神居尻山 オヤマノリンドウとウメバチソウ

北海道・道北 947m 2020年9月11日

北海道百名山

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Aコースというのはとんでもなく長い道だった。それは神居尻山の北側に外輪山のように張り出した尾根の上の道で、緩いアップダウンを進む。

赤い実はオオカメノキ?道脇の赤いのはミズヒキだろうか。赤いネジリバナに白いヨメナ。北の樹間には雲海の上に黄金山らしき山影がぼんやり見えていた。

Aコースは長い尾根道をアップダウンを繰り返しながら進む。やがて林を抜けて視界が開けるが、残念ながら霧で視界は無し。「風は芸術家」という掲示がある865m峰の手前あたりからオヤマノリンドウが現われる。

やがて行く手に標識が見えてきて、それは神居尻山とピンネシリの分岐点だった。紫色のトリカブト。

細尾根を進むとウメバチソウの白い花。そして避難小屋が現われた。中は手前が狭い土間の広い板張りの部屋になっていた。

避難小屋から更に進み、ついに神居尻山頂上に到達。これで14年を経てやっとこの山に登ることができた。三角点に頂上標識に立派な方位盤。東側には雲がかかっていたが、西側の雲は切れていて、山並みと緑の森、その手前にBコースの尾根が見えていた。

P6・842mから見る神威尻山は緑に包まれ、右側(南側)が切れ落ちた姿。手前にP6に続く吊尾根を伸ばし、右奥にはピンネシリに続く縦走尾根が見えている。左奥には辿ってきたAコースの尾根があるのだが、標高が低いためほとんど見えていない。

林の中の結構長い道を快調に歩き、ついに車道脇の登山口に到着。そこから車道をしばらく歩くと、道脇にゲンノショウコがたくさん。アカツメクサにツユクサも咲いていた。


 P6・842mから見る神威尻山は緑に包まれ、右側(南側)が切れ落ちた姿。手前にP6に続く吊尾根を伸ばし、右奥にはピンネシリに続く縦走尾根が見えている。左奥には辿ってきたAコースの尾根があるのだが、標高が低いためほとんど見えていない。
 細尾根を進むとウメバチソウの白い花。
 「風は芸術家」という掲示がある865m峰の手前あたりからオヤマノリンドウが現われる。
 車道をしばらく歩くと、道脇にツユクサ
  7:13 AコースP発  8:00 P1・513m  9:51 P4・860m「風は芸術家」10:06 分岐880m10:19 避難小屋10:29 神居尻山・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・登り3時間16分10:46 神威尻山発11:03 P6・842m12:03 Bコース登山口320m12:20 AコースP・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・周回5時間7分

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移動の翌日、4時起床にしたのは、神居尻山には簡単に登れるだろうと思ったからだ。黄金山に登った時もだいぶ遅く道の駅を出た。登山口のある道民の森には浜益に向かう道を西に向かい、途中で南に入る。道民の森は広く、最初に入った大きな駐車場には先客の車が一台いたが、たぶん登山ではないだろう。登山口の道標が見当たらなかったが、それらしい道をもう少し奥まで走り、そこでAコース登山口を見つける。2006年に途中まで登った時はもう少し先からだと思ったが、その先で未舗装路になったので引き返し、Aコースの駐車場に停め、Aコースに入る。7:13。

この日は晴(曇時々晴だったかも)のはずだが、朝は曇で風も吹いていた。おまけにAコースというのはとんでもなく長い道だった。それは神居尻山の北側に外輪山のように張り出した尾根の上の道で、緩いアップダウンを進む。日が照っていないためか足の調子はよく、緩い登りを普通に歩き、きつい登りも息を整えながら休まずに登る。案内図には登山でない散策路(遊歩道)がいくつも記載してあった。登山道はA、B、Cとあり、Aは5.9㎞もある。これでは午前中に戻るのは不可能。Bコースにしとくべきだったか。まあ、仕方ない。樹間から南に神居尻山の裾が霧に霞んで見えていたが、登るにつれて霧が濃くなり、全く見えなくなる。分岐に出ると、左が散策路、右が神居尻山。ここまでは散策路と共用だったようだ。赤い実はオオカメノキ?道脇の赤いのはミズヒキだろうか。赤いネジリバナに白いヨメナ。北の樹間には雲海の上に黄金山らしき山影がぼんやり見えていた。Aコースは神居尻山の西から大きく北をまわり、東に回り込んで頂上に至る。北を回るとき、いったん車道に出会うとあったが、そこに着くと、バンが一台、停めてあった。ここから登ったのだろうか。黄色いオオハンゴンソウ。

Aコースは長い尾根道をアップダウンを繰り返しながら進む。登りの時もあまり速度は遅れない。薄い赤のヨツバヒヨドリに黄色のアキノキリンソウ。9:00前に着いたベンチで最初の休憩。今日はパンは無し。ナッツの残りを食べる。やがて林を抜けて視界が開けるが、残念ながら霧で視界は無し。「風は芸術家」という掲示がある865m峰の手前あたりからオヤマノリンドウが現われる。やがて行く手に標識が見えてきて、それは神居尻山とピンネシリの分岐点だった。ピンネシリにも行ってみたかったが、3㎞以上あるようなので止めておく(翌日、ピンネシリ頂上から神居尻に向かう道は閉鎖されていた)。紫色のトリカブト。細尾根を進むとウメバチソウの白い花。そして避難小屋が現われた。中は手前が狭い土間の広い板張りの部屋になっていた。避難小屋から更に進み、ついに神居尻山頂上に到達。これで14年を経てやっとこの山に登ることができた。三角点に頂上標識に立派な方位盤。東側には雲がかかっていたが、西側の雲は切れていて、山並みと緑の森、その手前にBコースの尾根が見えていた。

神居尻山からのBコースの下りはかなりの傾斜だった。途中にあるピークに展望台とCコース分岐がある。「緑のダム」の掲示があり、「水がたまっているのが見えますか?」とあるが、ダムはどうやら水が少なく、茶色の側面が見えていた。P6・842mから見る神威尻山は緑に包まれ、右側(南側)が切れ落ちた姿。手前にP6に続く吊尾根を伸ばし、右奥にはピンネシリに続く縦走尾根が見えている。左奥には辿ってきたAコースの尾根があるのだが、標高が低いためほとんど見えていない。P6からBコースの細尾根の下りもかなりの傾斜。そこを登ってくる女性の二人連れがいた。私は下っているからいいが、登るのは大変だろう。この間、ずっと右上に神居尻山が見えていた。やがて細尾根は林の中に下っていく。14年前はどのあたりで引き返したのだろう。「オオカメノキ」という掲示があったが、その近くで見たのはノリウツギだろうか。林の中の結構長い道を快調に歩き、ついに車道脇の登山口に到着。Aコースで記入した登山者カードの切取線で切り取った下山カードを出しておく。そこから車道をしばらく歩くと、道脇にゲンノショウコがたくさん。アカツメクサにツユクサも咲いていた。駐車地点に着き、着替えてから大きな駐車場のトイレの近くまで移動し、トイレに寄って手と顔を洗ってからパソコンを起動。天気予報によると明日と明後日は晴(曇時々晴だったかも)、その後は雨。そこで翌日はピンネシリに登ることにし、カーナビを設定。

道民の森からは浜益温泉よりも道の駅北竜の方が少し近いので、そこで温泉に入る。500円。ヒマワリのキーホルダーを記念に購入。

 登山道Aコース入口

 

オオカメノキの実


ミズヒキ


雲海に浮かぶ黄金山?

 


ネジリバナ

 

ヨメナ


林道出会い


オオハンゴンソウ


 ヨツバヒヨドリ

 



アキノキリンソウ

 

「風は芸術家」

 


オヤマノリンドウ

 


ピンネシリへの分岐表示

 


トリカブト

 



避難小屋


神居尻山の頂上標識と三角点


 登山道案内

 



方位盤


ウメバチソウ


P6のCコース分岐標識

 


「緑のダム」

 


パノラマ景観図

 


青山ダム

 


神居尻山

P6・842mから見る神威尻山は緑に包まれ、右側(南側)が切れ落ちた姿。手前にP6に続く吊尾根を伸ばし、右奥にはピンネシリに続く縦走尾根が見えている。左奥には辿ってきたAコースの尾根があるのだが、標高が低いためほとんど見えていない。

 

神居尻山

 神居尻山

 ノリウツギ

 

「オオカメノキ」


ゲンノショウコ


アカツメクサ

 


ツユクサ