金峰山、白島崎 隠岐ノ島の散策
島根県 金峰山199m、白島崎灯台240m 2020年11月4日
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金峰山は隠岐の島の南にある低い山だが、西郷港からよく見え、最終日の快晴のフェリーから見る金峰山は空と海の青に映えて実に見事だった。
さて、西郷港を西から東に横切り(このときも南に港の向こう側に金峰山が見えていた)、石油基地の横を通り、登山口の少し南の車道脇スペースに駐車して歩き始める。最初は鉄階段、そこから林の中の斜面を登るとやがて尾根に上がり、尾根を西に登っていく。金峰山の道沿いにはアキノキリンソウやヨメナ、赤いスミレ(ニオイタチツボスミレ?)や紫の花(タチキランソウ?)が咲いていて、ツバキの花が落ちていた。
やがてNHK電波塔のある金峰山頂上に着く。そこも林の中で、祠と三角点があった。静かな林の中の頂上。金峰山には花があり、11月にもまだ咲き残っている小さな花々を見ながら尾根を登り、下った。楽しい旅だった。
隠岐の島の車道を今度は北に向かう。やがて行く手に白島崎の白い崖(寿仙崖)が見えてくる。
往路は緩い下りで、遊歩道は広くて歩きやすかったので、ジョギングで進む。最初の九十九折りを下ったところで大きな黄色い花が咲いていた。濃い緑の丸い葉なので、マルバタケブキだろうか。その花は道沿いにずっと咲いていて、海岸の斜面には一面に咲いていた。こんなところにこんな花が咲いているとは、驚きだ。
白島海岸に下る途中で行く手にあの白い寿仙崖が見えてくる。白い垂直の壁は西側を向いており、どうやら遊歩道はその背中の東側をトラバースしていくようだ。道脇にはマルバタケブキ、カタバミにナデシコ。
そしてついに白島崎の展望台に着く。それは切り立った断崖の上にあり、その先に細長く岬が続き、白島海岸の向こうに沖ノ島、白島、小白島が並ぶ。岩峰でできているそれらの岬と島々が海の上に並んでいる姿はまさに自然の造形だった。
道標はなかったが、展望台の左側(西側)に踏跡が続いており、それをたどって下っていく。その道もマルバタケブキでいっぱいで、それに混じって別の黄色い花(イソギク?)が咲いていた。
踏跡はだいぶ荒れていたが、海岸の波打ち際まで下る。そこからは打ち寄せる波の向こうに沖ノ島、白島、小白島が並んでいて、壮観。岩峰の岬と島々に囲まれた自然の造形の一角に入り込んだという実感を想い出に、帰途につく。
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金峰山は隠岐の島の南にある低い山だが、西郷港からよく見え、最終日の快晴のフェリーから見る金峰山は空と海の青に映えて実に見事だった。フェリーが港を出ていくときもずっと金峰山は見えていて気付くと金峰山の左裾に大満寺山が見えていた。緩い双耳になった丸い頂上が鋭角の台形の上に乗っている。それは島を高いところから見渡していて、私に挨拶してくれているように思えた。ありがとう大満寺山、いい山旅だった。さて、西郷港を西から東に横切り(このときも南に港の向こう側に金峰山が見えていた)、石油基地の横を通り、金峰山のちょうど東側を通る車道を南下していく。途中にあった金峰山登山口を通り過ぎ、終点まで行くとキャンプ場とヨット港がある。そこから登山口までは結構距離があったので、登山口の少し南の車道脇スペースに駐車して歩き始める。最初は鉄階段、そこから林の中の斜面を登るとやがて尾根に上がり、尾根を西に登っていくが、尾根は樹木や灌木に覆われていて視界はよくない。少し登って振り返ると東の山並みが見えていた。金峰山の道沿いにはアキノキリンソウやヨメナ、赤いスミレ(ニオイタチツボスミレ?)や紫の花(タチキランソウ?)が咲いていて、ツバキの花が落ちていた。
やがてNHK電波塔のある金峰山頂上に着く。そこも林の中で、祠と三角点があった。静かな林の中の頂上。視界がないのが残念だったが、金峰山の東尾根を下るとき、何ヶ所かで北の樹間に大満寺山を見ることができた。緩い双耳のその頂上は周囲の山々よりも高く、無数にある隠岐の島の山々の中の王者の風格をもっている。金峰山には花があり、11月にもまだ咲き残っている小さな花々を見ながら尾根を登り、下った。楽しい旅だった。金峰山に登った翌日、フェリーで西郷港を出る時、真っ青な青空と海にはさまれた金峰山を見る。
隠岐の島の車道を今度は北に向かう。午後になると幹線道路には車が多く、トラックの後をついて走る。トラックはコンビニのところで止まり(そのコンビニに帰りに寄って買物)、そこから緩い登りの曲がりくねった車道を走ると、やがて行く手に白島崎の白い崖(寿仙崖)が見えてくる。その寿仙崖の奥には島がいくつか見えているが、道はどこについていて、どこまで行くのだろう。幹線道路から左折し、白島崎の根元にある駐車場に着く。広い駐車場には大きなトイレがあり、奥には大きな休憩所。車が2台駐車していて、奥の休憩所にいたのは管理人のおばさんだったようだ。休憩所手前の道標には三つの目的地が記してあり、白島崎海岸、灯台、展望台とあったが、もう15時近かったので白島崎海岸に向かう。道標には1.7㎞とあった。のんびり歩いていたら暗くなってしまうだろう。往路は緩い下りで、遊歩道は広くて歩きやすかったので、ジョギングで進む。最初の九十九折りを下ったところで大きな黄色い花が咲いていた。濃い緑の丸い葉なので、マルバタケブキだろうか。その花は道沿いにずっと咲いていて、海岸の斜面には一面に咲いていた。こんなところにこんな花が咲いているとは、驚きだ。
白島海岸に下る途中で行く手にあの白い寿仙崖が見えてくる。白い垂直の壁は西側を向いており、どうやら遊歩道はその背中の東側をトラバースしていくようだ。そのトラバース路は岩斜面を削って作られた広い道で、緩い傾斜が延々と続き、ジョギングも実にやりやすい。道脇にはマルバタケブキ、カタバミにナデシコ。右手にやがて海岸が見えてくる。緩く下っていった遊歩道がついに登りに転じ、速足で歩いて登る。そしてついに白島崎の展望台に着く。それは切り立った断崖の上にあり、その先に細長く岬が続き、岬の先には三つの島(松島、沖ノ島、白島)。もう少し進むと、松島は岬の先に隠れ、白島海岸の向こうに沖ノ島、白島、小白島が並ぶ。岩峰でできているそれらの岬と島々が海の上に並んでいる姿はまさに自然の造形だった。岬の東側、展望台の真下に白い浜辺があり、どうやらそれが白島崎海岸のようだが、残念なことに、その白い海岸には廃棄物がたくさんうちあげられていた。駐車場の道標には白島崎海岸まで1.7㎞とあったが、展望台の道標には駐車場まで1.4㎞とある。ということはあと300mほど先に海岸があるということだから、あの断崖の下の海岸まで下れるに違いない。道標はなかったが、展望台の左側(西側)に踏跡が続いており、それをたどって下っていく。その道もマルバタケブキでいっぱいで、それに混じって別の黄色い花(イソギク?)が咲いていた。
踏跡はだいぶ荒れていたが、断崖の横を九十九折りで下っていき、海岸まであと少しのところで踏跡は崩壊していたが、廃棄物が散らばっている斜面をなんとか下って海岸の波打ち際まで下る。そこからは打ち寄せる波の向こうに沖ノ島、白島、小白島が並んでいて、壮観。海岸は白い石ころの浜で、廃棄物がたくさんあり、そこに波が打ち付けていて、足が濡れそうだったので、そこで引き返す。岩峰の岬と島々に囲まれた自然の造形の一角に入り込んだという実感を想い出に、帰途につく。
帰路の登りはジョギングではなく速足で歩いたが、それでもだいぶ早く駐車場に帰着。そこで灯台まで行ってみる。そこには海に向かって鳥居が立っていたが、祠も社もなく、鳥居の正面には沖ノ島が見えていた。どうやらこの島が御神体ということらしい。そこでお参りして帰途につく。もう一つ、東側の展望台には行かなかった(もしかしたらそこに三角点があったのかもしれない。だとしたら残念)。駐車場に戻り、多目的駐車場で頭を洗い、体を拭いてさっぱりする。
最終日はもったいないくらいの快晴で、西郷港を出るときは金峰山と大満寺山をずっと眺めていた。最後に見た姿がどちらの山も最高だった。良い思い出ができて良かった。この後、中ノ島、西ノ島、知夫里島に数回入港し、そのたびにデッキに出て写真を撮る。
境港に戻り、まず温泉に向かう。最寄りの温泉はフェリー埠頭のすぐそばだったが営業していないようだった。次は東海岸沿いにある温泉(みなと温泉ほのかみ)で、700円だったが露天もあり、温まった。
アキノキリンソウ
ヨメナ
ニオイタチツボスミレ?
ツバキ
タチキランソウ?
金峰山頂上
大満寺山
金峰山
白島崎駐車場
白島海岸の案内
最初に見たマルバタケブキ
海岸に下る道
寿仙崖
マルバタケブキ
カタバミ
ナデシコ
白島崎の展望台
白島崎:松島、沖ノ島、白島
白島崎の案内
イソギク
沖ノ島、白島、小白島
白島海岸:松島、沖ノ島、白島、小白島
白島崎灯台
沖ノ島(鳥居の先)