上越・菱ヶ岳 ゴンドラ頂上からモノクロの世界へ

新潟県上越市  1,129m  2019年3月24日

新潟百名山

407

あの山は雪がすっかり融け

ヤブツバキやウメの花

この山はまだ雪に閉ざされ

頂上は真っ白な雪世界

でも、麓にはもう春が近づいている

✿✿✿✿✿

上越インターを降り、でかい雪だるまの道の駅やすづかに寄った時も雨で、しかも雪が全くない。スキー場に雪はあるのか不安になってきた。ところが、道脇に雪が出てきたと思ったらべったり雪がつき、スキー場はボーダーやスキーヤーでにぎわっていた。こいつは驚いた。雪はあるところにはあるんだ。

今回ツアーで初めてスキー・ブーツを履き、ザックをしょい、スキーを担いでゲレンデに向かう。

まばらな広葉樹の林を抜け、すっかり雪に埋まった頂上に着く。頂上の北側に小屋が埋まっていた。三角点や頂上標識も深い雪に埋もれているのだろう。森閑として音の無いモノクロの世界。

シールを外して滑走開始。短い距離だったが、数ヶ所でショートターンを楽しむ。頂上駅からのコースはアイスバーン気味のザラメという感じで、よく滑る。

駐車場に戻ると、いつの間にか晴れて菱ヶ岳が見えていた。それは少し右を向き、はるかな高みからスキー場を見下ろしていた。

いつの間にか晴れて菱ヶ岳が見えていた。それは少し右を向き、はるかな高みからスキー場を見下ろしていた。

すっかり雪に埋まった頂上に着く。森閑として音の無いモノクロの世界。

でかい雪だるまの道の駅やすづか

夏の菱ヶ岳

12:05 駐車場発12:14 ゴンドラ乗車12:42 ゴンドラ頂上駅発、シール12:54 スノー・モービル・トレース13:23 菱ヶ岳・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ゴンドラ頂上駅から41分        ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・駐車場から1時間18分13:35 菱ヶ岳発、滑走13:44 ゴンドラ頂上駅・・・・・・・・・・・・・・・・ゴンドラ頂上駅から1時間2分            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・駐車場から1時間39分

HHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH

上越インターを降り、R253を東に向かい、R403を南に下り、でかい雪だるまの道の駅やすづかでトイレに寄った時も雨で、しかも雪が全くない。スキー場に雪はあるのか不安になってきた。ところが、道の駅やすづかからキューピッド・バレイまでの5.5㎞、標高差250mの間に、道脇に雪が出てきたと思ったらべったり雪がつき、スキー場はボーダーやスキーヤーでにぎわっていて、手前の駐車場には満車の看板まで出ていた。こいつは驚いた。雪はあるところにはあるんだ。この先は冬季閉鎖になっているR403の左がゲレンデ、右が駐車場だが、満車の駐車場に空スペースを見つけ、そこに駐車。車の中でスキーウェアに着替え、今回ツアーで初めてスキー・ブーツを履き、ザックをしょい、スキーを担いでゲレンデに向かう。

3,000円の午後券をシニア2,700円で購入し、ゴンドラに乗る。リフトに乗っている人の方が多そうだったが、ゴンドラは独り占めで登る。ゲレンデの全景が見えていたが、菱ヶ岳の頂上は雲に隠れていた。その雲の中のゴンドラ頂上駅に到着。この巨大な三角形の建物は、昨年夏に信越トレイルを歩いたときに見ていたが、今回は残念ながら、ゴンドラ頂上駅から信越トレイルの稜線は見えなかった。

頂上駅の外は、コースがロープで囲われていて、ロープの外はスキー場の外、自己責任という表示があった。つまり、そこが登山スタート地点ということだ。シールを貼って歩き出す。右手(西)に菱ヶ岳の頂上が盛り上がっているが、その頂上東斜面は急で登るのは難しかろう。南を回っていくことにし、南に向かう踏み跡をたどる。冷たい風が吹いていて寒いので、ネックウォーマーをかぶり、ローシュ・グローブの内にインナー手袋をはめていく。その踏み跡は徒歩パーティのものらしく、まっすぐ南に向かっていた。それは途中で西に向かうスノーモービルのトレースを横切って更に南に向かい、どうやら信越トレイルに向かっているようなので、南に向かって急な登りになる地点で踏み跡を外れ、北西に向かう。

やがてさきほどのスノーモービルのトレースに遭遇し、今度はそのトレースを辿る。それは急なところを避けて頂上まで続いており、おそらく登山ルートを示すためにつけられたものなのだろう。まばらな広葉樹の林を抜け、すっかり雪に埋まった頂上に着く。頂上の北側に小屋が埋まっていたが、北側は切れ落ちているので*、小屋の正面には回れず。周囲の立木にも目印は見当たらないが、ここが最高地点に間違いない。雪のてっぺんにストックを立て、菱ヶ岳の頂上を認定。三角点や頂上標識も深い雪に埋もれているのだろう。霧に閉ざされていて視界が全くないのが残念だが、森閑として音の無いモノクロの世界。

*「頂上直下に山名の由来である輝石安山岩の断崖」(ヤマケイオンライン)

シールを外して滑走開始。コスモス・シューズのバックルを3つ目までだとやや緩く、最初はへっぴり腰の滑走。霧で雪面が良く見えないが、少し慣れてきて、登りトレースを外れてやや急なところでショートターンを試みる。雪は湿っていて、平坦な新雪は滑らない。短い距離だったが、数ヶ所でショートターンを楽しむ。やがて踏み跡との合流点となり、その後はストックで押してゴンドラ頂上駅。頂上駅から見えた見上げるような急斜面を滑ってみたかったが、こんなに視界が悪いのではやむを得ない。頂上駅からのコースはアイスバーン気味のザラメという感じで、よく滑る。ボーダーやスキーヤーに混じってトロトロと滑り、急なところでは飛ばすが、いつのまにか麓のあたりまですっかり霧に覆われていた。

まだ14時だったので、あと2回ゴンドラに乗り、同じところを滑る。リフトに乗って別のところも滑ってみたかったが、下では雨になっていると思われる、重い雪が降っていたので、ゴンドラにしておく。滑走終了し、駐車場に戻り、すぐ隣の雪だるま温泉に行き、車の中で着替えていると、いつの間にか晴れて菱ヶ岳が見えていた。それは少し右を向き、はるかな高みからスキー場を見下ろしていて、昨年夏に何度も目にした姿だった。少し青空も見え、頂上にあの埋まっていた小屋の一角も見えていた。この後はまた雲がかかり、菱ヶ岳が見えていたのはこのときだけ。チケットを買ったときにもらった温泉の100円割引で、雪だるま温泉は500円。ここには昨年夏にも2回入っていた。スキー場に面した露天からも菱ヶ岳が見えていたと思う。

道の駅やすづかの雪だるま

上越インターを降り、R253を東に向かい、R403を南に下り、でかい雪だるまの道の駅やすづかでトイレに寄った時も雨で、しかも雪が全くない。スキー場に雪はあるのか不安になってきた。ところが、道の駅やすづかからキューピッド・バレイまでの5.5㎞、標高差250mの間に、道脇に雪が出てきたと思ったらべったり雪がつき、スキー場はボーダーやスキーヤーでにぎわっていて、手前の駐車場には満車の看板まで出ていた。こいつは驚いた。雪はあるところにはあるんだ。この先は冬季閉鎖になっているR403の左がゲレンデ、右が駐車場だが、満車の駐車場に空スペースを見つけ、そこに駐車。車の中でスキーウェアに着替え、今回ツアーで初めてスキー・ブーツを履き、ザックをしょい、スキーを担いでゲレンデに向かう。

R403の渡って駐車場からゲレンデへ

キューピット・バレイのゲレンデ

ゴンドラに乗る

3,000円の午後券をシニア2,700円で購入し、ゴンドラに乗る。リフトに乗っている人の方が多そうだったが、ゴンドラは独り占めで登る。ゲレンデの全景が見えていたが、菱ヶ岳の頂上は雲に隠れていた。その雲の中のゴンドラ頂上駅に到着。この巨大な三角形の建物は、昨年夏に信越トレイルを歩いたときに見ていたが、今回は残念ながら、ゴンドラ頂上駅から信越トレイルの稜線は見えなかった。

大きな三角形のゴンドラ頂上駅

警告表示

霧の中を行く

頂上駅の外は、コースがロープで囲われていて、ロープの外はスキー場の外、自己責任という表示があった。つまり、そこが登山スタート地点ということだ。シールを貼って歩き出す。右手(西)に菱ヶ岳の頂上が盛り上がっているが、その頂上東斜面は急で登るのは難しかろう。南を回っていくことにし、南に向かう踏み跡をたどる。冷たい風が吹いていて寒いので、ネックウォーマーをかぶり、ローシュ・グローブの内にインナー手袋をはめていく。その踏み跡は徒歩パーティのものらしく、まっすぐ南に向かっていた。それは途中で西に向かうスノーモービルのトレースを横切って更に南に向かい、どうやら信越トレイルに向かっているようなので、南に向かって急な登りになる地点で踏み跡を外れ、北西に向かう。

スノー・モービルのトレースを辿る

雪に埋まった小屋

やがてさきほどのスノーモービルのトレースに遭遇し、今度はそのトレースを辿る。それは急なところを避けて頂上まで続いており、おそらく登山ルートを示すためにつけられたものなのだろう。まばらな広葉樹の林を抜け、すっかり雪に埋まった頂上に着く。頂上の北側に小屋が埋まっていたが、北側は切れ落ちているので、小屋の正面には回れず。周囲の立木にも目印は見当たらないが、ここが最高地点に間違いない。雪のてっぺんにストックを立て、菱ヶ岳の頂上を認定。三角点や頂上標識も深い雪に埋もれているのだろう。霧に閉ざされていて視界が全くないのが残念だが、森閑として音の無いモノクロの世界。

菱ヶ岳頂上

菱ヶ岳頂上と雪に埋まった小屋

頂上からの滑走

シールを外して滑走開始。コスモス・シューズのバックルを3つ目までだとやや緩く、最初はへっぴり腰の滑走。霧で雪面が良く見えないが、少し慣れてきて、登りトレースを外れてやや急なところでショートターンを試みる。雪は湿っていて、平坦な新雪は滑らない。短い距離だったが、数ヶ所でショートターンを楽しむ。やがて踏み跡との合流点となり、その後はストックで押してゴンドラ頂上駅。頂上駅から見えた見上げるような急斜面を滑ってみたかったが、こんなに視界が悪いのではやむを得ない。頂上駅からのコースはアイスバーン気味のザラメという感じで、よく滑る。ボーダーやスキーヤーに混じってトロトロと滑り、急なところでは飛ばすが、いつのまにか麓のあたりまですっかり霧に覆われていた。

ゴンドラ頂上駅

ゲレンデの滑走

見えてきた菱ヶ岳

頂上の小屋

菱ヶ岳

まだ14時だったので、あと2回ゴンドラに乗り、同じところを滑る。リフトに乗って別のところも滑ってみたかったが、下では雨になっていると思われる、重い雪が降っていたので、ゴンドラにしておく。滑走終了し、駐車場に戻り、すぐ隣の雪だるま温泉に行き、車の中で着替えていると、いつの間にか晴れて菱ヶ岳が見えていた。それは少し右を向き、はるかな高みからスキー場を見下ろしていて、昨年夏に何度も目にした姿だった。少し青空も見え、頂上にあの埋まっていた小屋の一角も見えていた。この後はまた雲がかかり、菱ヶ岳が見えていたのはこのときだけ。チケットを買ったときにもらった温泉の100円割引で、雪だるま温泉は500円。ここには昨年夏にも2回入っていた。スキー場に面した露天からも菱ヶ岳が見えていたと思う。

菱ヶ岳

再び隠れはじめた菱ヶ岳

雪だるま温泉

夕日

夏の菱ヶ岳(2018年7月16日)

夜明け前の菱ヶ岳(伏野峠より)

ゴンドラ頂上駅

信越トレイルから見る菱ヶ岳とゴンドラ頂上駅

雪だるま温泉から見る夏の菱ヶ岳