新潟県・下越 菅名岳909m、三五郎山910m、鳴沢峰880m、大蔵山864m 2012年6月29日
(菅名岳、大蔵山)新潟県の山
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辿りついた大蔵山頂上は広く、鐘付きの大きな頂上標識があった。西に見える白山と粟ヶ岳は霞んでいたが、東には菅名岳への稜線が見えていた。北には阿賀野川と田園風景と市街地。夏の日差しがまぶしく、目を眇めてみて、奥の日陰で休んでいる人に気付く。
大蔵山の奥にひどくくたびれた山小屋。東には鳴沢峰と菅名岳が並ぶ濃い緑の稜線が青空の下に続いており、その奥に見えるシルエットは菱ヶ岳、これから向かう稜線手前のピークが三五郎山だろうか。12時前に通過した石標のあるピークがその三五郎山910m、この山塊の最高点と思われる。
行く手に見える菅名岳はゆったりした稜線上の緩いピーク。いったんコルに下り、登り返して12時半に菅名岳頂上着。ここも大人数が立てそうな広い頂上で、鐘、大きな頂上標識、二等三角点がある。
鳴沢への道からは、行く手の鳴沢が良く見える。コルまで降りるとまた鐘がある。展望ピークに出て、そこから阿賀野川の側を見渡せる。幅広の二等辺三角形に見えていた鳴沢峰は、近づくとごつい深緑のピークになってきて、別のコブ・ピークが見えている。それを越えてたどり着いた鳴沢の頂上はやや狭いが、頂上標識に四等三角点。
鳴沢峰から林道を集落まで下り、田園の中を大蔵山駐車場に戻るとき、直射日光が暑くて辛かったが、その日差しのかなたに今日歩いた大蔵山から三五郎山の稜線が見えた。歩きやすい展望の道だった。こう暑い日は、山の上を歩いている方がよほど楽しい。
県道435から今日歩いた緑の稜線をもう一度眺める。一面の田んぼの向こうに連なるなだらかな稜線。そこには鐘のある縦走路がある。
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今回は吾妻PAまで行ってコンビニで夕食を買って車中泊。しかし、吾妻PAは狭く、車中泊するのに居心地はいまいち。夕食を買ってから次の安達太良SAで泊るのが正解だろう。
吾妻PAを朝6時に出た時はもう車は少なくなっている。磐梯は雲をかぶっていたが、新潟に入ると青空が広がる快晴。安田インターで降り、阿賀野川を渡り、市街地を西に走ってから南に左折し、まず日本平山に向かうが、だいぶ手前で通行止めになっていたので引き返し、菅名岳/大蔵山の登山口に向かう。
市街地に戻る手前で東に右折して進むと、南にそれらしい山々が並ぶ。そして菅名岳・大蔵山4kmの表示があったので南に右折するが登山口は見当たらず、そこよりも東に戻った地点で大蔵山登山者用駐車場を発見。広い駐車場には先客数台があり、さっそく準備して出発。9時過ぎ。
最初は車両通行止めの林道を行く。途中で林道から右の登山道に入るが、「どっぱら清水および大蔵山沢コースは通れません」という表示がいくつか出ていた。その奥の巨大な案内マップを見ると、どっぱらコースというのは菅名から西尾根に降りて分岐を大蔵駐車場に続くコース、沢コースというのは、この日たどった階段コースの更に右(南)側にあるようだ。また、鳴沢峰までいって下ると、もう大蔵駐車場への近道はないということのようだ。下まで下ってから大蔵駐車場に戻るのは大変な距離となるが、往復するよりは早いだろう。二つの駐車場をつなぐコース案内に㈱イーグルブルグマンの名前が載っていた。(それはメカニカル・リールや特殊バルブ等の機械製品の会社らしいが、この日の午後にその前を通過した。)
階段コースを登り始める。最初に「三五郎山」への小さな道標があるが、これは大蔵と菅名の間にある最高点ピークのことらしい。祠を過ぎ、林道に出るがすぐに登山道に戻り、10時半頃に四合目の沢コース分岐。結構な登り。次第に風景が見えるようになる。六合目には鐘。辿りついた大蔵山頂上は広く、これまた鐘付きの大きな頂上標識があった。三等三角点。西に見える白山と粟ヶ岳は霞んでいたが、東には菅名岳への稜線が見えていた。北には阿賀野川と田園風景と市街地。夏の日差しがまぶしく、目を眇めてみて、奥の日陰で休んでいる人に気付く。
大蔵山の奥にひどくくたびれた山小屋。その先の縦走路からは南の風景が見えるが、遠景は霞んでいて見えない。ギザギザのシルエットは飯豊連峰の一角だろうか。ここでサングラスをつける。東には鳴沢峰と菅名岳が並ぶ濃い緑の稜線が青空の下に続いており、その奥に見えるシルエットは菱ヶ岳、これから向かう稜線手前のピークが三五郎山だろうか。12時前に通過した石標のあるピークが、標識には気づかなかったが、その三五郎山910m、この山塊の最高点と思われる。行く手に見える菅名岳はゆったりした稜線上の緩いピーク。
いったんコルに下り、登り返して12時半に菅名岳頂上着。ここも大人数が立てそうな広い頂上で、鐘、大きな頂上標識、二等三角点がある。視界は南側中心。鳴沢峰に向かい、急坂を下る途中に雨乞沼の標識があったが、分岐の先は未整備の急坂で、その下に湿原(水の涸れた沼?)らしきのが見えていた。
鳴沢への道からは、行く手の鳴沢が良く見える。コルまで降りるとまた鐘がある。クマ除けかもしれない。コルから登り返すとまず展望ピークに出て、そこから阿賀野川の側を見渡せる。対岸の山は菱ヶ岳とその手前の稜線、南東方向奥にさっきの飯豊連峰の一角と思われる山影。幅広の二等辺三角形に見えていた鳴沢峰は、近づくとごつい深緑のピークになってきて、展望ピークの先にも別のコブ・ピークが見えている。それを越えてたどり着いた鳴沢の頂上はやや狭いが、頂上標識に四等三角点。鐘を下げる器具はあるが、鐘はなし。ここでザックを下ろして横になって休憩し、13時半頃に下山にかかる。
下りの道で分岐表示が2回あったが、いずれもえらく高い棒の先につけてある。恐らく、残雪期に登山するときのためのものなのだろう。大蔵、菅名、鳴沢の頂上にも同様の高いポールが立ててあった。スキーはできるのかな。1時間弱の下りの最後に鉄梯子を降り、登山口標識のところに出る。そこから少しで林道に出て、その途中に山神様の祠、そして菅名岳への分岐があったが、そちらへ入らずに林道を下る。このとき、菅名岳方面に向かい、どっぱら清水ルートを通って大蔵山駐車場に戻れたのかもしれない。ただし、どっぱら清水は通行禁止という表示があったので、通れなかったのかもしれない。林道を更に下ったところに駐車場があり、林道をそのまま辿れば大蔵山駐車場の先に延びる林道に出るのだろうと思ってそのまま進む。
結局、この菅名駐車場から大蔵駐車場まで1時間以上歩いているのだが、歩きやすい舗装路をてくてく歩き、集落に出ておかしいと思い、イーグルブルグマンの大きな建物の横を通り、田園に出て直射日光の下を東に向かい、ようやく大蔵山登山口の標識を見つけたのは15時半すぎ。そこから更に15分で駐車場に戻るが、途中に白水広場という水飲み場と休憩場所があり、休んでいく。ご苦労さん。
鳴沢峰から林道を集落まで下り、田園の中を大蔵山駐車場に戻るとき、直射日光が暑くて辛かったが、その日差しのかなたに今日歩いた大蔵山から三五郎山の稜線が見えた。歩きやすい展望の道だった。こう暑い日は、山の上を歩いている方がよほど楽しい。
車に戻り、下山してから歩いたルートを車で辿ってみる。歩いて1時間10分が車だと10分だった。そして県道435から今日歩いた緑の稜線をもう一度眺める。一面の田んぼの向こうに連なるなだらかな稜線。そこには鐘のある縦走路がある。
翌日の登山に会わせ、道の駅胎内に泊ることとし、最初に村松さくらんど温泉に寄り、その案内坂にあった白山の下見にゆく。最初に行った白山の西側には道はなく、北からの道を辿り直し、慈光寺の登山口を確認する。春先に来てスキーで登ってみよう。
磐越道七折トンネル
今回は吾妻PAまで行ってコンビニで夕食を買って車中泊。しかし、吾妻PAは狭く、車中泊するのに居心地はいまいち。夕食を買ってから次の安達太良SAで泊るのが正解だろう。
大蔵山
吾妻PAを朝6時に出た時はもう車は少なくなっている。磐梯は雲をかぶっていたが、新潟に入ると青空が広がる快晴。安田インターで降り、阿賀野川を渡り、市街地を西に走ってから南に左折し、まず日本平山に向かうが、だいぶ手前で通行止めになっていたので引き返し、菅名岳/大蔵山の登山口に向かう。
大蔵山・菅名岳登山者用駐車場の標識
市街地に戻る手前で東に右折して進むと、南にそれらしい山々が並ぶ。そして菅名岳・大蔵山4kmの表示があったので南に右折するが登山口は見当たらず、そこよりも東に戻った地点で大蔵山登山者用駐車場を発見。広い駐車場には先客数台があり、さっそく準備して出発。9時過ぎ。
ルート案内図
最初は車両通行止めの林道を行く。途中で林道から右の登山道に入るが、「どっぱら清水および大蔵山沢コースは通れません」という表示がいくつか出ていた。その奥の巨大な案内マップを見ると、どっぱらコースというのは菅名から西尾根に降りて分岐を大蔵駐車場に続くコース、沢コースというのは、この日たどった階段コースの更に右(南)側にあるようだ。また、鳴沢峰までいって下ると、もう大蔵駐車場への近道はないということのようだ。下まで下ってから大蔵駐車場に戻るのは大変な距離となるが、往復するよりは早いだろう。二つの駐車場をつなぐコース案内に㈱イーグルブルグマンの名前が載っていた。(それはメカニカル・リールや特殊バルブ等の機械製品の会社らしいが、この日の午後にその前を通過した。)
途中の社
分岐から大蔵山方面への階段
六合目の鐘
大蔵山の頂上
階段コースを登り始める。最初に「三五郎山」への小さな道標があるが、これは大蔵と菅名の間にある最高点ピークのことらしい。祠を過ぎ、林道に出るがすぐに登山道に戻り、10時半頃に四合目の沢コース分岐。結構な登り。次第に風景が見えるようになる。六合目には鐘。辿りついた大蔵山頂上は広く、これまた鐘付きの大きな頂上標識があった。三等三角点。西に見える白山と粟ヶ岳は霞んでいたが、東には菅名岳への稜線が見えていた。北には阿賀野川と田園風景と市街地。夏の日差しがまぶしく、目を眇めてみて、奥の日陰で休んでいる人に気付く。
「大蔵岳」の標識
避難小屋
大蔵山の奥にひどくくたびれた山小屋。その先の縦走路からは南の風景が見えるが、遠景は霞んでいて見えない。ギザギザのシルエットは飯豊連峰の一角だろうか。ここでサングラスをつける。東には鳴沢峰と菅名岳が並ぶ濃い緑の稜線が青空の下に続いており、その奥に見えるシルエットは菱ヶ岳、これから向かう稜線手前のピークが三五郎山だろうか。12時前に通過した石標のあるピークが、標識には気づかなかったが、その三五郎山910m、この山塊の最高点と思われる。行く手に見える菅名岳はゆったりした稜線上の緩いピーク。
三五郎山手前からの景観: 菱ヶ岳、鳴沢峰、菅名岳、三五郎山?
白山
粟ヶ岳
三五郎山の頂上
菅名岳
菅名岳の頂上
いったんコルに下り、登り返して12時半に菅名岳頂上着。ここも大人数が立てそうな広い頂上で、鐘、大きな頂上標識、二等三角点がある。視界は南側中心。鳴沢峰に向かい、急坂を下る途中に雨乞沼の標識があったが、分岐の先は未整備の急坂で、その下に湿原(水の涸れた沼?)らしきのが見えていた。
湿原
菅名岳の北尾根から見る鳴沢峰(背景は菱ヶ岳)
コルの鐘と菅名岳
鳴沢峰
鳴沢への道からは、行く手の鳴沢が良く見える。コルまで降りるとまた鐘がある。クマ除けかもしれない。コルから登り返すとまず展望ピークに出て、そこから阿賀野川の側を見渡せる。対岸の山は菱ヶ岳とその手前の稜線、南東方向奥にさっきの飯豊連峰の一角と思われる山影。幅広の二等辺三角形に見えていた鳴沢峰は、近づくとごつい深緑のピークになってきて、展望ピークの先にも別のコブ・ピークが見えている。それを越えてたどり着いた鳴沢の頂上はやや狭いが、頂上標識に四等三角点。鐘を下げる器具はあるが、鐘はなし。ここでザックを下ろして横になって休憩し、13時半頃に下山にかかる。
阿賀野川
鳴沢峰の頂上
金属製のハシゴの起点
下りの道で分岐表示が2回あったが、いずれもえらく高い棒の先につけてある。恐らく、残雪期に登山するときのためのものなのだろう。大蔵、菅名、鳴沢の頂上にも同様の高いポールが立ててあった。スキーはできるのかな。1時間弱の下りの最後に鉄梯子を降り、登山口標識のところに出る。そこから少しで林道に出て、その途中に山神様の祠、そして菅名岳への分岐があったが、そちらへ入らずに林道を下る。このとき、菅名岳方面に向かい、どっぱら清水ルートを通って大蔵山駐車場に戻れたのかもしれない。ただし、どっぱら清水は通行禁止という表示があったので、通れなかったのかもしれない。林道を更に下ったところに駐車場があり、林道をそのまま辿れば大蔵山駐車場の先に延びる林道に出るのだろうと思ってそのまま進む。
林道脇の祠
菅名岳への分岐標識と橋
菅名岳・鳴沢峰登山者用駐車場と菅名岳
小山田彼岸桜樹林の案内
結局、この菅名駐車場から大蔵駐車場まで1時間以上歩いているのだが、歩きやすい舗装路をてくてく歩き、集落に出ておかしいと思い、イーグルブルグマンの大きな建物の横を通り、田園に出て直射日光の下を東に向かい、ようやく大蔵山登山口の標識を見つけたのは15時半すぎ。そこから更に15分で駐車場に戻るが、途中に白水広場という水飲み場と休憩場所があり、休んでいく。ご苦労さん。
三五郎山と大蔵山
鳴沢峰から林道を集落まで下り、田園の中を大蔵山駐車場に戻るとき、直射日光が暑くて辛かったが、その日差しのかなたに今日歩いた大蔵山から三五郎山の稜線が見えた。歩きやすい展望の道だった。こう暑い日は、山の上を歩いている方がよほど楽しい。
吉清水
いずみの里周辺案内図と大蔵山登山口標識
県道435からの景観: 鳴沢峰、菅名岳、三五郎山、大蔵山
県道435から今日歩いた緑の稜線をもう一度眺める。一面の田んぼの向こうに連なるなだらかな稜線。そこには鐘のある縦走路がある。
さくらんど物産直売所よりね屋
白山?
車に戻り、下山してから歩いたルートを車で辿ってみる。歩いて1時間10分が車だと10分だった。翌日の登山に会わせ、道の駅胎内に泊ることとし、最初に村松さくらんど温泉に寄り、その案内坂にあった白山の下見にゆく。最初に行った白山の西側には道はなく、北からの道を辿り直し、慈光寺の登山口を確認する。春先に来てスキーで登ってみよう。
夕日