鋸山 歴史の道、雨の花旅

新潟県・中越  765m  2020年8月16日

新潟百名山

521

雨予報の日、花を目当てに鋸山に向かう。

明るくなってきた空には低い雲がかかり、鋸山もすっぽり雲の中。まあ、花を見に行くことにしよう。まだ雨は降っていなかったが、タフを首にかけ、レインウェアの下を履いていく。

駐車場で最初に見た花はダイコンソウとピンクのカタバミ。登山道を進むと白いヨメナ。濃いピンクはマルバハギかな。林の中の道は遊歩道の名のとおり歩きやすい。

橋を渡った先に滝見場への案内があり、そこから少し登った先に「鳥滝」への分岐があり、緑の中に元気よく流れる滝が見えた。

沢沿いのあたりから黄色の細長いキンミズヒキ、小さいブルーのツユクサ、それに白いゲンノショウコがいくつも咲いていた。

三合目のベンチの先で開けたところに出て、そこから鋸山の一角(538m峰?)が見えていた。濃い緑の深い山並み。雨が降り出したのはその後。この後はもう風景は見えなくなる。

カラマツソウに似た白い毛のような花はボタンヅル?(それともセンニンソウ)だろうか?「大モミジ」の標識のあるところには、横に寝た数本の幹が重なっていて、ベンチのよう。開きかけのニッコウキスゲに再びゲンノショウコ。その先で灌木トンネルをくぐっていく。

花立峠には石標に石像、ベンチがあった。昔はここを通って東西を行き来していたのだろう

鋸山の頂上直前で石仏に遭遇。そしてその先で北側が開けた鋸山頂上に到達。一等三角点、祠と方位盤に頂上標識。頂上標識についた小さな鐘を鳴らしてみる。丸い小さな窓だけの古い祠にお参り。

古い峠に石仏と祠は歴史を感じさせるものだった。こんな雨の日に登った鋸山のことも良い思い出になるだろう。

三合目のベンチの先で開けたところに出て、そこから鋸山の一角(538m峰?)が見えていた。濃い緑の深い山並み。雨が降り出したのはその後。もう風景は見えなくなる。
花立峠の標識
ゲンノショウコ
キンミズヒキ
ボタンヅル(センニンソウ?)
石仏
丸い小さな窓だけの古い祠にお参り
5:39 登山口P発 5:54 橋を渡る 6:01 鳥滝 6:24 大モミジ 7:17 花立峠 7:49 鋸山・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登り2時間10分 8:01 鋸山発 8:26 花立峠 9:01 大モミジ 9:19 橋を渡る 9:29 登山口P・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・往復3時間50分

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雨予報の日、花を目当てに鋸山に向かう。鋸山の登山口は長岡からR352の先にあり、登山口の先でR352は途切れている。地図によると、そこから3㎞ほど南でR352が再開しているので、これからこの間をつなぐのだろう。明るくなってきた空には低い雲がかかり、鋸山もすっぽり雲の中。まあ、花を見に行くことにしよう。R352の終点手前に広い駐車場があり、その南端の花立峠登山口近くに駐車。まだ雨は降っていなかったが、タフを首にかけ、レインウェアの下を履いていく。広い駐車場の北東端にトイレがあったのでそれを使いに行くとそこにも登山口があり、すぐ先に天狗清水という水場があった。その先は南端の登山口に繋がっているようだった。駐車場で最初に見た花はダイコンソウとピンクのカタバミ。登山道を進むと白いヨメナ。濃いピンクはマルバハギかな。林の中の道は遊歩道の名のとおり歩きやすい。だが足が重く、えらく調子が悪い。低山ゆえの暑さや湿度のせいかもしれない。沢の音が聞こえ、鋸山はその沢の向こう側らしいので、いずれその沢を渡るのだろう。水量が多く、渡渉はしんどそうだと思ったが、立派な橋がかかっていた。橋を渡った先に滝見場への案内があり、そこから少し登った先に「鳥滝」への分岐があり、緑の中に元気よく流れる滝が見えた。沢沿いのあたりから黄色の細長いキンミズヒキ、小さいブルーのツユクサ、それに白いゲンノショウコがいくつも咲いていた。三合目のベンチの先で開けたところに出て、そこから鋸山の一角(538m峰?)が見えていた。濃い緑の深い山並み。

雨が降り出したのはその三合目のベンチの先で山並みを見た後だったと思う。この後はもう風景は見えなくなる。レインウェアの上を着込む。頭には麦わら帽子。その上にレインウェアの帽子をかぶればよかったのかもしれないが、麦わら帽子のままで通す。三合目から登山道はやや険しくなり、やがて尾根道となって峠に向かって登っていく。カラマツソウに似た白い毛のような花はボタンヅル?(それともセンニンソウ)だろうか?「大モミジ」の標識のあるところには、横に寝た数本の幹が重なっていて、ベンチのよう。開きかけのニッコウキスゲに再びゲンノショウコ。その先で灌木トンネルをくぐっていく。そうしてたどり着いた花立峠には石標に石像、ベンチがあった。昔はここを通って東西を行き来していたのだろう。道はその先で東に向かって下っていくが、その脇に鋸山に向かう道への分岐があった。そこからの登山道はやや歩きにくくなるが、傾斜は大したことはなく、いくつかのマイナーピークを越えていく。鋸山の頂上直前で石仏に遭遇。そしてその先で北側が開けた鋸山頂上に到達。一等三角点、祠と方位盤に頂上標識。頂上標識についた小さな鐘を鳴らしてみる。景色がさっぱり見えないのが残念。丸い小さな窓だけの古い祠にお参り。また雨が降ってきたが、座って5分間休んでから頂上を発つ。古い峠に石仏と祠は歴史を感じさせるものだった。こんな雨の日に登った鋸山のことも良い思い出になるだろう。

帰りは淡々と下り、時々、往路で撮った花をもう一度写しながら歩く。帰りに初めて写したのは黄色い小さなサワオトギリ?にキスミレ。サワガニが歩いていた。駐車場が近づくと車がやってきたが、そのまま帰っていった。もしかすると市街地は晴れていたのかもしれない。着替えて車を出し、雨が降っていたのでトイレの手前に停めて寄っていく。

天狗清水


花立登山口


ダイコンソウ


ピンクのカタバミ


ヨメナ


マルバハギ

沢を渡る橋


鳥滝


キンミズヒキ


ツユクサ


ゲンノショウコ

ボタンヅル(センニンソウ?)


大モミジ


ニッコウキスゲ

ゲンノショウコ


灌木トンネル


花立峠


花立峠の標識


石仏


鋸山の頂上


鋸山の一等三角点


鋸山の頂上標識


丸い小さな窓だけの古い祠にお参り


サワオトギリ


キスミレ


サワガニ

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