋に駐車するのが正解だろう。車道終点の少し先に登山口表示があり、登山道が林斜面を登っていく。それは古い踏跡で、竹林の中を少し登ると竹林の中に祠があった。祠の先から急傾斜のまっすぐな登り、トラバース路、九十九折りなどが続き、灌木トンネルの道を登り、息を切らしてたどり着いたのは金木山・東峰。金木山頂上はまだ先だった。息は切れていたが足は止まらず、快調。金峰山で習得した「覚醒歩き」が全開だった。瞬く間に金木山頂上に着く。

金木山頂上は林を抜けたやや小さなピークになっていて、そこに三角点と頂上標識がある。灌木と三角点と頂上標識が並ぶ金木山の頂上。北側は完全に開けていて、そこから日本海と低い山並み、山間に広がる田園風景が良く見えていた。東側は灌木で遮られていたが、南には背の高い立木の樹間に、雲月山らしき平べったい山が見えていた。

金木山頂上から駆け下り、車を出すとき、農地の谷を挟んだ向かい側の尾根の紅葉が金色に輝いていた。光が多いとこんなにも違うものか。山間の舗装路を南に走り、雲月山の北東にある雲月峠に向かうが、途中からえらく狭い道だった。幸い、反対側からの車に出会わず、雲月峠に出る。峠のところからは広くて整備の行き届いた舗装路になっていたので、雲月峠には南から来るのが正解のようだ。実は予定していた駐車場はもう少し南にあったのだが、雲月峠にも立派な駐車場にトイレ、「雲月山」の掲示も出ていたので、そこに駐車して歩き始める。駐車場から笹の伐分を登る登山口は三つあり、一番北にある登山口から登るが、ここは金木山よりも更に歩きやすい、まさに遊歩道だった。

急な伐分道を登って着いたのはM1・880mで、その頂上は広く、ベンチが置いてあった。東にはスキー場のある山が見えている。南の眼下には展望台と南東駐車場が見えており、車が一台。この時になって初めて、南東駐車場はもっと下にあったと気づく。あそこから登り返さなくてはならない。雲月山にはまだ花が咲いていて、最初に見つけたのはアザミ、アキノキリンソウ、そして開きかけのオヤマノリンドウ。そこから左回りの周回路の先に雲月山の頂上が初めて見えた。M1から駆け下りていくとナデシコが咲いていた。(M1頂上稜線の北側の樹間に金色に輝く峰が見えていて、それが金木山かなと思ったが違っていて、)M1とM2のコルから北に、金木山らしきややいびつな山が金色に輝いていた(コルから金木山が見えるのに気づいたのは復路のときだった)。コルには下の駐車場からM1をトラバースして登ってくる道が合流していて、そこから西に見上げるM2はしんどそうに見えた。だが、登り始めて二呼二吸で空気を目いっぱい吸い込んでやると、足はまるで別の生き物のようにトントンと登っていく。雲月山が少しづつ近づいてくる。それは緑がかった草黄葉の代赭色をしていて、まるで傾斜のないゆったりした姿。M2からは雲月山はぐっと近くに見え、M2から駆け下り、やや緩い傾斜を登っていくとき、道脇で見たのはマツムシソウとウメバチソウ。標高が上がり、東にぼんやり見えているのは三瓶山と大江高山ではないだろうか。そして広い雲月山の頂上に着く。三角点に頂上標識。そこから周回路は南に下りとなり、切り分け道は林の中に消え、林の中の道を下っていく。白い花はフジバカマ? 左を見上げると周回尾根と雲月山。

南東駐車場に車が見えていたので誰かに会うかなと思っていたが、誰にも会わず。なにやらオートバイのモトクロスのような音が聞こえはじめ、周回路を南から東に下っていくにつれ、その音は大きくなってきた。林の中を下って周回路最低地点に下ると、車が二台駐車しているのが見え、そこから向かいの斜面の上で、二人が電気鋸で灌木を刈払っていた。オートバイではなく、電気鋸の音だった。植林のための刈払いだろうか。登山道は周回路最低地点から急斜面を軽い九十九折で登っていたが、私はそこをぐんぐんと登り、二人が作業している近くには長居はしなかった。南東駐車場に達すると車は二台に増えており、家族が一組、展望台に向かって登っていくところだった。私はうっかり、その家族の後を追って展望台に向かう遊歩道を登ってしまうが、その道は雲月峠に続く車道にはつながっておらず、M1とM2のコルに向かうことになる。展望台のところにいた家族に挨拶して颯爽と先に進んだのはいいが、そのあたりでどうやら道を間違えたことに気づくが、いまさら引き返せない。コルに着き(そこから金木山を見る)、M1に登り返し、また背後に雲月山を見て、雲月峠駐車場に下る。

雲月峠駐車場で着替え、トイレで顔を洗って車に戻り、カーナビをセットしていると車が一台やってきたが、乗っていた二人の女性はそこから登ろうとはせず、写真を撮って戻っていった。下の南東駐車場に停めて登ったのだろうか。ここで車のカーナビで選んだ温泉は営業開始が午後だったので入れず、グーグルマップで営業中の温泉を検索して美又温泉国民保養センターというのに入る。

金色の紅葉の金木山、花咲く周回路の雲月山、どちらも歩きやすい楽しい里山、抜けるような秋空が気持ちよかった。

金木山

金木山

作業小屋

竹林の祠

灌木トンネルの道

金木山頂上

金木山頂上

雲月山

田園風景

日本海

紅葉の尾根

金木山

雲月峠P

笹の切り分け道

アザミ

アキノキリンソウ

オヤマノリンドウ

初めて見えた雲月山

南東駐車場を見下ろす

ナデシコ

P2・880m

雲月山

マツムシソウ

ウメバチソウ

三瓶山?

大江高山?

雲月山頂上

フジバカマ?

雲月山周回尾根:雲月山、M2、M1

周回路最低地点

南東駐車場

雲月山周回尾根:雲月山、M2、M1