黄金山 郡別岳と奥徳富岳に再会!

北海道・道北  740m  2020年9月6日

北海道百名山

529

R451を西に進むと北に黄金山が見えてくる。南斜面には岩肌が見えていて、全く登れそうには見えないが、西側はやや傾斜が緩く、灌木の中に登山道(新道)が切られている。

クワンナイや天人峡のとは雲泥の差の歩きやすい登山道を行く。往路は、たぶん歩きやすい新道にし、帰りに旧道を下ることにする。道脇にはキンミズヒキ。黄色い小さな花はカタバミ(の葉をしている)。ぶら下がっているのはキツリフネ。

新道は次第に急になり、まずハシゴを登り、枝をつかんだり岩に登ったり。次第に視界が開けてきて、まず北に群別岳と奥徳富岳が見えた。今年4月に登ったこの二山に再会できて感激だった。しばらく時間をかけて撮影。

岩峰に登ると、数人の人たちが頂上に座り込んで休んでいた。岩峰から下り、灌木ピークによじ登ると、そこにには黄金山の頂上標識と二等三角点があった。

下りは旧道に入る。狭いトラバースは次第に急傾斜になり、ロープがずっと張ってあった。ガーデン・グローブをはめ、ロープを掴んで下降。それは延々と続き、やがて眼下に緑の平地が見えてきて、そこに着地。そこからはまるで楽な道となる。

見上げると再び郡別岳と奥徳富岳が見えていた。群別岳は左に北峰を立てており、すっきりしたピラミッドの姿。双耳の奥徳富岳はゆったりと両裾を左右に伸ばしていた。R451を西に進むと北に黄金山が見えてくる。南斜面には岩肌が見えていて、全く登れそうには見えないが、西側はやや傾斜が緩く、灌木の中に登山道(新道)が切られている。

 R451を西に進むと北に黄金山が見えてくる。南斜面には岩肌が見えていて、全く登れそうには見えないが、西側はやや傾斜が緩く、灌木の中に登山道(新道)が切られている。(写真は南西から見る黄金山)
 群別岳は左に北峰を立てており、すっきりしたピラミッドの姿。
 双耳の奥徳富岳はゆったりと両裾を左右に伸ばしていた。
 ぶら下がっているのはキツリフネ。
  9:16 登山口P発  9:43 分岐340m、新道へ10:38 分岐680m、合流10:46 西峰10:52 黄金山・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登り1時間36分11:03 黄金山発11:05 西峰11:14 分岐680m、旧道へ11:35 ロープ場終了11:58 分岐340m、合流12:13 登山口P・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・周回2時間57分

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R451を西に進むと北に黄金山が見えてくる。南斜面には岩肌が見えていて、全く登れそうには見えないが、西側はやや傾斜が緩く、灌木の中に登山道(新道)が切られている。

浜益地区の林道入口に着いたのは8:44。そこから登山口まで未舗装路が4km。それほど走りにくくない林道だった。そういえば今日は日曜日。他にも登山の人は来るだろうなと思ったが、登山口に着くとなんと10台くらいの車が既には行っていた。団体さんを待っているらしいマイクロバスの運転手がうろうろしていて、その隣に駐車して準備していると、更に一台がやってきて、私よりも先に出かけて行った。まあ、後につかれるよりはいいので、立派なトイレに寄って、後からゆっくり行く。9:18。

クワンナイや天人峡のとは雲泥の差の歩きやすい登山道を行く。天人峡に下るのに7㎞(現地標識によると11.5㎞)を歩いた二日後。前日は足がむくんでいたと思うが、この日の足は快調だった。下ってくる人に会うだろうと思ったが、誰にも会わず、新道と旧道の分岐に到達。9;43。往路は、たぶん歩きやすい新道にし、帰りに旧道を下ることにする。道脇にはキンミズヒキ。黄色い小さな花はカタバミ(の葉をしている)。ぶら下がっているのはキツリフネ。新道は次第に急になり、まずハシゴを登り、枝をつかんだり岩に登ったり。南西の方角に海沿いの市街地が見える。狭い急な隙間を登った上に古い標識があり、旧道との分岐標識のようだったが、その旧道がどれなのかがよく分からなかった。そのまま進むと次第に視界が開けてきて、まず北に群別岳と奥徳富岳が見えた。今年4月に登ったこの二山に再会できて感激だった。しばらく時間をかけて撮影。群別は左に北峰を立てており、奥徳富は双耳の姿。尾の先に広い岩場があり、そこは南側の展望台になっていた。そのすぐ先が大きな岩峰の裾になっていて、話し声が聞こえた。

岩峰に登ると、数人の人たちが頂上に座り込んで休んでいた。10:45。そこが黄金山の頂上に違いないと感じたが、頂上標識が見当たらない。とりあえず最高点付近の岩の上に立ち、眼下の街並みや周囲の山並みを見渡す。だが、私の知っている山は北に並ぶ群別と奥徳富、それに幌天狗の三山だけだった。ふと東を見ると、そこに灌木に包まれた細いピークが立っていて、そこの頂上に向かう踏跡が見えていた。東にも道があるのか?いや、あれが黄金山の頂上だ、と突然気づき、向かう。岩峰から下り、灌木ピークによじ登ると、そこにには黄金山の頂上標識と二等三角点があった。10:52。黄金山の頂上は南北が薄く、絶壁になっていた。頂上で初めて座って唯一の休憩。パンを食べ、ポカリを飲み、帰路につく。

下りは旧道に入る。それはあの古い標識の下にあり、旧道は急斜面をトラバースする狭くて分かりにくい道だった。そこを下っていくと、登ってくる人たちに会う。狭いトラバースは次第に急傾斜になり、ロープがずっと張ってあった。こいつは歩きにくい。登るのはもっと大変だろう。そして旧道はほとんど垂直に近い細尾根を下り始める。これはもうロープを掴まないと下れない。そこでガーデン・グローブをはめ、ロープを掴んで下降。それは延々と続き、やがて眼下に緑の平地が見えてきて、そこに着地。そこからはまるで楽な道となる。ウォークマンを起動。細尾根の下降から誰にも会っていなかったが、歩きやすい道になってから数人に会う。その人たちはこれからあの細尾根のほとんど垂直を登らねばならない、たいへんだな。見上げると再び郡別岳と奥徳富岳が見えていた。群別岳は左に北峰を立てており、すっきりしたピラミッドの姿。双耳の奥徳富岳はゆったりと両裾を左右に伸ばしていた。道脇にはダイモンジソウ。

朝は曇だったが、駐車場に戻るとすっかり天気になっていて、車の正面が日を浴びていた。こいつはまずい。ザックを降ろしてから車に入り、サンシェードをかけ、エアコンを入れる。朝は曇っていたのに黄金山に登ると晴れ、群別岳と奥徳富岳を見れたのは感激だった。いったい何枚写真を撮っただろう。

 道の駅ちっぷべつ

 


黄金山(南から)

 


 


黄金山(南西から)


R451から林道入口にある道標

 

 

登山口の駐車場とトイレ


キツリフネ


黄色いカタバミ


旧道と新道の分岐


 

新道のハシゴ

 


日本海と街並み(浜益地区)

 


新道の急な登り

 


初めて見えた幌天狗、郡別岳、奥徳富岳

 

黄金山・西峰に集う人々(頂上峰より)

 


黄金山・頂上峰(西峰より)


黄金山の頂上標識と三角点

 


郡別岳

 


奥徳富岳


旧道の垂直ロープ場

 


奥徳富岳(見上げる)

 


郡別岳(見上げる)


ダイモンジソウ

 

浜益温泉