鳥取県 1,188m 2020年2月21日
中国百名山
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リフトの背後に夏道の入口があった。「花見山探勝路」とある。その道にはわずかに雪が残り、坂には階段がついており、楽しい散策となる。
コルまで下り、その先の緩い登り返しを進むと、東屋のある花見山頂上に着く。そこには頂上標識二つに大きな一等三角点があった。
東の空にはすっかり晴れ上がった青空の下に壁の姿の大山が見えていた。東屋の椅子の上にあがってその姿を何度も撮影。
せっかく花見山に来たのに全く花はなし。だが、花見山から下り、温泉に向かって南に進んでいるとき、黄色い花がたくさん咲いているのに気づき、少し先に停車して歩いて見に行く。それはやはりフクジュソウだった。
フクジュソウは花の百名山の最初の山、高尾山に出てくる花だが、田中澄江は高尾山でフクジュソウを見ていない。父親の思い出のフクジュソウを見たのは高尾山から下っただいぶ離れたところだった(*)。だから、私が花見山の帰りにフクジュソウを見たことを花見山といっしょに語ってもいい訳だ。
(*)高尾山 フクジュソウ 「はっと息をつめた。一瞬にして金色のものが足許を走り去るように思った。フクジュソウが咲いていた。杉の根元の小笹の中に一本だけ、たしかに野生の形の・・・黄も鮮やかな花をひとつつけていた。」(「花の百名山」)
温泉から広島・阿佐山方面に向かうと、再び西側から真横に花見山を見る。なだらかな二つのピークが並ぶ穏やかな山。でも、私はこの山をフクジュソウを見た山として思い出すだろう。
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この日の花見山にはまったく雪とスキーは期待していなかった。だから、スキー場に雪がなく、リフトも止まったままでも困惑はしなかった。スキー場への道の途中に崖崩れ(沢筋?)があったが、狭い迂回路を通過でき、スキー場の中の雪のない舗装路を登り、最後は雪がわずかに残るゲレンデの中の道をゲレンデ・トップ直下まで達する。舗装路の終点から更に進んだのは、車の轍があったからで、その轍はゲレンデ・トップ直下から引き返していた。私はそこに駐車し、この日のためにもってきた夏靴(モンベル)を履き、場違いなピッケルストックを持って歩き始める。
雪の消えかけたゲレンデには刈り取られた笹原のような感じ。スキーブーツでなく、夏靴なのでさっさと登っていき、リフト・トップに着く。駐車地点の先にも車道は続いていて、リフト・トップの南側を東から西に回り込み、リフトの下をくぐってリフトトップまで登ってきていたようだ。リフト・トップの先、百メートルくらい先にピークが見えていて、それが花見山の南峰。そこから本峰は1㎞強先にある。尾根にはまったく雪がなく、灌木が生い茂っていて夏靴でも苦戦しそう。だが、リフトの背後に夏道の入口があった。「花見山探勝路」とある。その道にはわずかに雪が残り、坂には階段がついており、楽しい散策となる。
南峰を過ぎたさきで行く手の花見山の頂上が見えた。こっちと同じ雪の消えた丸いピーク。コルまで下り、その先の緩い登り返しを進むと、東屋のある花見山頂上に着く。そこには頂上標識二つに大きな一等三角点があった。西の眼下に見えている目立つ山は大倉山。その向こうには山々が連なり、特徴のあるのは船通山かもしれない。そして東の空にはすっかり晴れ上がった青空の下に壁の姿の大山が見えていた。滑走した弥山沢は反対側の北側で、見えているのは南側。東屋の椅子の上にあがってその姿を何度も撮影。
全く疲れていなかった(歩いているときはそうでもなかった)が、一応東屋内に座り、まだ熱いホットレモンを時間をかけて飲み干す。それから名残惜しいが帰路につく。帰りは自分の踏跡を見ながら歩くが、往路のときよりもだいぶ雪が溶けていた。せっかく花見山に来たのに全く花はなし。だが、花見山から下り、温泉に向かって南に進んでいるとき、黄色い花がたくさん咲いているのに気づき、少し先に停車して歩いて見に行く。それはやはりフクジュソウだった。この花を見るのは初めてだが、写真や映像で何度か見たことがある。民家の脇に古い石板があり、そのまわりの斜面いっぱいに黄色いフクジュソウの群落が咲いていた。春もスキーに行く私にとって、フクジュソウを見るのは無理だと思っていた。フクジュソウは花の百名山の最初の山、高尾山に出てくる花だが、田中澄江は高尾山でフクジュソウを見ていない。父親の思い出のフクジュソウを見たのは高尾山から下っただいぶ離れたところだった(*)。だから、私が花見山の帰りにフクジュソウを見たことを花見山といっしょに語ってもいい訳だ。
(*)高尾山 フクジュソウ 「はっと息をつめた。一瞬にして金色のものが足許を走り去るように思った。フクジュソウが咲いていた。杉の根元の小笹の中に一本だけ、たしかに野生の形の・・・黄も鮮やかな花をひとつつけていた。」(「花の百名山」)
帰りに寄ったいぶきの里という温泉はスキー場と同じ場所にあり、その小さなスキー場のゲレンデには雪があり、わずかな雪の上で子供たちが遊び、リフトも動いていてボーダーたちが何人か滑っていた。温泉は(800円だったかな)浅いが熱い露天があり、まずまず。温泉から広島・阿佐山方面に向かうと、再び西側から真横に花見山を見る。なだらかな二つのピークが並ぶ穏やかな山。でも、私はこの山をフクジュソウを見た山として思い出すだろう。
花見山
この日の花見山にはまったく雪とスキーは期待していなかった。だから、スキー場に雪がなく、リフトも止まったままでも困惑はしなかった。スキー場への道の途中に崖崩れ(沢筋?)があったが、狭い迂回路を通過でき、スキー場の中の雪のない舗装路を登り、最後は雪がわずかに残るゲレンデの中の道をゲレンデ・トップ直下まで達する。
雪がほとんどないゲレンデ
舗装路の終点から更に進んだのは、車の轍があったからで、その轍はゲレンデ・トップ直下から引き返していた。私はそこに駐車し、この日のためにもってきた夏靴(モンベル)を履き、場違いなピッケルストックを持って歩き始める。
リフト・トップ
雪の消えかけたゲレンデは刈り取られた笹原のような感じ。スキーブーツでなく、夏靴なのでさっさと登っていき、リフト・トップに着く。駐車地点の先にも車道は続いていて、リフト・トップの南側を東から西に回り込み、リフトの下をくぐってリフトトップまで登ってきていたようだ。リフト・トップの先、百メートルくらい先にピークが見えていて、それが花見山の南峰。そこから本峰は1㎞強先にある。
花見山探勝歩道入口
尾根にはまったく雪がなく、灌木が生い茂っていて夏靴でも苦戦しそう。だが、リフトの背後に夏道の入口があった。「花見山探勝路」とある。その道にはわずかに雪が残り、坂には階段がついており、楽しい散策となる。
花見山・南峰頂上
南峰付近から見る花見山
???
花見山頂上の東屋
南峰を過ぎたさきで行く手の花見山の頂上が見えた。こっちと同じ雪の消えた丸いピーク。コルまで下り、その先の緩い登り返しを進むと、東屋のある花見山頂上に着く。
一等三角点
そこには頂上標識二つに大きな一等三角点があった。西の眼下に見えている目立つ山は大倉山。その向こうには山々が連なり、特徴のあるのは船通山かもしれない。そして東の空にはすっかり晴れ上がった青空の下に壁の姿の大山が見えていた。滑走した弥山沢は反対側の北側で、見えているのは南側。東屋の椅子の上にあがってその姿を何度も撮影。
大山
大山と頂上標識
東の景観: 大山、烏ヶ山、宝仏山、皆ヶ山、毛無山、金ヶ谷山
西の景観: 道後山、大倉山、鬼林山、船通山、玉峰山?
八重桜公園の石標
全く疲れていなかった(歩いているときはそうでもなかった)が、一応東屋内に座り、まだ熱いホットレモンを時間をかけて飲み干す。それから名残惜しいが帰路につく。帰りは自分の踏跡を見ながら歩くが、往路のときよりもだいぶ雪が溶けていた。
フクジュソウ
せっかく花見山に来たのに全く花はなし。だが、花見山から下り、温泉に向かって南に進んでいるとき、黄色い花がたくさん咲いているのに気づき、少し先に停車して歩いて見に行く。それはやはりフクジュソウだった。この花を見るのは初めてだが、写真や映像で何度か見たことがある。
フクジュソウの石仏斜面
民家の脇に古い石板があり、そのまわりの斜面いっぱいに黄色いフクジュソウの群落が咲いていた。
フクジュソウ
春もスキーに行く私にとって、フクジュソウを見るのは無理だと思っていた。フクジュソウは花の百名山の最初の山、高尾山に出てくる花だが、田中澄江は高尾山でフクジュソウを見ていない。父親の思い出のフクジュソウを見たのは高尾山から下っただいぶ離れたところだった(*)。だから、私が花見山の帰りにフクジュソウを見たことを花見山といっしょに語ってもいい訳だ。
フクジュソウ
フクジュソウ
(*)高尾山 フクジュソウ 「はっと息をつめた。一瞬にして金色のものが足許を走り去るように思った。フクジュソウが咲いていた。杉の根元の小笹の中に一本だけ、たしかに野生の形の・・・黄も鮮やかな花をひとつつけていた。」(「花の百名山」)
花見山
帰りに寄ったいぶきの里という温泉はスキー場と同じ場所にあり、その小さなスキー場のゲレンデには雪があり、わずかな雪の上で子供たちが遊び、リフトも動いていてボーダーたちが何人か滑っていた。温泉は(800円だったかな)浅いが熱い露天があり、まずまず。温泉から広島・阿佐山方面に向かうと、再び西側から真横に花見山を見る。なだらかな二つのピークが並ぶ穏やかな山。でも、私はこの山をフクジュソウを見た山として思い出すだろう。