諏訪山 群馬県の二つの諏訪山

群馬県  上野諏訪山 1,549m、三笠山1,490m  2008年11月22日

     中里諏訪山 1,207m 2019年8月31日

(上野諏訪山)日本三百名山、関東百名山

(中里諏訪山)群馬県の山

445

今にもふりだしそうな空

でも、ときどき青い空が見えてきて

その中に小さな秋が隠れているみたい

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(2008年11月22日、上野諏訪山)

秋晴れの代赭色の尾根歩き。草黄葉がまぶしい。三笠山刀利天王の石板、傾いた御嶽山蔵王大権現の石板、武尊山十一面観音菩薩の御神体と思われる大きな岩などが並ぶ。ここは古い修験道の道なのだ。

長い梯子を登ると、真新しい祠と石板北には果てしなく山々が連なり、西に見えている鉄塔のあるあの山は御座山のようだ。最後は岩登りとなって三笠山の頂上に近づくと、どうやら人がいるようだ・・・いや、すごい人数の団体さんだった。広い頂上には社があり、大勢が休憩中。

岩場の団体さんに先を譲ってもらい、諏訪山の頂上に着く。林の中で展望はないが、とても三等とは思えない大きな三角点に頂上標識多数。

ハシゴを降りていくと東側の山々も再び見えてくる。それは、ギザギザの両神山、天を突く天丸山、西上州の盟主・帳付山であった。下から登ってきた二人連れがすれちがい、ハシゴを登っていく。のどかな秋の日。

再び背後に諏訪山が見える。左右に丸い角のあるこんもりした丸い黒い山。

諏訪山は、思ったよりも明るく、歩きやすく、そして思ったとおりに歴史の跡がたくさんある山であった。

(2019年8月31日、中里諏訪山)

諏訪山への登山口は志賀坂トンネルをくぐった先にある。登山道は広くて歩きやすく、尾根道はとんでもない急斜面に付けられたつづら折りの道だったが、全く歩きやすかった。

諏訪山頂上は霧のたちこめた林の中にあり、その中央に赤い屋根の祠がある、穏やかな雰囲気の頂上だった。祠の正面にある三角点もこの穏やかな風景の一部に溶け込んでいて、祠のまわりに咲いていた白い花はウリクサ?祠には「諏訪大明神」の石板に小さな狛犬が二匹。

ダム登山口への登山道を下り、九十滝とシオジの森を目指すことにする。だが、シオジの森は歩道の崩壊のため、侵入禁になっていた。九十ノ滝は落差30m。樹木の向こうに大きな滝の姿を垣間見る。

頑丈な吊橋(わたど橋)を渡るとすぐにダム(猪平第二ダム)があり、急な階段を下った先が登山口だったが、なんと、登山口は黄色テープで封鎖されていた。

R299ぞいに登り返していくと、道沿いに花がいくつも咲いていた。最初に見たのは青色のツユクサ、次に見た丸い三枚葉の黄色い花はカタバミだろうか。小さなピンクのホタルブクロに、白いヒメジオン。ちょっと大きめの黄色い花はキンシバイかもしれない。その隣にゲンノショウコの薄紫の群落。その小さな花に小さなコガネムシ。赤い実のあるイチゴ葉の黄色い花はヘビイチゴ。

「恐竜王国中里」という標識と「奥多野花街道」という標識があった。

つづら折りのR299を登っていく途中で、南に送電線の鉄塔が二つ見え、その左の鉄塔が登りの時に通過したものに違いないので、二つの鉄塔の中央に見えるピークがおそらく中里諏訪山なのだろう。これも穏やかな緑の頂上。

 再び背後に諏訪山が見える。左右に丸い角のあるこんもりした丸い黒い山。
 つづら折りのR299を登っていく途中で、南に送電線の鉄塔が二つ見え、二つの鉄塔の中央に見えるピークがおそらく中里諏訪山なのだろう。これも穏やかな緑の頂上。
 秋晴れの代赭色の尾根歩き
 三笠山の頂上には社
 天を突く天丸山
ウリクサ?

 諏訪山頂上の祠には「諏訪大明神」の石板

 丸い三枚葉の黄色い花はカタバミだろうか

 ゲンノショウコの薄紫の小さな花に小さなコガネムシ。

(2008年11月22日上野諏訪山)  7:43 普寛堂P発  8:48 神明堂  9:04 湯ノ沢ノ頭  9:36 避難小屋10:05 三笠山10:34 上野諏訪山・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登り2時間51分10:56 上野諏訪山発11:09 三笠山11:46 避難小屋12:18 湯ノ沢ノ頭12:29 神明堂13:30 普寛堂P・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・周回5時間47分
(2019年8月31日中里諏訪山)  6:58 志賀坂トンネルP発(標高770m)  7:15 尾根上  7:33 鉄塔ピーク  8:19 中里諏訪山・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登り1時間21分  8:23 中里諏訪山発  9:09 シオジの森分岐(閉鎖)  9:22 九十ノ滝  9:42 ダム登山口  9:56 R29910:35 志賀坂トンネルP・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・周回3時間37分
周回7.8㎞、標高差529m

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(2008年11月22日上野諏訪山)

今期最後のツアー。6時前に起きると、谷啓の美の壷をやっていた。10月に下見をした道を逆に辿って諏訪山に向かうと、両神山登山道というのがある。どうやら2004年に両神に登ったときの登山口の尾根の北側のようだ。その道を西に進むと、道の北側に二子山、南側に諏訪山とカーナビに出ている。これは別の諏訪山で、標高1207mの中里諏訪山だろう。

九十九折の先のトンネルをくぐったところに中里諏訪山への登山口あり。往復3時間で登ろうかと思ったが、日も短くなっているので止めておく。駐車場にテントと車一台。これから登るんだろうか。まだ暗い谷底の道から朝日を浴びた山の稜線を見ながら中里村から上野村に入る。天丸山、帳付山登山口というのがあり。トンネルを抜け、下見の林道に入る。舗装路は標識のあるところまでで、その後は悪路。標識のところにいた車は途中で諦めたらしく、歩いて登ってきた。悪路を車で登って行くと、やがて社に着く。三笠山普寛堂とある。

準備をして出発8時前。普寛堂の裏の堰堤を越えて登山道が続いている。谷の沢沿いの道は斜面の九十九折となり、ところどころに社がある。中になにがあるのか分からないが、古いモニュメントを保護しているのかもしれない(尾根では壊れた屋根やらが散らばっていた)。尾根に上がると標識があり、左折して南に進む(右折した先に小倉山の頂上、帰りに寄る)。秋晴れの紅葉の終わった代赭色の尾根歩き。草黄葉がまぶしい。見晴場(景色は木で見えない)、三笠山刀利天王の石板、傾いた御嶽山蔵王大権現の石板、武尊山十一面観音菩薩の御神体と思われる大きな岩などが並ぶ。ここは古い修験道の道なのだ。そのあたりで、諏訪山らしきこんもりしたピークを見る。更に尾根を進み、1,275mピークの脇を通過し、やや下ったところに八海山親王堂という社。ここで一瞬、ルートがわからなくなったが、社の左に下に降りる鎖と梯子がある。

いったん尾根の西のトラバースから尾根に上がり、分岐標識のある湯ノ沢ノ頭1,260mに着く。西の浜平への分岐あり。その先の1.304mピークを過ぎると、「西沢林道まで60分」という分岐表示がある。こいつはマップにはないもの。再び行く手に左右に二つのピークをもつ諏訪山のこんもりしたピークを見る(左のピークが三笠山のようだった)。再び尾根の西側のトラバース路となり、プレハブの古い避難小屋。その先が細い急な尾根道となり、1,365mピークの脇を過ぎ、少し左にカーブし、右に戻るところで急な登りとなる。どんどん視界が開け、周囲の山々が見えてくる。

長い梯子を登ると、真新しい祠と石板。「御岳蔵王大権現、八海山、三笠山」とある。北には果てしなく山々が連なり、その眼下には登ってきた尾根が低く見えている。南には諏訪山の一角、そして東には三笠山の頂上が木々の向こうにまだ高い。西に見えている鉄塔のあるあの山は何という山だろう(御座山のようだ)。最後は岩登りとなって三笠山の頂上に近づくと、どうやら人がいるようだ・・・いや、すごい人数の団体さんだった。広い頂上には社に石標(三角点ではない)があり、大勢が休憩中。社には三笠山山頂とあるので、ここが諏訪山の頂上かと勘違いし、東側に陣取って回りを写していると、団体さんが南のほうへ移動しはじめた。あっちから登ってきたのか、と思ったが、よく見ると「諏訪山まで723m」という標識が立っている。

なんだ、やっぱりあの南のこんもりが諏訪山なのか、しまった、団体さんより先に進んでおくべきだった、と思ったが後の祭りで、すぐ先の下りのところで渋滞している。どうやらロープ場を順番におりているらしい。諏訪山を写しながらじっと待つ。しかし、こんもりしているだけでそんなに写すものもなし、5分くらいたって前進、岩場の団体さんに先を譲ってもらい、諏訪山の頂上に向かう。大きな岩のところをロープで下り、更にコルまでを下る。コルには「乙父・西沢」への分岐表示。これもマップには無い。コルから登り返したところに手前のピークがあり、そこに古い祠。その先の林の中に諏訪山の頂上があった。

林の中で展望はないが、とても三等とは思えない大きな三角点に頂上標識多数。標高が1,549.9mという古い標識と、1,549.4mという新しい標識がある。新しい方が今は正しいんだろう。団体さんがくると満員になるので、山頂の南側まで行ってザックを下ろす。林の木々の西に尾根が続いており、西カミヤツウチグラというやつだろう。ヤブがひどく、行くのは止めておく。少し休み、団体さんが来たところで帰途につく。コルに下り、ロープを辿って三笠山に登り返す。朝、普賢堂から登ってきた二人が昼食をとっているので、社の西側に座ってクッキーをかじる。

北の山々を改めて見回す。見渡す限りの山々なのだが、全く同定できる山がないのがもどかしい。北に見えている雲に隠れているように見えるのは浅間なのだろうか。噴煙を上げているようにも見える。ひとわたり眺め回した後、ザックを取って帰路につく。ハシゴを降りていくと東側の山々も再び見えてくるが、こちらも同定できない。天丸山、帳付山というやつだろうか。緩やかな山並みのなかに急峻な岩峰も見えている(それは、ギザギザの両神山、天を突く天丸山、西上州の盟主・帳付山であった)。下から登ってきた二人連れがすれちがい、ハシゴを登っていく。のどかな秋の日。

すっかり葉の落ちた木々の尾根を辿り、トタン小屋を過ぎ、湯ノ沢ノ頭を過ぎ、ハシゴを登り返して八海山親王堂に着く。その先の西にカーブする尾根から、再び背後に諏訪山が見える。登山道から少し降りたり登ったりして、山が見える空間を探す。左右に丸い角のあるこんもりした丸い黒い山。左の角が三笠山のようで、写真を拡大すると社を確認できる。すると右の角は西カミヤツウチグラというやつだろうか。尾根が北にカーブし諏訪山は見えなくなる。石板をたどりながら尾根を歩き、見晴場を過ぎて尾根からの下降点に着く。そこから尾根をまっすぐ進んでやや登ったところに社がある。マップによると、ここが小倉山である。標識はなし。

落ち葉の九十九折を下り、社を過ぎ、沢に出て、堰堤を越えて普寛堂に帰りつく。車で着替えていると、朝の二人が下りてきて、林道を下っていった。どのへんに車を停めたんだろう。車に乗り込み、カーナビを見ると、南東方向に天丸山、南天山というのがある。三笠山から東に見えていたはず(天丸山は見えていた)。林道を下っていくと、狭い林道になんと大型バスが向こうを向いてとまっている。これじゃ通れないなあ、と思ったら、運転手が走ってきて、どけてくれるという。どうするのかと思ったら、バスは細い道を器用に進み、カーブを曲がったところに追い越せるスペースがあった。無事に通過。しかし、ここまでバックで入ってくるとは、名人芸。おっこちらたどうするんだ。例の団体さんの迎えなんだろうが、湯の沢の分岐の方から来たのかな。

R299に出て長野方面に向かうと、南への分岐があり、諏訪山登山口(浜平コース)、御巣鷹の尾根、しおじの湯などの標識がある。浜平温泉しおじの湯というのはモダンな温泉で、なかなか良かった。

諏訪山は、思ったよりも明るく、歩きやすく、そして思ったとおりに歴史の跡がたくさんある山であった。

 

(2019年8月31日中里諏訪山)

紫波SAで見た真っ赤なヨウラクソウのような花はシキザキベゴニアというらしい。

諏訪山への登山口は志賀坂トンネルをくぐった先にある。広い駐車場で、ここもだいぶ前に下見した記憶がある。案内によると、頂上までは尾根道と谷道の二つがあり、頂上の南には別の登山道があってダム登山口に下っており、途中に九十ノ滝とシオジの森というのがある(案内に写真も出ていた)。時間が余りそうだから、滝と森まで行ってみて、戻ってきてもいいなと思う。モンベル・シューズを履き、レキ・スティックで雨上がりの道を登る。登山口に古い石仏。登山道は広くて歩きやすく、尾根道はとんでもない急斜面に付けられたつづら折りの道だったが、全く歩きやすかった。ずっと眼下に駐車場と車が小さく見えていた。ようやく尾根にたどり着くが、道は尾根の少し北側に付けられており、どっちみち霧がたちこめていて遠景は見えなかった。イチゴの葉の黄色い花はヘビイチゴかな。尾根の途中にある957mピークには送電線の鉄塔が立っていた。晴れていればそこから諏訪山が見えたと思うが、そのときは見えなかった。そこに谷ルートからの合流点の一つがあるはずだが、良くわからず。黄色い標識は送電線・安曇幹線のものだった。

再び林の中に入り、500mほど先に二つ目の谷ルート分岐の表示発見。このあたりで見た白い花はウリクサ?次第に右に曲がりこんでいき、南西から北西方向に尾根の北側をトラバースして登っていく。見上げると、尾根上に金網のようなものが見えている。尾根の西端に近づき、左に曲がるところに分岐があり、左に諏訪山頂上とある。そっちに登るとすぐに尾根の上に出るが、尾根上にはやはり侵入禁止の金網が張ってあった。尾根上に登山道を設置していないのは、尾根の向こう側の地権者の土地に侵入しないようにするためなのだろう。それにしても、諏訪山頂上のすぐ南には志賀山トンネルから八丁峠への車道が通っているはずであり(300mくらい)、そこからならごく簡単に諏訪山に登れるだろう。諏訪山の頂上周辺は地権者のものではないらしく、金網のところから尾根を少し登ると頂上だった。諏訪山頂上は霧のたちこめた林の中にあり、その中央に赤い屋根の祠がある、穏やかな雰囲気の頂上だった。祠の正面にある三角点もこの穏やかな風景の一部に溶け込んでいて、祠のまわりに咲いていた白い花はウリクサ?祠には「諏訪大明神」の石板に、(雁ヶ腹摺山周辺の山で見たのと同じ、)小さな狛犬が二匹。祠にお参りし、周囲を少し歩いて穏やかな雰囲気を呼吸し、帰路につく。地面が湿っていなければ、たぶん少し座って休んだろう。

頂上直下の分岐に戻り、そこにあったベンチに座って休憩。バナナを食べ、缶ポカリを飲む。分岐の奥の道はたぶんダム登山口からの登山道だろうが、何も表示がない。だが、そこには諏訪山頂上への表示があるだけで、トンネル登山口への表示もない。そこで、ダム登山口への登山道を下り、九十滝とシオジの森を目指すことにする。少し進むと、ダム登山口への表示もあった。だが、その道は諏訪山の急な北斜面をぐんぐん下っていく。こいつを登り返すのは相当に大変だ。つづら折りに下っていく登山道は斜面から谷沿いになり、石ころや土で道は荒れてくるが、灌木やヤブはないので進むのにそれほどの困難はない。単に登り返すときの負担感が増していくだけ。登山道を登り返すよりも、ダム登山口まで降りて、R299を登り返す方がよほど楽だろう。急斜面を下り切って谷の涸沢に水が流れ始める頃、シオジの森に向かう分岐があったが、歩道の崩壊のため、侵入禁止になっていた。水の流れが多くなった沢にかけられた最初の橋は無事だったが、谷の真ん中に大きな東屋の屋根が横倒しになっていた。屋根が大きすぎて土台が支えきれなかったのか、それともとんでもない強風にあおられたのか。二つ目の橋は倒壊していた。沢に降りて渡渉しても渡れたと思うが、斜めにかしいだ橋を渡ってみる。最後のところで、斜めに積み重なった土砂の上に踏み込んだところが崩れ、ちょっとあせるが、手が汚れただけで済んだ。その少し下に九十ノ滝があった。滝上は静かな流れで、その先の断崖を落差30mの滝が落ちていた。登山道は滝の左岸を遠巻きに下っており、樹木の向こうに大きな滝の姿を垣間見る。下りの途中に赤い吸殻入れとベンチのある休憩所があったが、そこから滝は見えなかった。

九十ノ滝から尾根沿いを下ると大きな吊橋(わたど橋)があり、それは頑丈な二つの土台に支えられていて健在だった。その手前にシオジの森に至る分岐と歩道崩壊の表示があり、少し辿ってみたが、すぐ先にある支沢を渡る橋が崩壊しており、諦める。シオジというのはモクセイ科の樹木で、建材利用で数が減っているらしい。頑丈な吊橋を渡るとすぐにダム(猪平第二ダム)があり、ダイコンソウが咲いていた。ダムの裏の急な階段を下った先が登山口だったが、なんと、登山口は黄色テープで封鎖されていた。危険だから登るな、ということだが、頂上から降りてきた人はどうなるんだ。こんなことなら頂上にも侵入禁止の表示をしておくべきだろう。まあ、そんなに苦労した訳でもないので、テープをまたいで通過。そこには広い駐車場があり、舗装路がR299まで続いていた。取水しているらしいパイプを連結しているポリタンクからは水があふれている。ここから今下ってきた登山道を登り返す元気はないので、R299に向かい、登り返す。R299に出る前に、集落のある舗装路沿いを700mほど歩く。地理院地図では破線になっているが、立派な車道になっていて、ダム登山口には駐車場もある。

R299ぞいに登り返していくと、道沿いに花がいくつも咲いていた。最初に見たのは青色のツユクサ、次に見た丸い三枚葉の黄色い花はカタバミだろうか。小さなピンクのホタルブクロに、白いヒメジオン。ちょっと大きめの黄色い花はキンシバイかもしれない。その隣にゲンノショウコの薄紫の群落。その小さな花に小さなコガネムシ。ガードレールの外に石仏が一つあり、ガードレールの外に出てお参りする。赤い実のあるイチゴ葉の黄色い花はヘビイチゴ。もう散りかけている赤白の花の木は何だろう(たぶんホツツジ)。その木の近くに、「恐竜王国中里」という標識と「奥多野花街道」という標識があった。それはたぶん里の道沿いの集落が花をたくさん咲かせているということだと思うが、私にとっては小さな自然の花たちを見つけるのがなんとも楽しくなっている。つづら折りのR299を登っていく途中で、南に送電線の鉄塔が二つ見え、その左の鉄塔が登りの時に通過したものに違いないので、二つの鉄塔の中央に見えるピークがおそらく中里諏訪山なのだろう。これも穏やかな緑の頂上。駐車場に戻ると、もう一台が駐車していた。その主が戻ってくる前に着替え、車に入ると、更にもう一台がやってきたが、山に向かわずに行ってしまった。下見だったのか、それともダム登山口に向かったのか。外気温は22℃だったから、ずいぶん涼しかった。

志賀坂トンネルをくぐり、R299を下る途中で、北に中里諏訪山が見えるところがあったが、まだ少し雲をかぶっているようだった。道の駅両神温泉薬師の湯というのは、露天はなかったと思うが、熱くてよい湯だった。道の駅の花壇に咲いていた白い大きな花はテッポウユリ?

(2008年11月22日上野諏訪山)

普寛堂登山口

今期最後のツアー。6時前に起きると、谷啓の美の壷をやっていた。10月に下見をした道を逆に辿って諏訪山に向かうと、両神山登山道というのがある。どうやら2004年に両神に登ったときの登山口の尾根の北側のようだ。その道を西に進むと、道の北側に二子山、南側に諏訪山とカーナビに出ている。これは別の諏訪山で、標高1207mの中里諏訪山だろう。

天台宗修験道・御嶽山法流・三笠山普寛堂の掲示

九十九折の先のトンネルをくぐったところに中里諏訪山への登山口あり。往復3時間で登ろうかと思ったが、日も短くなっているので止めておく。駐車場にテントと車一台。これから登るんだろうか。まだ暗い谷底の道から朝日を浴びた山の稜線を見ながら中里村から上野村に入る。天丸山、帳付山登山口というのがあり。トンネルを抜け、下見の林道に入る。舗装路は標識のあるところまでで、その後は悪路。標識のところにいた車は途中で諦めたらしく、歩いて登ってきた。悪路を車で登って行くと、やがて社に着く。三笠山普寛堂とある。

登山道沿いの社

代赭色(たいしゃ)の尾根道

準備をして出発8時前。普寛堂の裏の堰堤を越えて登山道が続いている。谷の沢沿いの道は斜面の九十九折となり、ところどころに社がある。中になにがあるのか分からないが、古いモニュメントを保護しているのかもしれない(尾根では壊れた屋根やらが散らばっていた)。尾根に上がると標識があり、左折して南に進む(右折した先に小倉山の頂上、帰りに寄る)。

三笠山刀利天王の石板

秋晴れの紅葉の終わった代赭色の尾根歩き。草黄葉がまぶしい。見晴場(景色は木で見えない)、三笠山刀利天王の石板、傾いた御嶽山蔵王大権現の石板、武尊山十一面観音菩薩の御神体と思われる大きな岩などが並ぶ。ここは古い修験道の道なのだ。そのあたりで、諏訪山らしきこんもりしたピークを見る。更に尾根を進み、1,275mピークの脇を通過し、やや下ったところに八海山親王堂という社。ここで一瞬、ルートがわからなくなったが、社の左に下に降りる鎖と梯子がある。

傾いた御嶽山蔵王大権現の石板

武尊山十一面観音菩薩の御神体

諏訪山らしきこんもりしたピーク

八海山親王堂

岩場をハシゴで登る

湯ノ沢ノ頭の頂上標識

いったん尾根の西のトラバースから尾根に上がり、分岐標識のある湯ノ沢ノ頭1,260mに着く。西の浜平への分岐あり。その先の1.304mピークを過ぎると、「西沢林道まで60分」という分岐表示がある。こいつはマップにはないもの。再び行く手に左右に二つのピークをもつ諏訪山のこんもりしたピークを見る(左のピークが三笠山のようだった)。再び尾根の西側のトラバース路となり、プレハブの古い避難小屋。その先が細い急な尾根道となり、1,365mピークの脇を過ぎ、少し左にカーブし、右に戻るところで急な登りとなる。どんどん視界が開け、周囲の山々が見えてくる。

三笠山?

長いハシゴ

北の景観

三笠山手前の祠

三笠山

三笠山頂上の社

長い梯子を登ると、真新しい祠と石板。「御岳蔵王大権現、八海山、三笠山」とある。北には果てしなく山々が連なり、その眼下には登ってきた尾根が低く見えている。南には諏訪山の一角、そして東には三笠山の頂上が木々の向こうにまだ高い。西に見えている鉄塔のあるあの山は何という山だろう(御座山のようだ)。最後は岩登りとなって三笠山の頂上に近づくと、どうやら人がいるようだ・・・いや、すごい人数の団体さんだった。広い頂上には社に石標(三角点ではない)があり、大勢が休憩中。社には三笠山山頂とあるので、ここが諏訪山の頂上かと勘違いし、東側に陣取って回りを写していると、団体さんが南のほうへ移動しはじめた。あっちから登ってきたのか、と思ったが、よく見ると「諏訪山まで723m」という標識が立っている。

いったん岩尾根から下る

西の景観(御座山)

御座山

 東の景観: 両神山、天丸山、帳付山

両神山と天丸山

天丸山

諏訪山の三角点

なんだ、やっぱりあの南のこんもりが諏訪山なのか、しまった、団体さんより先に進んでおくべきだった、と思ったが後の祭りで、すぐ先の下りのところで渋滞している。どうやらロープ場を順番におりているらしい。諏訪山を写しながらじっと待つ。しかし、こんもりしているだけでそんなに写すものもなし、5分くらいたって前進、岩場の団体さんに先を譲ってもらい、諏訪山の頂上に向かう。大きな岩のところをロープで下り、更にコルまでを下る。コルには「乙父・西沢」への分岐表示。これもマップには無い。コルから登り返したところに手前のピークがあり、そこに古い祠。その先の林の中に諏訪山の頂上があった。

頂上標識でいっぱいの諏訪山頂上

林の中で展望はないが、とても三等とは思えない大きな三角点に頂上標識多数。標高が1,549.9mという古い標識と、1,549.4mという新しい標識がある。新しい方が今は正しいんだろう。団体さんがくると満員になるので、山頂の南側まで行ってザックを下ろす。林の木々の西に尾根が続いており、西カミヤツウチグラというやつだろう。ヤブがひどく、行くのは止めておく。少し休み、団体さんが来たところで帰途につく。コルに下り、ロープを辿って三笠山に登り返す。朝、普賢堂から登ってきた二人が昼食をとっているので、社の西側に座ってクッキーをかじる。

諏訪山

北の山々を改めて見回す。見渡す限りの山々なのだが、全く同定できる山がないのがもどかしい。北に見えている雲に隠れているように見えるのは浅間なのだろうか。噴煙を上げているようにも見える。ひとわたり眺め回した後、ザックを取って帰路につく。ハシゴを降りていくと東側の山々も再び見えてくるが、こちらも同定できない。天丸山、帳付山というやつだろうか。緩やかな山並みのなかに急峻な岩峰も見えている(それは、ギザギザの両神山、天を突く天丸山、西上州の盟主・帳付山であった)。下から登ってきた二人連れがすれちがい、ハシゴを登っていく。のどかな秋の日。

三笠山頂上の社?

すっかり葉の落ちた木々の尾根を辿り、トタン小屋を過ぎ、湯ノ沢ノ頭を過ぎ、ハシゴを登り返して八海山親王堂に着く。その先の西にカーブする尾根から、再び背後に諏訪山が見える。登山道から少し降りたり登ったりして、山が見える空間を探す。左右に丸い角のあるこんもりした丸い黒い山。左の角が三笠山のようで、写真を拡大すると社を確認できる。すると右の角は西カミヤツウチグラというやつだろうか。尾根が北にカーブし諏訪山は見えなくなる。石板をたどりながら尾根を歩き、見晴場を過ぎて尾根からの下降点に着く。そこから尾根をまっすぐ進んでやや登ったところに社がある。マップによると、ここが小倉山である。標識はなし。

諏訪山

落ち葉の九十九折を下り、社を過ぎ、沢に出て、堰堤を越えて普寛堂に帰りつく。車で着替えていると、朝の二人が下りてきて、林道を下っていった。どのへんに車を停めたんだろう。車に乗り込み、カーナビを見ると、南東方向に天丸山、南天山というのがある。三笠山から東に見えていたはず(天丸山は見えていた)。林道を下っていくと、狭い林道になんと大型バスが向こうを向いてとまっている。これじゃ通れないなあ、と思ったら、運転手が走ってきて、どけてくれるという。どうするのかと思ったら、バスは細い道を器用に進み、カーブを曲がったところに追い越せるスペースがあった。無事に通過。しかし、ここまでバックで入ってくるとは、名人芸。おっこちらたどうするんだ。例の団体さんの迎えなんだろうが、湯の沢の分岐の方から来たのかな。

しおじの湯

R299に出て長野方面に向かうと、南への分岐があり、諏訪山登山口(浜平コース)、御巣鷹の尾根、しおじの湯などの標識がある。浜平温泉しおじの湯というのはモダンな温泉で、なかなか良かった。

諏訪山は、思ったよりも明るく、歩きやすく、そして思ったとおりに歴史の跡がたくさんある山であった。

(2019年8月31日中里諏訪山)

紫波SAのシキザキベゴニア

紫波SAで見た真っ赤なヨウラクソウのような花はシキザキベゴニアというらしい。

志賀坂トンネル手前の分岐

諏訪山登山道のご案内

諏訪山への登山口は志賀坂トンネルをくぐった先にある。広い駐車場で、ここもだいぶ前に下見した記憶がある。案内によると、頂上までは尾根道と谷道の二つがあり、頂上の南には別の登山道があってダム登山口に下っており、途中に九十ノ滝とシオジの森というのがある(案内に写真も出ていた)。時間が余りそうだから、滝と森まで行ってみて、戻ってきてもいいなと思う。

登山道の古い石仏

モンベル・シューズを履き、レキ・スティックで雨上がりの道を登る。登山口に古い石仏。登山道は広くて歩きやすく、尾根道はとんでもない急斜面に付けられたつづら折りの道だったが、全く歩きやすかった。ずっと眼下に駐車場と車が小さく見えていた。ようやく尾根にたどり着くが、道は尾根の少し北側に付けられており、どっちみち霧がたちこめていて遠景は見えなかった。

植林の急坂を九十九折で登る

イチゴの葉の黄色い花はヘビイチゴかな。尾根の途中にある957mピークには送電線の鉄塔が立っていた。晴れていればそこから諏訪山が見えたと思うが、そのときは見えなかった。そこに谷ルートからの合流点の一つがあるはずだが、良くわからず。黄色い標識は送電線・安曇幹線のものだった。

鉄塔ピーク

谷コースとの合流点

トラバース路

頂上への分岐標識

尾根上の金網

諏訪山の頂上

再び林の中に入り、500mほど先に二つ目の谷ルート分岐の表示発見。このあたりで見た白い花はウリクサ?次第に右に曲がりこんでいき、南西から北西方向に尾根の北側をトラバースして登っていく。見上げると、尾根上に金網のようなものが見えている。尾根の西端に近づき、左に曲がるところに分岐があり、左に諏訪山頂上とある。そっちに登るとすぐに尾根の上に出るが、尾根上にはやはり侵入禁止の金網が張ってあった。

三角点

尾根上に登山道を設置していないのは、尾根の向こう側の地権者の土地に侵入しないようにするためなのだろう。それにしても、諏訪山頂上のすぐ南には志賀山トンネルから八丁峠への車道が通っているはずであり(300mくらい)、そこからならごく簡単に諏訪山に登れるだろう。諏訪山の頂上周辺は地権者のものではないらしく、金網のところから尾根を少し登ると頂上だった。

諏訪大明神の石板

諏訪山頂上は霧のたちこめた林の中にあり、その中央に赤い屋根の祠がある、穏やかな雰囲気の頂上だった。祠の正面にある三角点もこの穏やかな風景の一部に溶け込んでいて、祠のまわりに咲いていた白い花はウリクサ?祠には「諏訪大明神」の石板に、(雁ヶ腹摺山周辺の山で見たのと同じ、)小さな狛犬が二匹。祠にお参りし、周囲を少し歩いて穏やかな雰囲気を呼吸し、帰路につく。地面が湿っていなければ、たぶん少し座って休んだろう。

小さな狛犬

ウリクサ?

頂上分岐の少し先にあった九十の滝への道標

シオジ林への分岐道標

頂上直下の分岐に戻り、そこにあったベンチに座って休憩。バナナを食べ、缶ポカリを飲む。分岐の奥の道はたぶんダム登山口からの登山道だろうが、何も表示がない。だが、そこには諏訪山頂上への表示があるだけで、トンネル登山口への表示もない。そこで、ダム登山口への登山道を下り、九十滝とシオジの森を目指すことにする。少し進むと、ダム登山口への表示もあった。だが、その道は諏訪山の急な北斜面をぐんぐん下っていく。

シオジ林コース歩道崩壊の表示

こいつを登り返すのは相当に大変だ。つづら折りに下っていく登山道は斜面から谷沿いになり、石ころや土で道は荒れてくるが、灌木やヤブはないので進むのにそれほどの困難はない。単に登り返すときの負担感が増していくだけ。登山道を登り返すよりも、ダム登山口まで降りて、R299を登り返す方がよほど楽だろう。急斜面を下り切って谷の涸沢に水が流れ始める頃、シオジの森に向かう分岐があったが、歩道の崩壊のため、侵入禁止になっていた。

無事だった橋

水の流れが多くなった沢にかけられた最初の橋は無事だったが、谷の真ん中に大きな東屋の屋根が横倒しになっていた。屋根が大きすぎて土台が支えきれなかったのか、それともとんでもない強風にあおられたのか。二つ目の橋は倒壊していた。沢に降りて渡渉しても渡れたと思うが、斜めにかしいだ橋を渡ってみる。最後のところで、斜めに積み重なった土砂の上に踏み込んだところが崩れ、ちょっとあせるが、手が汚れただけで済んだ。

倒れていた東屋

崩壊していた橋

九十ノ滝の落ち口付近

樹間の九十ノ滝

その少し下に九十ノ滝があった。滝上は静かな流れで、その先の断崖を落差30mの滝が落ちていた。登山道は滝の左岸を遠巻きに下っており、樹木の向こうに大きな滝の姿を垣間見る。下りの途中に赤い吸殻入れとベンチのある休憩所があったが、そこから滝は見えなかった。

わたど橋手前の分岐標識

流失した橋

わたど橋

わたど橋を渡る

九十ノ滝から尾根沿いを下ると大きな吊橋(わたど橋)があり、それは頑丈な二つの土台に支えられていて健在だった。その手前にシオジの森に至る分岐と歩道崩壊の表示があり、少し辿ってみたが、すぐ先にある支沢を渡る橋が崩壊しており、諦める。シオジというのはモクセイ科の樹木で、建材利用で数が減っているらしい。頑丈な吊橋を渡るとすぐにダム(猪平第二ダム)があり、ダイコンソウが咲いていた。

ダイコンソウ

ダムの脇を下る


封鎖されていたダム登山口

ダムの裏の急な階段を下った先が登山口だったが、なんと、登山口は黄色テープで封鎖されていた。危険だから登るな、ということだが、頂上から降りてきた人はどうなるんだ。こんなことなら頂上にも侵入禁止の表示をしておくべきだろう。まあ、そんなに苦労した訳でもないので、テープをまたいで通過。そこには広い駐車場があり、舗装路がR299まで続いていた。取水しているらしいパイプを連結しているポリタンクからは水があふれている。

R299出会い

ここから今下ってきた登山道を登り返す元気はないので、R299に向かい、登り返す。R299に出る前に、集落のある舗装路沿いを700mほど歩く。地理院地図では破線になっているが、立派な車道になっていて、ダム登山口には駐車場もある。


ダム登山口への道標

ツユクサ

R299ぞいに登り返していくと、道沿いに花がいくつも咲いていた。最初に見たのは青色のツユクサ、次に見た丸い三枚葉の黄色い花はカタバミだろうか。小さなピンクのホタルブクロに、白いヒメジオン。ちょっと大きめの黄色い花は(キンシバイではなく)クサノオウ? その隣にゲンノショウコの薄紫の群落。その小さな花に小さなコガネムシ。ガードレールの外に石仏が一つあり、ガードレールの外に出てお参りする。赤い実のあるイチゴ葉の黄色い花はヘビイチゴ。もう散りかけている赤白の花の木は何だろう(たぶんホツツジ)。

カタバミ

ヒメジオン

(キンシバイではなく)クサノオウ?(ボケ)

ゲンノショウコと小さなコガネムシ

R299から見る諏訪山

R299脇の石仏

R299から見る諏訪山

つづら折りのR299を登っていく途中で、南に送電線の鉄塔が二つ見え、その左の鉄塔が登りの時に通過したものに違いないので、二つの鉄塔の中央に見えるピークがおそらく中里諏訪山なのだろう。これも穏やかな緑の頂上。

ヘビイチゴ

奥多野花街道と恐竜王国中里の標識

その木の近くに、「恐竜王国中里」という標識と「奥多野花街道」という標識があった。それはたぶん里の道沿いの集落が花をたくさん咲かせているということだと思うが、私にとっては小さな自然の花たちを見つけるのがなんとも楽しくなっている。

戻ってきたトンネル脇駐車場

駐車場に戻ると、もう一台が駐車していた。その主が戻ってくる前に着替え、車に入ると、更にもう一台がやってきたが、山に向かわずに行ってしまった。下見だったのか、それともダム登山口に向かったのか。外気温は22℃だったから、ずいぶん涼しかった。

行けなかったシオジの林(諏訪山登山道のご案内)

よく見えなかった九十ノ滝(諏訪山登山道のご案内)

雲に隠れた諏訪山

テッポウユリ(両神温泉・薬師の湯)

志賀坂トンネルをくぐり、R299を下る途中で、北に中里諏訪山が見えるところがあったが、まだ少し雲をかぶっているようだった。道の駅両神温泉薬師の湯というのは、露天はなかったと思うが、熱くてよい湯だった。道の駅の花壇に咲いていた白い大きな花はテッポウユリ?

両神温泉・薬師の湯