武華岳 大展望の稜線歩き

北海道・大雪山系  武華岳(山)1,759m、ライオン岩1,700m 2020年9月9日

(武華岳)北海道百名山

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8:13、東尾根の展望台1,574mに到達。左(西)に青空の稜線が見え、そこに並んでいるのがライオン岩、武華岳、それに前ムカらしい。

そこからはハイマツ、イチイ、シャクナゲの密集地の道で、伐分が無ければ進むのはほとんど無理だろう。

展望のよい岩場を二つほど越えていく。そこからは武華岳とライオン岩の背後に雲をかぶった大雪山連峰、東には眼下となった北見富士が見えていた。

9:12、ハイマツにおおわれた平らなP1・1,747mに着く。そこからは北東方向に武利岳が見えていた。これは立派だ。北の方角に見えているのはニセイカウシュッペのようで、二日目に登った平山はその手前にあるはずだが、霞んでいてよく分からない。

尾根の東側のトラバース路を進み、登り返した岩峰が最高地点だった。岩峰からハイマツ・トンネルに分け入ると、ハイマツに囲まれた空間にひっそりと置かれた三等三角点を見つけた。そこは明らかに岩峰よりも標高が低いので、「おいらのいるところが頂上」と胸を張って主張できまい。

すぐにライオン岩に向かう。そのあたりからは、大雪山連峰が一番よく見え、左端にトムラウシの王冠がぼんやり見えていた。

ライオン岩の東側をトラバース。南側に回り込むと背後にライオン岩が立派に直立している。岩の右側にハイマツが生えているところがライオンのたてがみに見えないこともないな。

ライオン岩方面から見る武華岳は鋭角三角形になっていてなかなか見事。

コケモモの赤い実。ウラシマツツジの真っ赤な葉。前ムカ(P2)から北に広がる景観をもう一度目に焼き付ける。


 ライオン岩方面から見る武華岳は鋭角三角形になっていてなかなか見事。
 南側に回り込むと背後にライオン岩が立派に直立している。岩の右側にハイマツが生えているところがライオンのたてがみに見えないこともないな。
 コケモモの赤い実。
 黄色い花はキオン?
 ウラシマツツジの真っ赤な葉。
  5:35 林道入口P発(980m)  5:58 奥のゲート(990m)  6:43 旧登山口1,120m  8:13 展望台1,574m  9:12 P1・1,747m  9:52 武華岳・三角点1,759m・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登り4時間17分10:26 ライオン岩1,700m(トラバース)・・・・・・・・・・・・・武華岳から34分10:30 引返点1,690m10:46 引返点発10:50 ライオン岩(トラバース)11:39 武華岳・三角点12:21 P112:50 展望台14:02 旧登山口14:38 奥のゲート15:10 林道入口P・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・往復9時間35分

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この日も3時に起き、朝食を食べ、4時半に道の駅を出る。脇道に入ったところに駐車し、歩き始める。5:35。駐車したところは日向になっていたので、奥のゲート脇に駐車すべきだった。車で十分に走れそうな林道を進むと林の上の青空の下にライオン岩が見えている。小さな黄色い花。白いヨメナがたくさん。1㎞ほど進むとまたゲートがあり、登山道の注意書きがあった。紫色のウツボグサ。平成28年の台風で林道が崩壊し、登山道もライオン岩コースは通れないとある。そのゲートを越えると林道はすぐに登山道の狭さとなり、大きな決壊箇所が連続して現われる。林道の脇を深い沢が流れていて、沢沿いの数ヶ所が大きく崩れ、その崩れたところに下って反対側をよじ登る。笹原の脇では、決壊箇所を笹原側に上がると笹原の伐分道があり、それを辿ると行き止まり。どうやら獣道だったようだ。沢筋に戻って決壊箇所をまっすぐ越えると、登山道の踏跡が続いていた。黄色い花はキオン?ようやく登山口に到着。林道に入ってからずっと草が前日の雨で濡れており、ズボンと靴はずぶ濡れ。よって休憩を取るのを止めて前進。沢沿いをしばらく進むとライオン岩コースとの分岐があり、東尾根コースに入る。

8:13、東尾根の展望台1,574mに到達し、最初の休憩。ナッツの残りを食べる。左(西)に青空の稜線が見え、そこに並んでいるのがライオン岩、武華岳、それに前ムカらしい。GPSによると2~3㎞だが、ずいぶん遠く見える。休憩を終えて歩き始めたとき、展望台からの登山道が分からず、しばらく行ったり来たり。登山道は少し往路を戻ったところにあった。そこからはハイマツ、イチイ、シャクナゲの密集地の道で、伐分が無ければ進むのはほとんど無理だろう。展望のよい岩場を二つほど越えていく。そこからは武華岳とライオン岩の背後に雲をかぶった大雪山連峰、東には眼下となった北見富士が見えていた。9:12、ハイマツにおおわれた平らなP1・1,747mに着く。そこからは北東方向に武利岳が見えていた。これは立派だ。北の方角に見えているのはニセイカウシュッペのようで、二日目に登った平山はその手前にあるはずだが、霞んでいてよく分からない。行く手の武華岳とライオン岩はだいぶ近く見えてきた。尾根道は稜線の上から東側に少し下り、ハイマツとイチイの間を進んでいき、再び尾根上に上がると前ムカの岩峰だった。再び尾根の東側のトラバース路を進み、尾根に戻り、登り返した岩峰が最高地点だった。そこが武華山頂上のはずだが、頂上標識がない。GPSを見ると三角点がもう少し南にある。岩峰からハイマツ・トンネルに分け入ると、ハイマツに囲まれた空間にひっそりと置かれた三等三角点を見つけた。そこは明らかに岩峰よりも標高が低いので、「おいらのいるところが頂上」と胸を張って主張できまい。

すぐにライオン岩に向かうが、そこからの道は更に歩きにくくなり、道に張り出したハイマツやイチイやシャクナゲの枝を払いながら進む。大きく下り、途中にある岩峰をやりすごす。そのあたりからは、大雪山連峰が一番よく見え、左端にトムラウシの王冠がぼんやり見えていた。コルのあたりは比較的歩きやすい笹原だった。そこから登り返し、ライオン岩の岩峰の基部に達し、そこからライオン岩の東側をトラバース。南側に回り込むと背後にライオン岩が立派に直立している。岩の右側にハイマツが生えているところがライオンのたてがみに見えないこともないな。これに登る登山道はないようだ。ライオン岩の南峰P5に登り返すと、そこから尾根を下る道となるが、その道は笹に覆われ、更に歩きにくそうだった。そこで引き返し、日陰で2度目の休憩。最初のナッツの残りを食べる。帰りは淡々と往路を戻る。ライオン岩方面から見る武華岳は鋭角三角形になっていて見事。コケモモの赤い実。だが、ハイマツ・トンネルの通過では武華岳・三角点を見過ごし、少し引き返してもう一度三角点にタッチ。ウラシマツツジの真っ赤な葉。前ムカ(P2)から北に広がる景観をもう一度目に焼き付ける。

東尾根の展望台1,574mまで戻り、3度目の休憩。二つ目のナッツの残りを食べる。そこから下の登山道はもうすっかり乾いていたが、登山口を通過し、崩壊した林道を戻り、奥のゲートのところで4度目の休憩。ここでは横になって仮眠。そこから残り1㎞を歩いて駐車地点に帰着。車の中はやはり相当暑くなっていたようだ。この日は深川まで戻るのを止め、東に戻ってつるつる温泉に入り(550円?)、留辺蕊のGSで給油し、ラルズマート留辺蕊で買物。そこのコンビニにもゴミ箱はなし。再び道の駅おんねゆ温泉に泊まる。この日の服と靴下を水洗いしたが、翌日は雨で、なかなか乾かない。

 R39から林道に入る

 


ヨメナ


初めて見えたライオン岩

 


ウツボグサ

 


「武華岳林道について」(奥のゲート掲示)

 


崩壊した林道

 


キオン


旧登山口


 初めて見えた武華岳頂上と稜線

 



展望台1,574m


 東尾根から見るライオン岩と武華岳

 東尾根から見るライオン岩

 

北見富士


P1から見る武利岳


P1の先から見るライオン岩と武華岳


武華岳の頂上


 ハイマツの中の三角点

 


武華岳の三角点

 


P4の先から見るライオン岩

 



ライオンの顔?


武華岳(ライオン岩より)


コケモモの実


 大雪連峰: トムラウシ、忠別岳、白雲岳、北鎮岳、愛別岳

 

トムラウシ

 

ウラシマツツジの赤い葉

 北の景観:ライオン岩、武華岳、ニセイカウシュッペ、平山? 比麻奈山? 有明山? 白滝天狗岳? 武利岳